木下:そのイベントに響さんが誘ってくれて、すでに知り合ってたハルさんもいたんで「やってみたい!」って。
そのときに伊東さんがギターを弾いてくれてたんですけど、響さんから「伊東くんが何でもっと日の目を見ないかわからん」とか「伊東くんのギターめっちゃ好きやねん」とか事前に聞いてたんで楽しみにしてたんですよ。
でもイベントのとき、伊東さんは私に一言も喋らないんですよ!!!

伊東:そうやったっけ〜

木下:そうですよ!ギターおもしろいけど、言葉喋らないし、怖〜と思って。

奥田:ギターで全部語っちゃってるんだよ(笑)

木下:一言も喋らないけど、でも1回一緒にやってみたいですって言って、そこからの付き合いです。

奥田:なるほど。そういう順番なんですね。

木下:そこから響さんに奥田さんを紹介してもらいました。

奥田:ちょうど1年くらい前ですよね。

吉澤:『えっちなこと』という楽曲のアレンジャーをお願いして。

奥田:そのときは完全に初対面でしたね。

木下:私は一方的にNONA REEVESを知っていて。
響さんとその話もしてたんですよね。響さんが「『えっちなこと』のアレンジャー、奥田さんとかどう?」みたいな。
で、「できたらうれしい!」ってなって。

奥田:光栄です。

木下:まさかのビルボードでも一緒に演奏できるっていう。

奥田:半分、押しかけ女房的な(笑)

一同:(爆笑)

木下:自分が奥田さんと一緒にライブするとか全く想像してなくて。

奥田:僕も全くそんなこと考えてなかったんですけど、吉澤くんから「キーボーディスト、いい人いませんか?」っていうメールが来て、まあ、半分冗談、半分本気くらいの感じで、「もし見つからなかったら俺やろうか?」みたいな。

吉澤:いやいや、「もし見つからなかったら」とかじゃなくて、「僕どうですか?」でしたよ(笑)

木下:その話、めっちゃうれしかったですよ!

吉澤:僕は奥田さんがライブで鍵盤弾いてるとか知らなかったので…

奥田:いや、弾いてないんですけどね(笑)弾いたことなくはない、くらいの感じです。
『悪い友達』のエレピ弾きたいっていう欲望が、あれを初めて聴いたときからあって。それだけのためと言っても過言ではない、くらいの立候補です!

木下:めっちゃうれしいです!

木下:私は人間関係がよく切れるでおなじみやのに。ほんまに1年でも長いくらいなんで。
でも自分が一緒にやりたいと思える人と繋がることができたんで、それがありがたいです。それだけみんなに伝えとく(笑)

岡部:そういう意味ではだいぶ続いてるよね。

木下:かなり! 自分から切る場合もあるし、相手からも切れていって、それってお互いに繋がれなかったっていうことなんで。
その中でもちゃんと一緒にやりたいなと思える人たちとやれることができてるんで、すごくありがたいです。

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