ＣＨＡＩ：OK！

菅野　　：じゃあまずはユナちゃんからいきましょうかね。ユナちゃんが今まで一番衝撃・影響を受けたLIVE、お願いします！

ユナ　　：私が今まで一番衝撃を受けたLIVEはTOTOで、数年前に名古屋市公会堂であったLIVEなんだけど、外国のバンドのアーティストを観たのが初めてで、音源とは違ってコーラスワークとかもうめっちゃ広がってるし、音源も広がってるんだけど、生でみたら、も～～っと広がってて、曲もすごくグルーヴィー。なんて言うんだろう…ちゃんと音楽なんだよね。

菅野　　：あと10秒！

ユナ　　：初期メンバーとは違っても代々受け継がれていく音楽だった。

菅野　　：3、２、１…。

ユナ　　：もうね、大好き！

菅野　　：終了～！大好き頂きました（笑）。渋い！初めて観た洋楽バンドがTOTO！アメリカのAORな代表的なバンドですけど。

ユナ　　：何曲か知ってて、全部は知らず、ちょいちょい知ってる段階で観に行ったんだけど。

菅野　　：観に行くきっかけは何だったんですか？

ユナ　　：“Africa”っていう曲が大好きで。すっごい大好きで、有名だし絶対やるかなと思って、そのイチかバチかに賭けて行ってみたらアンコールの一番最後にやって、締めくくりが“Africa”だったからもう号泣しまくって、すごくいいLIVEだった。

菅野　　：2時間焦らしに焦らされて、最後…。

ユナ　　：最後イントロ流れたときに、やっと来たって！

菅野　　：よかった！思い出のLIVEなんだ。続いて、カナちゃんいきましょうか。よろしいでしょうか？

カナ　　：はい。よろしいです。

菅野　　：カナちゃんの今まで一番衝撃・影響を受けたLIVE、どうぞ！

カナ　　：SuperorganismのLIVEです。ほんとにめっちゃ最近のLIVEで、LIVE観たとき、音源も聞いてもそう思っていたけど、CHAIが今やりたいことをやってるなってすごい思って、なんか悔しかったんですよ。悔しいというよりか本当に衝撃なのと、圧倒されすぎて口がポカーンと開いちゃって（笑）。こういうのを私たちやりたいんだって思ったんですよ、そのときに。

菅野　　：音源を聞いてるときから結構これは近いなと？

カナ　　：そう。ほんとに大好きで、LIVEを観てこうやってLIVEやるんだとか思いつつ、こういうことがしたいっていうのを思い知らされたというか、ほんとに悔しいと楽しすぎたのと衝撃で、今こういうことが表現したいっていうのはすごいあります。

菅野　　：残り10秒…。

カナ　　：ほんとに大好き！もう。Oronoちゃん（Superorganismのヴォーカル）早く会いたい！

菅野　　：（笑）。３、２、１、終了～！確かにめちゃめちゃ相性良さそう。対バンしてほしい！

カナ　　：したい～！

菅野　　：（Superorganismは）ロンドンが拠点なんですよね？

カナ　　：そうそう。

菅野　　：初めての来日？！私もめちゃめちゃ行きたかったんだけど行けなかったんだよなぁ。

ユナ　　：フジロック来まするよね？

カナ　　：ぜひみんな観てほしい。

菅野　　：楽しみ！やりたいことが近い人たちを見るのって、楽しいけど悔しいっていうすごい複雑な気持ちに…。

カナ　　：ほんとにカッコいいなと思って。ああいう音いれたい！こういう表現がしたい！っていうのが溢れてきちゃうくらい。

菅野　　：創作意欲を刺激された？

カナ　　：刺激されました！

菅野　　：素晴らしい。いいですね。では続きましてユウキちゃんいきますか。ユウキちゃんの今まで一番衝撃・影響を受けたLIVE、どうぞ！

ユウキ　：私が一番衝撃を受けたのは、去年のフジロックのLIVEでやっていたThe xx。

菅野　　：おぉ！観た！

ユウキ　：あぁ！観た？本当に感動して、震えて、脳みそまで鳥肌がきた感じがして、何だろうな…人間味があらわになるLIVEで、あの空間は本当に幸せだった！

菅野　　：あの日、（The xxのヴォーカル＆ギター）ロミーがめちゃめちゃエモくなかった？

ユウキ　：あー！良かった！感動しちゃって、愛が形になって表れた感じが気がした。

菅野　　：あの3人の絆がね…。あ、やばい、すごい私が喋っちゃった！もう時間なくなっちゃった。３、２、１…。

ユウキ　：楽しかったー！

菅野　　：つい喋っちゃった…（笑）。

ユウキ　：喋っちゃうよね。あれは良かったもん。

菅野　　：しかも初めての一番大きいGREEN STAGEで。その前に来たときがWHITE STAGEでやってて…。

ユウキ　：そうなんだ！それは知らなかった。

菅野　　：でもたしかにThe xxってすごいミニマルな音楽なのにめちゃめちゃ人間くさくて…。

ユウキ　：そうなの！クールかと思いきや、ちゃんと人間がやってるからいいんだなっていうのがすごい伝わってきて。

菅野　　：しかもLIVEを観ないとわからない感じの。

ユウキ　：壁作られてる系かなと思ってたら違ったから、なんかもうグサグサに刺さった。しびれた～、あれは！

菅野　　：この2017年のフジロックはCHAIも出てた？

マナ　　：「ROOKIE A GO-GO」のステージに出てて。

菅野　　：そのステージも私は観てました！Gorillazを途中で抜けて観てました。

ＣＨＡＩ：嬉しい！

菅野　　：ヘッドライナーとかぶってるけど今年のルーキーは絶対CHAI観なきゃってずっとマル付けて観ましたよ～。

ＣＨＡＩ：嬉しい！ありがとう～！

菅野　　：ここでまた会えて嬉しい！そんなエモいフジロック2017でした。じゃあ最後、マナちゃんいけますか？

マナ　　：はい！

菅野　　：じゃあマナちゃんの今まで一番衝撃・影響を受けたLIVE、どうぞ！

マナ　　：私は今年のアメリカツアーでSXSWに出たときに同じステージのトリをやっていたESGっていうバンドで、今たぶんオリジナルメンバーが1人しか残っていない古いバンドの3人の女の子なんだけど、もうおばあちゃんでほぼ歩けてなくて真ん中で歌ってて、家族でバンドやってたの…ほかの2人がいなかったから。だけどすごいパワフルで、お客さんもいっぱいで、もう音楽がパッションなの！ずっと笑い声がマイクに入ってるの。おばあちゃんの。ずっと笑ってるだけなんだけど、あとカウベル叩いたりとか、適当なラップをしたりとか、そういうリズムでもっていくLIVEにあまりにも衝撃を受けて踊りながら泣いてた。

菅野　　：うわぁ、すごい！想像しただけでもグッときた！あと5秒！

マナ　　：LOVE！大好き！

菅野　　：LOVE頂きました～。すごい、おばあちゃんになって…。それは（CHAIの）みんなで観てたの？

マナ　　：そう、みんなで観てた。前から3列目くらいで踊りまくってた。むちゃくちゃ良かった！

菅野　　：それを観たことで自分のステージに影響されたこととかありますか？

マナ　　：やっぱり踊れなきゃダメなんだなって思った。無理やり踊らせようと思ってもあれはできないぐらいの雰囲気作りが、そのおばあちゃんが上手だった、すごく。憧れだったからずっとESGが。初めて観れて、あんな踊れるものだとは思ってなかったから。

菅野　　：そのパッションが人を踊らせるっていう。

マナ　　：笑い声１つで踊らせれるんだなって。

菅野　　：いい話～！…ということで、衝撃・影響を受けたLIVE、みんなのを伺ってきましたけど、そのLIVEのセットリストの中からまた1曲だけしかかけられません。

ユナ　　：じゃあ、私！

菅野　　：まさかのユナちゃん？！（笑）。

ユナ　　：はい、私！TOTOで“Africa”。

ARTIST INFORMATION

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CHAI

ミラクル双子のマナ・カナ、そしてユウキとユナの最強のリズム隊の4人組、ニュー・エキサイト・オンナバンド。

誰もがやりたかった音楽を全く無自覚にやってしまったという非常にタチの悪いバンドで、17年1stアルバム「PINK」をリリースし、日本テレビ系「バズリズム02」の「コレはバズるぞ2018」では1位にランクイン。

人気インディーレーベルBURGER RecordsよりUS盤をリリースし、2度目のUSツアーも大成功！

彼女たちに触れた君の21世紀衝撃度No.1は間違いなく“NEOかわいい”、CHAIだよ！