うーじさんのレビュー
昨年のソロは発表が遅かったのもあって桑田さんファンが少なく、いわゆるアウェー感があり、また選曲も万人受けとはいかず、たくさんの若者が帰りました。しかし今年は最初から完全Welcome状態で全く帰りません。また選曲も大メジャーのオンパレードで、さすがの国民ソングを世代問わず堪能していました。サザンオールスターズの屋号って絶大です。ソロとはこんなに違うのかと感心すらさせられます。
最近のロッキンの客層って、ホント雑居ですよね。私たちみたいなオヤジもたくさんいる。若いロック好きが中心ですが、サザン好きのシニアやアイドルオタもたくさんいて、お客の雑居感が面白いですね。居やすいし、若者文化も吸収出来てホント楽しいです。そうですよね、始まって18年、間違いなく1つの文化となっていますよね。このグラスステージはその最高峰であり、その大トリって大事ですよね。
1曲目は「希望の轍」でしたが、この合唱感と言うのはスゴかったなぁ。みんな知ってるわけです。でも合唱出来るのはそんなにないですよ、合いの手とかお決まりはあったとしても。まさに自然発生です。山下達郎さんなんかが、客が歌うなんて御法度的な発言を以前聞いたことがありますが、時と場合によっては合唱はありだと思います。「希望の轍」の合唱の一体感は、久しぶりに震えましたよ。サザンのライブでは味わえませんね。ホント最高でした。でも、一番盛り上がっていたと感じたのは「HOTEL PACIFIC」で、若い奴らがテンパってました。何故ですかね。あと、「壮年JUMP」が意外にも盛り上がってましたね。新曲だって関係ないわけですね、ハマれば。良い方に転ぶときはこんなものなんでしょうね。
このライブは、桑田さんのテンションも久々にメーター振り切っていたと感じます。間違いなく近年最強のサザンライブだと思います。ロッキンのグラスステージって、良いですね。多分、単独ライブでは味わえない何かがあります。死ぬまでにもう一度サザンのグラス観たいし聴きたいと思いますので、桑田さんよろしくお願いします。
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- 2018/08/12 (日) 20:22