ミッキー吉野さんにインタビュー

-- ゴダイゴの、コンセプチャルなアルバムやステージを、iTunes 世代にどうアピールしていきますか?

昔と今とでは、情報の在り方そのものが違うから、それは、それなりに、としか言えないんじゃないですかね。
ただ、昔の映画でね、猿の惑星、あれで、何百年前のクルマとかいろいろ、土の下から出てきて。
そんなかんじで、CDとか、出てきたとするでしょ、その瞬間にね、風、というか、気配というか、ふっと空気を揺らすような、そういう作品を作ってきたと思っている。
そういうのは、きっと、どんなに時間がたっても、どんなに世の中が変わっても、誰かがキャッチするんじゃないかと。
で、何百年何千年たって、その誰かが、どうにかして僕らのCDを再生したら、楽しいじゃないですか。
そういうイメージを持ちながら、これからも、作っていきたいですね。

-- バンドとしてのバイタリティーの秘密、秘訣を

秘訣はね、ひらめきを忘れない、ことですかね。
皆さんも、たとえば若いころに、ミュージシャンになりたい、ライターになりたいとか、ひらめいたときがあるじゃないですか。
それを覚えている限り、戻ってこられる。
最初のひらめきを忘れない事ですね、重要なのは。

-- この先も、新しいことを期待してもいいですか?

この前、ラジオに出たときに、東京オリンピックの曲、ゴダイゴさん、作ってくださいよ、って言われて、ああ、それは面白いな、って思ったんだけど。
みんな元気だったらね、何年だっけ?7年後?

-- すぐ目の前ですよ

でもその頃僕らは70目の前ですよ(笑)
ポールマッカートニーもこの間、ロンドンオリンピックでやってましたけどね。
ともかく、ゴダイゴはメンバーが生きている限り、続きますよ。

-- 野音に関して

海外でも、ハイドパークとか、セントラルパークとか。野音もやっぱりそういうイメージがあって、都会の真ん中に、緑があって、木々の向こうにビルが見えて、青い空、と。
解放感ありますよね。
音楽ってのはやっぱり、自由とか、心の解放とか、重要なテーマじゃないですか。
今度のゴダイゴも、できるだけ、そっちに近づけて、込み入った感じの曲やアレンジは、避けようと思って。

-- おお、待望のネタばらしですか?

普段あまりやらない曲も、ちょっと考えてるんですが、どうなりますか。
レアなゴダイゴももしかしたら見られると思います、ぜひ皆さん、心の解放に、野音にお越しください。