綾戸智恵が初のコットンクラブ公演で、 極上の“JAZZ”と“トーク”を披露

2018/11/13
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去る11月2日金曜、丸の内COTTON CLUBで開催された「American Express presents 綾戸智恵 特別公演 DO JAZZ LIVE Gokko 〜Autumn Session〜」にお邪魔した。

会場に入ると、祝日の前日+金曜の夜+大人の遊びを熟知しているアメリカン・エキスプレス会員限定ということで、いつも華やかなCOTTON CLUBが、いつにも増して華やぎ、そして活気がある。
フォーマルな装いが一番楽しめる季節なので、女性はブラック・フォーマル、フラワー柄のワンピース、豪華でカラフルなドレス…。男性陣もジャケットで洒落を決め、食事とお酒を楽しみながら開演までのひと時を楽しんでいる。

定刻の21時、MCが登場し、今夜の主役・綾戸智恵を呼び込む。
大きな拍手の中、綾戸をサポートする新進気鋭のプレイヤー二人が先ずはステージに登場。ドラムとオルガンだけで素敵なJAZZをプレイする中、綾戸が登場。会場からひと際大きな拍手が上がった。だが、そこはJAZZ界切ってのユーモラスな綾戸。関西弁で「拍手、小さいなぁー」とオーディエンスを煽り、会場の熱気を更に上げる。そのままソニー・ロリンズの代表曲「OLEO」を挨拶代わりに演奏。この日は綾戸(Vo・Piano)、宮川純(Org)、山田玲(Dr)のトリオ編成で、1曲目から素晴らしい演奏だ。
綾戸は去年がデビュー20周年、今年は60歳というキャリア。だが、COTTON CLUBでのライヴは初らしいが、華やかなCOTTON CLUBが実によく似合う。ただ、華やかな空気は時としてオーディエンスを緊張させてしまいがちだが、曲間の綾戸のユーモラスなトーク(自称・瀬戸内爆笑)で、ステージとオーディエンスの距離はどんどん近づいていく。
この日は選曲も「American Express presents」ということで、「America」をテーマにした選曲。2曲目にビリージョエル「New York state of mind、3曲目はスワンプ・ロックの雄・レオンラッセルの「This Masquerade」を披露。耳馴染みの曲に、更にオーディエンスのテンションが上がってゆく。
4曲目は一転しオリジナルナンバーを披露。珈琲の焙煎師をしているという息子さんの幼少の頃を歌ったという「Get Into My Life」は明るい曲だが愛に満ちた優しい曲で会場の空気もつられて温かくなる。
ライヴのクライマックスは中盤だった。7曲目、オルガンの演奏だけをバックに歌いあげたゴスペルソングの代表曲「Amazing Grace」は最高に温かったし、8曲目、アメリカ南部の代表的ジャズナンバー「Georgia on My Mind」では黒人顔負けの太い声でCOTTON CLUBを揺らした。

そして、ライヴは一機に終盤へ。
綾戸は最近小学校に招かれてJAZZを教えることがあるらしいが、小学生に歌わせたら、みんなが大合唱した曲だという「In A Mellow Tone」を歌い出す。正直、歌詞を知っている人がどれだけいるかは怪しい。1番は綾戸が普通に歌い、さて2番。綾戸は歌詞を「あいうえおかきくけこ・・・」と「50音」に変えて歌い出す。会場は笑いに包まれながら自然に歌声があがる。綾戸らいし演出だ。近くに座っていたカップルはリラックスした空気の中、ドリンクをお代わりし、嬉しそうに乾杯をしていた。
そして「Route66」で本編は終了。だが鳴りやまない拍手に応えアンコールへ。
アンコールでは「God Bless America」を演奏し、オーディエンスから惜しみない拍手を浴びながら綾戸がステージを降り、ライヴは終了となった。
だが…。
終演後、綾戸がホワイエで希望者全員と各自記念撮影をするというスペシャルなおまけが急遽ついた。
音楽も人生は楽しく、自由だ。
そんなことを「American Express presents」のこの日の特別公演は教えてくれた。

取材・文:ジョー横溝
写真:TAWARA(magNese)


綾戸智恵プロフィール
17才で単身渡米。03年紅白歌合戦出場「テネシー・ワルツ」で話題をさらう。絶妙なトークと個性的なステージで多くのファンを魅了している。11月10日アレサ・フランクリン追悼シングルをハイレゾで配信限定リリース!2019年3月東名阪でツアー開催。

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