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LIVE MASTERS

大木伸夫(ACIDMAN)

2017.07 GUEST大木伸夫(ACIDMAN)

テーマ理想のLIVE

菅野:菅野結以が@FMからお届けしています新番組『LiveFans』
今月のマンスリーゲストは、ACIDMAN大木伸夫さんです!よろしくお願いします。

大木:よろしくお願いします。

菅野:最終週です!LIVEの話を色々聞いてきたんですけど、最後なので何を聞こうかと思ったんですけど…。

大木:趣味でもいいですよ。キャンプです!

菅野:ここへきて…(笑)。キャンプいくんですか?今の時期いいけども…(笑)。LIVEの話を聞きたいんですよ!20周年を経て、大木さんにとっての理想のLIVEというのは何なんだろうっていう…。

大木:そうですねぇ、本当にLIVEっていうのは不思議なもので、1週目にも言ったんですけど、体で受け止める。耳だけじゃなくて、目でもそうだし、体でもそうだし、本当に行かなきゃ分からないじゃないですか。そしてやっている側も本当にやらなきゃわからないんですよね、これは。どんなに練習してもミスる場合もあるし、思いっきりミスっても最高だったときもあるし、むしろミスったりしたほうが良かったりとか、だけど逆に完璧にできたほうがやっぱり良かったなと思う日があったり、そして自分がすごくいいパフォーマンスができたと思ってお客さんもすごく感動してくれたと思ってもそれを後で冷静に聞いてみると全然できていなかったりとか…。もう何にも答えがなくて…一番理想としているのはやっぱり自分が最高だったとまず思った後に、スタッフとかメンバーもうそうだし、お客さんもみんなが最高だったと言ってくれて、そして後々聞いてもこれ以上のものはできないな、歌えないな、弾けないな、というのができたら最高なんですけど、たぶん永遠にそんなことって起きないじゃないですか。

菅野:今までは一度も?

大木:その瞬間はあるんですよ。もうこれ以上できないわぁっていうくらい決まったー!よっしゃー!となって結構いい気持ちのまま打ち上げをバーンとやるんだけど、次の日その音源を聞くと、その乾杯のすべてに謝りたくなるぐらい恥ずかしくなってくる…。「俺はあんなに何をしてたんだ、恥を晒した!昨日の居酒屋では俺は恥を晒しただけだ!」っていう風に…(笑)。なので一度もないですね。その瞬間はいっぱいあるけれど、ずっと酔いしれるようなものは1ミリもできていないので、だからこそ良いんだと思うんですよね。

菅野:だからこそ続けられているんですね…。ACIDMANは小さいライブハウスから始まり今では大きなアリーナまで、本当にあらゆる規模だったり、大木さんはソロでも色んなところに参加されたりとか、色んな形のLIVEを経験していると思うんですけど、1番好きなLIVEのコンディション、こういう場所、こういう人たちと、とかあります?

大木:そうだなあ…。でもやっぱり1番はZEPPのハコがすごく好きですね。ZEPP TOKYOが、まぁ東京に今住んでいるので、ZEPP TOKYOが一番好きですけど…。

菅野:ホームな感じ?

大木:そう、ホームな感じ。景色と音の感じもそうなんですけど…。ホールって席があるところは昔は嫌いだったんですけど今は大好きになりまして…。年とともに、なんかこう、ひとりひとりのお客さんの顔がよーく見える。そしてその音がしっかり届いているような感じがするというか、ぐしゃっとならないんだけど、だからこそぐしゃっとならないからちゃんと届けなければいけないというのが好きだし、ACIDMANって別プロジェクトというか自分たちの曲をリアレンジしてアコースティックのLIVEツアーも回っているんですけど、その時は完全にホールなんですね。ちょっと小綺麗な格好をしてシーンとした空間で出るあの緊張感…コンサートですよね。それがたまらなく好きで、もうどんどん俺をそうさせてくれ、もっと静かにしてくれっていうくらい…。

菅野:最終週にして急にすごいMっ気が…(笑)。

大木:そう、ドMの瞬間が…たまらなく好きですね、あの興奮が(笑)。緊張もしないんですよ、もう楽しくて。シーンと…もっと静かにしてもっと俺を煽ってくれみたいな…。

菅野:そこからの1音目、ジャーンッといく時すごく気持ちよくないですか?

大木:そう、一昨年にアコースティック・ツアーをやって、その時に俺がひとりで出て行って、最初に浄化の音というか《コーン》と音を鳴らす儀式のようなことをやりたかったので、ベルを鳴らすんですよ。よく瞑想の時に鳴らすような音なんですけど、それを《コーン》と鳴らすところから始めるんですね。それを録音して、録音と同時にギターを弾き始めるという結構難しいことをやっていて、あまりにも緊張していないし興奮させろ静かにしろみたいなMっ気が出たばっかりに4公演目くらいのときに《カン》ってなって…もう大失敗なんですよ、1発目。それを録音しているから《カン》って響く…でも何もなかったかのように1回それを消してまた《コーン》って鳴らして…。「ほら言ったろ大木」ってもう1人の俺が…。すぐ調子に乗る(笑)。

菅野:いいですね(笑)。そんなLIVEの形もあるんですね。

大木:色んなのがありますね。だから全部大好きです。ファンの方とコミュニケーションがそこでしか取れないじゃないですか。実物と実物で。そこで目に見えないエネルギーって絶対に人間って出ているんですよ、体から…。それで色んなものをいただいて、色んなものを交換しあうというのは、かけがえのない、それ以上ないと思うんですよ。エンターテインメントというこの美しいエネルギーを交換しあうってLIVE以外に俺はあんまり感じたことがないので…。

菅野:観に行く方もその一夜のその2時間だけで1ヶ月くらいずっとフワフワした気持ちで生きていけたりもするし、明日からもちゃんとやっていこうっていうそういうエネルギーをもらえる場って他にないですよね。

大木:そうですよね。

菅野:あと、私すごく気になることがあるんですけど、大木さんがLIVE前に必ずすることとか…ジンクス的なものってあったりしますか?

大木:ジンクスというかルーティーンはいっぱいありますよ。前日から始まりますね。お風呂の入り方とか…。

菅野:えっ、入り方違うんですか?

大木:入り方も変えますね、いつもとは。時間帯もそうだし、当日も必ずお風呂に入るんですけど、45度の熱い風呂に一瞬だけ入って、でもそこにちゃんと入浴剤を…1個決めているのがあってノド・鼻をリラックスさせるようなやつを入れて…っていうのをやってますね。メンバーと出るときも必ず円陣を組んで、(Dr.の浦山)一悟くんとかすぐ寝ちゃうんで…LIVE中に。ほぼ高木ブーなんですよ、一悟くん。ほぼ一緒なんです。髭が生えてるか生えてないかくらいで(笑)、寝ちゃうんですよ。(円陣で)「寝るなよ、寝るなよ」って言って、「オー!」って言って出てく…(笑)。

菅野:「寝るなよ」って出ていくの可笑しい(笑)。前日から儀式しているのに…ギリギリに「寝るなよ」なんですね(笑)。

大木:(笑)。色々とやってますね、ルーティーンとしては。

菅野:へぇー、お風呂大事なんですね。

大木:まぁ、体を目覚めさせる、声帯を開かせる。

菅野:なるほど。他のアーティストのLIVEとかって行かれたりします?

大木:行くんですけど、僕はやる方側にまわって以降観るのはあまり好きじゃなくなっちゃいましたね、もう。影響受けちゃうし、みんなカッコいいし、フェスでよく観るんです、僕は。たぶん一番観てるんじゃないかな、フェスで他のバンドのLIVEを。袖で観たり、表で観たり…全部が羨ましくて、いつも。だから観るのがあまり好きじゃないです。無理やり観てる(笑)。

菅野:その気持ち何でしょうね?さらっと「あーみんなカッコよかったー!」と観れない、そのいまだに悔しいと思うような気持ちがあるのがたぶんACIDMANの凄さなんだろうなって今感じました。

大木:全然です、とりあえずもう何にもないなーと思いながらいつも…。カッコいいなあいつら、建志(Dragon AshのKj)ってカッコイイなぁ、なんであいつカッコいいんだろうなぁって(笑)。

菅野:イイ話…(笑)。みんなフェスで観られてますよ、大木さんに(笑)。そして、そんな色んなバンドも出るフェスがありますね。11月23日(木・祝)に開催されますACIDMAN20周年LIVE・さいたまスーパーアリーナ「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」。いよいよもうすぐ情報解禁の日が近づいてきてますね。

大木:そうですね、順調に。3日後(7月26日)がシングル発売日なんですけれどそれと同時に第1弾アーティストを発表させてもらえたらなと思ってますね。

菅野:楽しみ。これはホームページとかSNSで?

大木:そうですね、色々な方法でアップしたいなと思ってます。

菅野:はい。チケットの発売は8月26日ということで、詳しくはACIDMANのオフィシャルサイトをチェックしてください。ということで4週にわたりありがとうございました!すごい大木さんの人柄が見えて…「俺はロックスターじゃない」とこんなにも言い切れるロックスターがいるんだと…(笑)。

大木:居酒屋上がりのオッさんだー!

菅野:(笑)。親しみやすい。そんなところがカッコイイなと思いました。では最後に1曲ACIDMANの曲をお届けしたいなと思うんですが…。

大木:そうですね…以前ファンの方に投票してもらった時に1位に輝いた曲“ALMA”という宇宙をテーマにした曲がありますので、それを聞いてください。

菅野:はい、それでは“ALMA”をお届けしてのお別れです。今月のマンスリーゲスト、ACIDMANの大木伸夫さんでした。ありがとうございました!

大木:ありがとうございました!

ACIDMAN20周年LIVE

SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI"

SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI"

2017/11/23 (木) @ さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)
[出演者]ACIDMAN

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Setlist

  1. SE:最後の国(introduction)
  2. 1.新世界
  3. 2.FREE STAR
  4. 3.ミレニアム
  5. 4.赤橙
  6. 5.最後の星
  1. 6.世界が終わる夜
  2. 7.ある証明(ACIDMAN, 谷中敦, 加藤隆志)
  3. 8.飛光
  4. 9.ALMA
  5. 10.Your Song

ARTIST INFORMATION

大木伸夫(ACIDMAN)

1997年結成、大木伸夫 (Vo&G)、 佐藤雅俊 (b)、 浦山一悟 (dr)からなる3ピースロックバンド。2002年メジャーデビュー。
“宇宙”を感じる壮大な詩の世界、様々なジャンルの音楽を取り込み、“静”と”動”を行き来する幅広いサウンドで支持を集める。
今年2017年は、バンド結成20周年を記念し、地元さいたまスーパーアリーナで、11月23日にACIDMAN初主催となるロックフェスティバル、SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI” を開催する。

■7/26 20th Anniversary第3弾シングル「ミレニアム」を発売
■11/23 SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”@ さいたまスーパーアリーナ

RELEASE

NEW SINGLEミレニアム(初回限定盤)

ミレニアム(初回限定盤)

2017.07.26 Release
ユニバーサル ミュージック

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ABOUTLiveFans Radio

近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。