×

ダイナミック琉球 熱唱甲子園!!

UK.PROJECTの新旧が混ざり合い濃密な1日となったUKFC on the Road2018大阪公演のライブレポート公開!

2018/08/11
11001102_680_453
7月8日(日)名古屋の池下CLUB UPSETにて初日がスタートした「UKFC on the Road 2018」。二ヶ所目は、大阪の心斎橋CONPASS。東京は下北沢にある事務所兼レーベル「UK.PROJECT」主催による当イベントは、所属アーティストを中心にしたラインナップで夏の定番イベント。今年は名古屋公演を皮切りに大阪、下北沢、そして新木場までツアーは続く。東京以外で開催されるのは2014年以来であり、今回は若手バンド中心のラインナップになっている。

11001126_680_453
午後5時開演。opening actは、福岡は久留米のaint。昨年開催の「UK.PROJECT」主催のオーディション「Evolution!Generation!Situation!Vol.2 supported by Eggs」にてグランプリを獲得した彼ら。ニシダ コウキ(Vo.Gt)の「よろしくお願いします」という挨拶に被る様に乗っかる清風(B)のスクリームがとにかく新鮮であり、とにかく惹きつけられる。ラウドやミクスチャーでなく、ギターロックにスクリームは或る意味、発明ではなかろうか。「UK.PROJECT」所属のBIGMAMAの金井政人プロデュースで、6月13日にタワーレコード限定で発売されたシングル「Moondrop」も披露。「楽しい気持ちにさせたりとか出来んバンドだけど、あなたに寄り添う事はできますので」と話して、ラストナンバー「Alnitia」へ。充分に印象付けられたopening actであった。

<aintセットリスト>
1.君のこと
2.明日が来るまで
3.催花雨と踊り子
4.Moondrop
5.Alnitia

11001151_680_453
二番手はthe telephones/lovefilmのフロントマン石毛輝が新たに昨年立ち上げたプロジェクトYap!!!。今回のイベントジングルも担当する石毛だが、登場するやいなや「UKFC大阪~、踊ろうぜ~!!」と甲高い声で叫ぶ。この甲高い声でダンスロックをぶちかましていく様は、the telephones時代から聴いてる身としては誠に感慨深い。石毛はVo,Gt,Syn,Programmingを担当するが、Yap!!!がthe telephonesと大きく違うのは同期を使用する事。新曲「Well,whatever」などスリーピースバンド+同期で、グルーヴ感が加速していく模様がわかる。客席のリアクション具合に「俺の方を見てくれない! 声高いよね?!」と石毛は笑わしつつも、「基本的に暗いし、暗いとこを照らしていきたい!」と言い切ったのも潔かった。9月5日に2枚同時発売されるミニアルバムとコラボレーションepも本当に楽しみである。

<Yap!!!セットリスト>
1.If I’m a Hero
2.Ahhh!!!
3.Too Young for Love
4.Well, whatever
5.Story Of boring man(Live ver)
6.Dancing in Midnight

11001516_680_510
三番手はpolly。越雲龍馬(Vo&Gt)の繊細な声に、ゆらめきを感じるサウンドだが、疾走感もあるので、観ていると自然に巻き込まれていっている事がわかる。「美しい」は、シンセも加わり、より彩りがあり、曲名まんまだが、本当に美しいナンバー。特筆すべきは、4曲目の新曲からラストへの流れ。越雲本人もMCで「ナイーブなんですよ」と言っていたが、それに対して「えっ?!」と疑うくらいのエモーショナルさがあり、最初からブッ飛ばす疾走感がある。新機軸なのか元々持っていたものなのか、どちらにしても、とにかくヤバさだけは伝わってくる。間髪入れず、「バースデイ」、「狂おしい」と続いて、フィニッシュは決めの音で場内暗転。ただただ、クールでかっこよかった。

<pollyセットリスト>
1.生活
2.花束
3.美しい
4.新曲
5.バースデイ
6.狂おしい

11001542_680_453
開口一番に「急におっさんが出てきてビックリしてると思うけど、俺が一番ビックリしてます」と登場したのは、四番手LOSTAGEの五味岳久(Vo/B)。2004年1stミニアルバム、2006年1stフルアルバムを「UK.PROJECT」からリリースしている彼ら。古巣のイベントに出た形になるわけだが、1曲目「さよならおもいでよ」から轟音でぶちかましていく。「口ずさめるような良い曲。うかつにも良いと思うはず」と五味が話してからの「ポケットの中で」など淡々と進めてきた彼らだが、終盤「UK.PROJECT」との想い出を話し始めた。「こないだ、15年くらい前に撮ったアー写をUKから返された(笑)。返し返そうかな(笑)。でも、今自分でレーベルをやって、レコード屋をやっていて、最初のレーベルがUKで良かったなと思ってる。当時やってた曲をやって、tetoに繋げます」。そこからの「2:50」、「手紙」の威力は、とにかく素晴らしかった。古巣への恩返しとばかりのエネルギーの爆発加減…、特に「母さん」から歌われる「手紙」の衝撃は、この日のハイライトシーンにあげる人も多いだろう。

<LOSTAGEセットリスト>
1.さよならおいでよ
2.窓
3.ポケットの中で
4.コーヒーアンドシガレッツ
5.2:50
6.手紙

11001609_680_453
「UK.PROJECT」から、2018年9月にファーストアルバム「手」のリリースを発表したばかりのteto。小池貞利(Vo,Gt)が「ヘッドライナーなんてかっこいいもんじゃなく、俺らはtetoです!」と叫んでいたが、そういう活きのいいバンドがヘッドライナーというか、最後に登場してくるのは単純にワクワクする。自主制作盤に収録の「高層ビルと人工衛星」、「Pain Pain Pain」という2曲からの始まりにも関わらず、観客は全員拳を突き上げて歌っている。小池も何度も客席にダイブするわ、「お前らが歌え!」とスタンドマイクを観客に向けたりと、全力を尽くす感じが伝わってきて、その真っ直ぐさに目が離せなくなる。6曲目「忘れた」を歌う前に、小池は「聴いて1、2年くらいで盛り上がるインスタントな音楽は、どうでも良くて。それは凄いけど、俺は興味なくて。試行錯誤して作って、10年後、20年後に届く音楽をやりたいんです!」と訴えた。この言葉は、まさしく「UK.PROJECT」を表している言葉でもあり、そういうバンドたちがいる事務所兼レーベルだから、個人的にも長年好きなのだなと思いかえさせてくれた。アンコールは1分足らずで終わる「朝焼け」…と最後まで向う見ずにぶっ放してくれたteto。最高の4時間は、こうして幕を閉じた。

「UKFC on the Road 2018」ファイナル公演は8月22日に新木場STUDIO COASTにて開催され、the telephones、[ALEXANDROS]、BIGMAMA、THE NOVEMBERS、POLYSICS、TOTALFATらが出演。是非この公演も見届けて頂きたい。

<tetoセットリスト>
1.高層ビルと人工衛星
2. Pain Pain Pain
3.暖かい都会から
4.9月になること
5.溶けた銃口
6.忘れた
7. 拝啓
En. 朝焼け

(取材・文 鈴木淳史)

関連アーティスト

関連ライブ

新着情報

レポート一覧に戻る

  • 新着ニュース
  • 新着ライブレポート

音楽番組ガイド

バナー
バナー