BEGIN、雨を吹き飛ばすマルシャのリズムで3,000人が大熱狂
2015/08/18BEGINが8月16日(日)、大阪・中之島GATEにて行なわれた『水都大阪2015「大阪大発見!祭りだ!祭りだ!水都村ビッグ盆」』内の「FM802 SPECIAL BON NIGHT!!」にてライブを開催。会場に集まった3000人がそのマルシャのリズムに酔いしれた。
実は8月8日(土)にFM802が主催する野外イベント『MEET THE WORLD BEAT2015』に24年ぶりに参加するも、出番直前に突然の大雨洪水警報が発令され、イベント自体が中止に。残念ながら出演は果たせなかったばかりのBEGINだが、そのリベンジともいうべき8月16日(日)の「FM802 SPECIAL BON NIGHT!!」に出演すべく、再び大阪の地に。今度こそと意気込む中、この日もBEGINのライブの時間帯に天候悪化の予報が。出番前は小雨がぱらつきはしたものの、ライブが始まる段階では一旦雨も上がった。「MEET THE WORLD BEAT2015」の無念さを晴らすべく、ステージへ上がった。
冒頭MCで比嘉栄昇(Vo)は「先週のリベンジに来ました! 今日は盆踊りということで、やぐらの上でライブをさせていただくのも初めてなので、めちゃくちゃ嬉しいです! お盆ですし、亡くなった方々の事も思いながら、みんなで楽しみましょう!」とコメント。
2拍子のマルシャ(ブラジルのマーチの意)のリズムに乗って、「島人ぬ宝」からスタート。さぁ行くぞと思いきや、なんといきなり雨が降り始めてしまった。しかし雨に怯むことなく、「三線の花」や「オジー自慢のオリオンビール」などのBEGINの代表曲のオンパレードの前半戦は約20分間、ノンストップのパフォーマンス。すべてマルシャアレンジで徐々にボルテージを上げていく。会場全体が歌い踊ると大粒だった雨も、マルシャの熱気に負けたのか完全に止み、雨上がりのきれいな夕焼けがやぐらの周りに広がり、ちょうちんの灯りとの相性が見事にマッチした抜群のシチュエーションが完成した。
後半も同じく20分。沖縄民謡に始まり、昭和の名曲「また逢う日まで」「月がとっても青いから」などを続々と披露。そしてBEGINのマルシャのステージには欠かせない、本場ブラジルのサンバカーニバルにも出演するサンバユニット“宮城姉妹"が客席に降り、観客をあおる。更にはFM802のDJ陣も後に続き、宮城姉妹の踊りに合わせ、会場が一体となった。
終盤に歌った「涙そうそう」は亡き大切な人を思って書かれた詞で、お盆という事もあって涙を流しながら聴いている人も。夕焼け空がより一層、曲を際立たせた。
このシチュエーションに比嘉栄昇は「盆踊りとやぐらのこの一体感は見たことないな。僕らはみんなとこうやって、ひと時を過ごせる音楽があればそれでいいんです。これからも楽しくやっていきましょう!」と感想を語った。またBEGINのメンバーはかねてからの高校野球の大ファンという事で、この日のライブ前に沖縄出身高校の試合があった事もあって「僕らは全国各地にツアーで行くので、どのチームも応援したくなります。甲子園もここから近いという事で皆さん、よろしければ頑張っている高校球児に大きな拍手を!」との投げかけに、客席から大きな拍手が起こった。
最後はマルシャの定番曲“バルーン"のリズムに合わせ、会場に集まった約3000人のお客さんの大きな掛け声と手拍子でこのライブは締めくくった。水都・大阪を感じる今回の会場に関して、「水に囲まれていると、なんか守られている気がしました。」と、海に囲まれている沖縄出身ならではコメントでステージを後にした。
今年の夏はまだまだ各地にBEGINは出没する。8月23日(日)には、お台場夢大陸「めざましライブ」出演、翌週8月30日(日)には「SWEET LOVE SHOWER 2015」にも出演する予定なので、是非ファンの方は各地に足を運んでほしい。
【セットリスト】
1.島人ぬ宝
2.三線の花
3.帰郷
4.愛が走る
5.バックミラーの潮騒
6.オジー自慢のオリオンビール
7.国道508号線
8.安里屋ゆんた
9.鳩間の港
10. 旅人よ
11. また逢う日まで
12. 月がとっても青いから
13. いつでも夢を
14. 笑顔のまんま
15. 涙そうそう
16. バルーン
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