最後の最後までハッピーな気持ちに

メンバーを代表してゆめが気持ちを伝えると、「Our Music」を聴かせてくれた。ビジョンに歌詞が映し出され、ファンも一緒に口ずさんだり、その歌詞の意味を噛みしめたりして、そのメッセージをみんなで共有し一つになることができた。

アンコールではうれしいお知らせが伝えられた。一つ目は、6月7日からファンクラブ「竹の子族」がスタート。ホームページもリニューアルし、ファンクラブ限定のコンテンツも設けられた。二つ目は7月2日に渋谷クラブクアトロで3周年記念ワンマンライブ開催が決定! デビュー日当日ということでメンバーにとってもファンにとっても思い出深いライブになりそうだ。そして8月19日にイベントライブ「エンドレスサマー」が1年ぶりに開催されることも決定した。

アップテンポな楽曲を畳み掛け、間にミディアムテンポの楽曲も挟むなど緩急のある流れの本編もあっという間に感じられたが、ピアノのイントロも印象的なメロディックな楽曲「幽玄テリトリー」、祭囃子を思わせるサウンドの「原宿サニーデイ」、“グッバイさよならじゃないよ”というフレーズも印象的な「バンチャラ」でメンバーの自筆メッセージ付きの金テープが舞う演出で締めくくったアンコールの流れも素晴らしく、最後の最後までハッピーな気持ちにさせてくれた。

アンコールを含めて全19曲を全力でパフォーマンスしてくれた7人。7月のワンマン、9月の3度目のメジャーデビューなど、楽しみが増えた今、メンバーがもっと豆粒に見えるぐらい大きな会場でのライブをするという目標を達成するためにも、勢いはさらに加速していきそうだ。

取材・文=田中隆信

公演を終えてのインタビューを読む

(2/5)