郷ひろみ のライブレビュー (36件)

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Hiromi Go Concert Tour 2017 My Dear...

2017/07/30 (日) 15:00開演 @ フェスティバルホール(大阪府)

フィジーさん

「男の子女の子」でデビューしたのは1972年8月1日。フェスティバルホールは45周年を直前に控えた郷ひろみにとって素晴らしい舞台になっただろう。白と黒のシックな衣装で登場し、94枚目のシングル「愛してる」というバラードでスタート。ここで衣装を瞬時に替え、ピンクのパンツ、白いドレスシャツに花柄のベスト、ピンクが基調のジャケット姿に。「Hallelujah,Burning Love」のカップリング曲「liar」、「男願 Groove!」のカップリング曲の「強引Love」を続けざまに歌うと客席は既に飽和状態。MCで「皆さん、素晴らしすぎる!45年、いろんなことがあったけど、支えてくれたのは皆さんです」と乗らせた後はキラ星のごとく輝くヒットメドレー。観客は「洪水の前」の振り付けを一緒に、「花とみつばち」では「ゴーゴー!ゴーゴー!レッツゴーヒロミ!」のコール。続くMCでは人間ドックを受けることを勧める郷ひろみ。脳ドックは1年に2回受けているという。人間ドックでピロリ菌が見つかったスタッフがいるそう。「でも今日はピロミ菌だよね」と笑わせた。ここからスクリーンでビジュアル感を生かした演出に。バンド演奏の間に字幕でメンバー紹介。ブルーが基調の衣装に着替えた郷ひろみは「よろしく哀愁」をシンプルなアレンジで披露。次のMCでは「あっという間の人生」の話を。去年他界したデビッド・ボウイ、ジョージ・マイケル、プリンス、ナタリー・コールなどの名前をあげ、「やりたいことはやる、会いたい人には会う」と説いた。その流れで、やはり去年亡くなったレオン・ラッセルの「A Song for You」をカバー。そしてここからは郷ひろみにしか展開出来ないショータイム。「デンジャラー☆」「セクシー・ユー」「マイレディー」「GOLDFINGER'99」というたたみかけで客席は熱狂。本編最後を最新の102枚目のシングル「スキだから」で区切りをつけた。アンコールでもサービス精神旺盛。「2億4千万の瞳」と「お嫁サンバ」で3階席まで総立ち。ラストをバラード3部作の中の1曲「言えないよ」で締めくくった。歌唱、衣装、ダンス、照明、スクリーン、トークなど細部にわたってこだわりが感じられる郷ひろみワールド。希代のエンターテイナー・郷ひろみのパーフェクトなステージであった。

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