TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018 のライブレビュー (12件)

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TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018

2018/05/26 (土)~ 2018/05/27 (日) @若洲公園 (東京都)

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山本彩

2018/05/27 (日) 17:00出演 @ SEASIDE PARK at 若洲公園(東京都)

imaさん

山本彩自身初のロックフェス出演。 開演は手拍子をしながら笑顔で登場。 しかし次の瞬間には数秒前とは別人の様に真剣な眼差しでアコギを持ち、 挨拶がわりに1曲目「喝采」のイントロをかき鳴らす。 ファンからは歓声が上がり、初見のオーディエンスからは「おいおいマジかよ」「アイドルじゃないの?」と聞こえてきそうなどよめきが起きていました。 持ち歌の中でもトップクラスのカッコ良さを魅せるこの曲。 ガッツリとオーディエンスに合いの手を入れさせ、力強く歌い上げていました。 ギターをエレキに持ち替え、続く2、3曲目は自身で作詞作曲をした「レインボーローズ」「JORKER」とロックナンバーが続く。 この2曲ではレスポールとホワイトファルコンを使い分けていて、音への拘りが垣間見れた気がします。 また彼女にしては珍しく歌詞を間違える場面もあり、緊張していることも感じ取れました。 そして4、5曲目。 しっとり聴かせる「サードマン」とCMでもお馴染みの「ひといきつきながら」 普通ならば「盛り上がりが冷めてしまうかもしれない」と避けるであろう選択。 ロックフェス初出演でこの選曲は、間違いなく彼女が仕掛けたひとつの勝負だったのだと思います。 手拍子もなく、一人一人に語りかけるような歌声はロックファンにとって新鮮に聞こえたのではないでしょうか。 傾き出した太陽の光と心地良い潮風を感じながら聴き入ってしまいました。 ここからは彼女のライブの真骨頂であり「一緒に遊んでください」の言葉が指し示すとおり、オーディエンスが参加して遊べる楽曲がラストまで3連続! 「彼女になりたい」は終盤に合唱、「スマイル」と「Let's go crazy」では、所狭しとステージを駆け回り、オーディエンスを煽りに煽って声をあげさせ、タオルを振り回す!! この一体感!! 初めてこの曲を聴いた方も楽しめたのではないでしょうか? 自分の周囲だけでも様々なアーティストのグッズタオルが乱れ回っていて、なかなかに壮観でした。 終わってみると前半5曲は「山本彩なりの自己紹介」、後半3曲は「さらに距離を詰めたい、一緒にライブで遊びたい!」という思いが込められていたのかな?と感じました。 また、限られた時間の中でのMCでは申し分程度の自己紹介と見に来てくれたオーディエンスへの感謝の言葉、そして深いお辞儀。 これは盛り上がりが最高を迎えた終演時も欠かさず、さらにオーディエンスの体調を気遣う言葉もかけてくださりました。 サポートバンドのチームSYの皆さんが奏でる音楽と一体感も素晴らしく、全員が笑顔で気持ちよくステージを楽しんでいるのがヒシヒシと伝わってきました。 まだソロアーティスト山本彩とチームSYのステージを見たことがない方、もし今後フェスで彼女の名前を見かけることがあったら1度見ていただきたいです。 興味本位や時間つぶしがてらでもいいと思います。 目と耳の肥えたロックファンから見れば、まだまだ未熟な部分もあるかもしれません。 でも機会があれば、言い方は悪いかも知れませんが騙されたと思って見てみてください。 きっと驚くのではないかと思います。 想像してたのとは違う「ソロアーティスト」山本彩のパフォーマンスに。

山本彩

2018/05/27 (日) 17:00出演 @ SEASIDE PARK at 若洲公園(東京都)

いずみさん

 METROCK TOKYO、山本彩さんのステージを観てきました。  ライブが始まる1時間前から客席前方はぎゅうぎゅう詰め。この時点で山本さんに対する注目度の高さが窺えます。  そして、山本さんが登場するやいなや、歓声が大きく沸き上がりました。  ロックフェス初参加とのことですが、そういったアウェイな空気感に飲み込まれることなく、冒頭の扇情的なロックナンバー『喝采』で アイドルのイメージを覆す堂に入ったギターボーカルでさっそく客席を煽ります。  おそらく今回のステージをご覧になった方の大半は山本さんのライブを観たことがなく、それどころかオリジナル楽曲やアーティストとしての一面も知らないという まっさらな状態で臨んだのだと思いますが、ステージ中央に向かって観客が一気に押し寄せ、遠慮なく拳を突き上げジャンプしたりと、序盤からとてつもない熱狂ぶり。本当にアウェイですかと言いたくなるほどに。  それに続く 明るく華のあるコマーシャルなポップロック2曲でもテンションを緩めることなく盛り上がり、それに続くのはスローバラード曲『サードマン』、JTのCMでお馴染みの心落ち着ける楽曲『ひといきつきながら』といったじっくり聴かせる楽曲。涼しい風がそよぐ夕暮れ時というシチュエーションも手伝って 歌心ある歌唱が優しく胸に響いてきました。  そして終盤は、コール&レスポンス曲、タオル回し曲というライブ意識のロックナンバー3曲を立て続けに披露し、盛り上がりは最高潮に。  理屈抜きにノれる楽曲も押さえつつ、山本さんの音楽性を端的に象徴する楽曲も用意されていたりと、自己紹介さながらのセットリストを組んでおり、緩急を弁えた曲配置も併せてとても良かったです。個人的にも純粋に楽しかったし、アーティスト山本彩を知らなかった方に対して最高のアピールが出来たライブではないでしょうか。  実際アイドルと並行してアーティスト活動に臨んでることもあり、アイドルの片手間として取り組んでいるのでは?という見方をされる方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、一度 山本さんのライブをご覧いただければ、彼女の音楽に懸ける本気の意志や、それだけではない底知れぬポテンシャル、既存のファンだけによる内輪的な盛り上がりに留まる存在ではないことも汲み取れるはずです。そして、何よりシンプルに楽しいですから。さらに言うと、山本さんは歌だけでなくギターも上手いです。CD音源では山本さんはギターを弾いていないので、今のところこれはライブでしか体感出来ません。  大所帯のグループにいるアイドルが一人でどんな音楽を演っているのか、そんなちょっとした興味本位でも構いません。たった一曲だけでもいいです。なんなら暇潰し感覚で来ていただいても結構です。きっとそう遠くない未来に山本さんはまたロックフェスに参加することになるかと思います。その際には是非、まだ山本さんのライブを体感したことがない方にも彼女のライブパフォーマンスをご覧いただきたいです。

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