山本彩、初のホールツアー地元大阪で涙のファイナル!

2017/11/24
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11月22日、大阪・オリックス劇場で山本彩初のホールツアー、『山本彩 LIVE TOUR 2017~identity~』がファイナルを迎え、7都市8公演を無事、完遂した。10月4日にリリースした2枚目のオリジナルフルアルバム『identity』を携え、10月20日の広島公演からスタート。約1ヵ月のツアーを経て、地元大阪で満員のファンに迎えられて見事ゴールした。

チームSYと名付けられたバンド編成でのホールツアー。山本自ら作詞作曲を手掛けたアルバム収録曲『JOKER』で幕を開け、エレキギターやアコースティックギターの演奏とエネルギッシュなボーカル、そしてバンドメンバーとの息の合ったサウンドで聞かせ、約2時間30分にわたって観客を魅了した。

バラード、ポップス、ロックと楽曲のジャンルは多岐にわたる。いしわたり淳治との共作で、アルバムに収録されているバラード曲『陸の魚』では、深海を思わせる真っ青な照明に染まったステージの中央で、水中の揺らめきを想起させる表現力で歌い上げた。

また、阿部真央が手掛けたアルバム収録曲『喝采』や、舞台を縦横武人に駆け抜けて盛り上げた『Let’s go crazy』など、弾けるようなロックの楽曲では、会場をあおり、観客全員を音楽に乗せてゆく。ホールという広い空間をぎゅっと凝縮させてゆく山本、距離感がぐんと近くなる。時空を緩急自在に操るそんな姿は、このツアーで確かなアーティストパワーを身につけ、また、一人のシンガーソングライターとしても如実に成長していることを表していた。

伝えたいこと、届けたい思いはとめどない。本編最後の楽曲『サードマン』を歌う前には、「自分のやっていることに悩んで、気持ちが落ちてしまった時期もあったけど、それを抜け出せたのは音楽と、支えてくれる全ての皆さんの愛ある優しい言葉でした。今度は私が、自分の声で、自分の歌で、自分の力でみんなを励ますことができたらと思って、こんな曲が『identity』に入っていたらいいなと思って作りました」と素直な心情を打ち明けた。

その気持ちに拍手で応えるファン。そしてしっかりと耳を傾ける。そんな気持ちのやり取りが何とも愛おしい。山本はしきりに「ライブはステージの自分たちだけでは作れない。みんながいてくれるから完成するもの」と言葉にしていた。その言葉どおり、観客のリアクションがさらにライブに厚みや深みを持たせ、彼らの声なしでは成立しない場面が幾度もあった。

アンコールでは改めて「1公演、1公演、楽しくて、吸収するものしかなかった。成長させてもらいました」とツアーを振り返った。自身が作詞作曲を手掛けた楽曲を「子ども」と称す山本、「まだまだ見てもらいたい景色も、聞いてもらいたい思いもたくさんあります! まだまだ“子どもたち”をたくさん生んでいきたいです!」と、このツアーを通じて歌いたい曲もさらに宿っていると話した。

そして「いつかアリーナでライブするのが夢です! 石橋を叩かないと渡れない性格なので時間がかかるかもしれないけど、1歩1歩前進していきたいと思います!」と夢の約束を交わし、いきものがかり・水野良樹が作詞作曲をしたアルバム収録曲『春はもうすぐ』ほか、全3曲をアンコールで絶唱。ついにホールツアーをやり遂げた山本、思わず涙があふれ「最高のツアーで、自信をつけさせてもらいました。これからも前だけを見て進んでいくしかないです」と声を振り絞った。

この夜が終わってしまうことを惜しむように、幕が下りてもその前から去ろうとしない山本。会場からは地鳴りのような「彩コール」が沸き上がっている。そんな観客たちの声に応え、再び幕が上がった。「このツアーを涙のままで終わらせるわけにはいきません!」とWアンコールに突入! 最後はもう1回、歌って、暴れて、楽しんでほしいとライブで最高潮の盛り上がりを見せた『Let’s go crazy』を演奏、これまでにない一体感を醸し出した。

そして最後は全員で1本締めを。「音楽で1つになれるのが、本当になりたかった自分です。これからもその姿をお見せできるよう、私の姿に期待してください!」と、一息つく間もなく未来へと走り出した。
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【セットリスト】
JOKER
レインボーローズ
どうしてどうして
Wings
彼女になりたい

雪恋
陸の魚
喝采
疑問符
ひといきつきながら
ゆびきり
ヒトコト
スマイル
Let's go crazy
何度でも
サードマン
<アンコール>
夢の声
春はもうすぐ
メロディ
<Wアンコール>
Let’s go crazy

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