『ROCK AX Vol.4』DAY2、「2020年コレがバズるぞ!」に導かれた邂逅 ニガミ17才×Novelbright公式レポートが到着

2020/02/21
『ROCK AX vol.4』ニガミ17才 / Novelbright

『ROCK AX Vol.4』DAY2
2020年2月19日(水)Zepp Tokyo

ROCK AX Vol.4/DAY2公演が2月19日(水)に東京・Zepp Tokyoにて開かれNovelbrightとニガミ17才が競演し、2000人のオーディエンスを沸かせた。ROCK AXは『今、目撃するべき本物のライブを』をコンセプトに掲げて2019年1月にスタートした音楽イベントで、今回で4回目。この日のライブは前日のDAY2に続く2日目。Novelbrightとニガミ17才は、新人アーティストの登竜門と言われる日本テレビの音楽番組「バズリズム02」の"これがバズるぞ!2020"で1位と2位を獲得。今、最も勢いのある若手アーティストの競演が実現。

ニガミ17才

ニガミ17才

19時ちょうど。暗転したステージに4人が登場。ひとりは身体につけられた電飾ライトを点滅させている。照明が明るくなると、ニガミ17才のメンバーが丸椅子の上に並んで立っている。その場でボーカルの岩下優介に紹介されたメンバーがアルバム「ニガミ17才 a」収録の「A」の演奏を始め、丸椅子を降りて所定の位置に移動。通常、バンドでのドラム位置は後方だが、彼らはステージの左手で真横にセットされている。メンバー全員が各々のポジションに着くと「ライブハウスへようこそ!」のMCでスタート。なんとも奇天烈なオープンニング、呆然と見守る観客をよそに、「おいしい水」、「ただし、BGM」を立て続けに演奏。早口でマシンガンのように発信される歌詞に、ドラムとベースがゴリゴリと絡んでいく。そのグルーヴにオーディエンスも引き込まれ、気がつけば身体がリズムに反応。「ねこ子」ではキーボードの平沢あくびがティッシュケースを持って例の丸椅子の上に立ち、次々とティッシュを抜き取ってステージに撒いていく。イタズラ好きの猫がよくやるティッシュ全抜き取りだ。またしても観客唖然。

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

おしゃれ且つ変態な楽曲の表現をコンセプトに掲げられたニガミ17才、イロモノと見られがちだが、どうしてなかなか。凄まじいまでのうねりを発するリズム隊、跳ね飛び回るカッティング・ギター、80s風のどこかチープな響きのシンセサイザー。サウンドはファンクをベースにR&B、ロック、ディスコ、オルタナティブにニューウエーブと様々なジャンルの音楽が雑色的に取り込まれている。そこへ言葉遊びのような歌詞がシャワーのように舞い降りる。でも難解ではなく、あくまでもポップでキャッチー。こんなアンバランスを成立させるのは、卓越した演奏技術の裏打ちと豊富な音楽知識ゆえ。80年代に一世を風靡した米NYの変態バンド、トーキング・ヘッズをも彷彿させる。

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

ニガミ17才

圧巻はラスト・ナンバー。「最後の曲やります」と岩下が告げた時刻は19時45分過ぎ。1バンド、65分のステージだからまだまだ時間を余っている。疑問符が宙を飛び交う客席に向け『Novelbrightのファンの方申し訳ないです、15分やります!』と告げると会場からは納得と期待の大きな歓声があがる。そして「かわきもの」の演奏が始まった。ジャズのインプロビゼーションを見ているようなベースとドラムのグイグイと繰り出すグルーヴに、いつしか場内はダンスフロア状態になって揺れ出す。途中、演奏を止めちょっと休憩と、水を飲みだす岩下。「こんなにノリにくい曲をあと15分もやると思ってるでしょう」と話すと平沢あくびがセンターに出てクラッピングで客席を煽りはじめる。岩下は「今演奏してる曲は5拍子。この悪女が皆さんを誘導してるのは4拍子。ベースとドラムの上半身は5拍子、下半身は4拍子を叩いています!」と違ったリズムが同居してる不思議について説明を始める。ここからはロックのリズム、ボサノバに演歌の拍子と様々なリズムをドラムとベースが紡ぎ出し、それに合わせて岩下が「かわきもの」の歌詞を乗せていく。さながらニガミ17才の音楽実験工房だ。途中、俺も口笛出来るというところを見せます!と、「情熱大陸」の一節を口笛で披露。これは口笛世界大会で優勝したNovelbrightの竹中雄大へのオマージュ。グダグダな口笛だったが、Novelbrighファンは大喜び。後半はリズムの世界一周から、本来のアレンジに戻り15分に及んだ「かわきもの」を完奏。「今日は音楽は素晴らしいもの、楽しいものだとだけ覚えて帰ってください!」と話しステージを降りた。最後に残った平沢あくびから「ありがとうございました!バイバイ♡」とキュートに告げ、オーディエンスも惜しみない拍手で送り出した。

Novelbright

Novelbright

20時22分、ROCK AX Vol.4/Day2、最後の出演アーティスト、Novelbrightの5人が大きな歓声に迎えられて登場。センターに立った竹中雄大は2000人のオーディエンスをゆっくりと見回し「Walking with you」のサビを歌い出す。美しいハイトーンボイスが場内の隅々まで響く。「みんな!こぶし上げてますか!」と間髪入れず次の曲へ。間奏では雄大が口笛世界大会優勝2回を果たした実績の口笛を披露し、客席を沸かせる。続く「フォーリン・ヴィーナス」のイントロでは「ZEPP TOKYO、初めてなので今日はフルマックスでやります!」と全力投球宣言。冒頭3曲のアップチューン・ナンバーの連打で会場のボルテージも沸点に達する勢いに。

ここからの4曲はバラード構成。「みんなの心をしっかり鷲掴みにしていきたいと思います」と紹介して歌った「夜空に舞う鷹のように」では圧巻の声量をたっぷりと聴かせ、場内も1節1節を噛みしめるように聴き入る。その光景を、マイクを離れて竹中も満足げな表情を浮かべニコニコと笑いながら見回す。「ヒカリへ」では荘厳で重厚なストリングスがに流れる中、サビのパートに移る瞬間はゾクゾクするほど美しい。客席も「Oh! Oh!」の大合唱で応える。壮大なロッカ・バラード「また明日」ではイントロで口笛を再び披露。この曲では低音域から高音域まで自在に歌い、ヴォーカリスト竹中の力量をまざまざと見せつける。「Heart voice」は英語詞の曲。ファルセット・ボイスも駆使し上質な洋楽バラード曲を聴いているよう。サビでは白昼色のバックライト照明がシャワーのように降り注ぎ、曲の荘厳さを劇的に演出する。ラストはどこまで上昇するのか観ている側が心配になるほどの驚異のハイトーンを響かせて、会場を感動の渦に包み込む。

Novelbright

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MCでは"これがバズるぞ!2020"で1位をもらったことに「飛び上がるほど、嬉しくてたまらんかった!」とファンに向けて感謝。その御礼と言ってはなんですがと、得意の口笛で「情熱大陸」を吹く。もちろんこれはさっきのニガミ岩下への返礼。これにはニガミ、Novelの両ファンから大きな拍手が上がる。

いよいよ後半、「残り3曲は思いっきりロックやります!」と最新シングル「ランナーズハイ」に突入。豪快なドライブ感溢れるロックンロール・ナンバーで場内の温度は再び急上昇。続く「Morning Light」では演奏に合わせて2000人が激しくクラッピング。このままメンバー、オーディエンスが一緒になってさらなる高みに向けて上がっていく。ラストでは全員が右腕を大きく前後に振って"Waoh Waoh!の大合唱し会場全体がひとつに。

Novelbright

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2月6日(木)の渋谷・クラブクアトロで行われた彼らのツアー千秋楽公演を観た。その日から2週間も経ってないが、この日の彼らは一回り大きくなったように見えた。クアトロは会場が狭く濃密な空間であったが、広いZEPP TOKYOではメンバー全員が悠然とステージに立ち風格すら感じ、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。大きな会場になれなるほど、その真価を発揮する。彼らはそんなバンドのようにみえる。

Novelbright

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ラストナンバーに入る前、竹中は結成して6年半、今年で7年目を迎えたことを話し始める。ZEPP TOKYOではこれまで数多くのミュージシャンのライブを見てきたが、いつか自分たちでも立ちたい憧れのステージだったという。改めて会場に集った観客にお礼を伝え「これまでもこれからも、僕たちは精一杯大好きな音楽を届ける。ただそれだけです。今年1年、少しでもみんなの救いになるような最高の音楽を、みんなと一緒に歩んで行きたいと思ってます。ラスト、気持ちを込めて歌います!」と「拝啓、親愛なる君へ」を歌う。2000人のオーディエンスがサビに合わせて歌っているのを見て竹中は、合唱の指揮をするように両腕を大きく掲げてゆっくりと左右に振り、嬉しさを全身で表現していたのが印象に残った。圧巻の歌唱と演奏で客席を圧倒し続けた60分のNovelbrightのステージは終了。このあと、ニガミ17才のメンバーを呼び出し、ステージで客席をバックに記念撮影。2日間のROCK AX Vol.4が終了。

ROCK AX Vol.4両日の公演の模様は3月20日(金)深夜、日本テレビにて放送される。放送時間は近日、ROCK AX ホームページで発表。


撮影=山内 洋枝

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