22年小倉RW、23年みらいに続いて向谷さん念願(！)のJRホール公演となりました。オリジナルも増えたためか今回は御三方の旧所属バンド曲は締めのHalleのみ。(権利とかの関係もありそう)新アルバムではドラムを中心にややバランスが気になる箇所もありましたが、どの曲もアルバムヴァージョンを超えるアンサンブルで圧倒的でした。一部レビューで「カシオペアにはなれない」等々のコメントも散見していましたが、そもそも別バンドなんでそんな感覚は不要かと。特に桜井さんのスラップ／フィンガーピッキングの縦横無尽さには言葉を失います。個人的にはMoon Linerのベースラインに何故か名曲Looking Upを想起して嬉しくなりました。ここまでオトナげない事やって宇宙まで飛び出しっちゃったら次はどこまで行くのかと心配(？)しつつ楽しみに待ちたいと思います。

ショルダーキーボードを持った向谷さんと櫻井さんが客席に降りて通路を歩きながら演奏してくれました。 近くを通ってくれたので向谷さんの機材を見たらYAMAAHAのKX5、昭和の時代の機材です。 本来MIDIケーブル接続で本体のキーボードの音源を鳴らす機材のはずですが客席からのワイヤレスでした。 40年前の機材がこんな風に今の時代に今の技術で息を吹き返すんですね。

K3は初のLIVE、席も後ろの方だったけれど、素晴らしかった。CDでチェック済ながら、最後まで高密度なサウンド空間に圧倒された。やっぱり櫻井さんのソロは生で聴くと断然いい！