【ジブリ雑学】誰かに話したくなる ジブリ音楽にまつわる面白雑学

【ジブリ雑学】誰かに話したくなる ジブリ音楽にまつわる面白雑学

思わず「へ~」と言いたくなる、スタジオジブリ作品の ”音楽” に関する面白雑学をまとめました!

更新日:2021/03/26

スタジオジブリはチャゲアスのPVを制作したことがある

もののけ姫の制作中、宮崎監督が作品作りでスランプに…。


そこへCHAGE and ASKAから「On Your Mark」のプロモーションフィルムの制作依頼が届きます。なぜ依頼を受けたかと言うと、スランプに陥っている宮崎監督のいい気分転換になると思ったから、とのこと。


「On Your Mark」は、映画『耳をすませば』と併映され、95~96年に行われたチャゲアスのコンサートツアー「SUPER BEST3 MISSION IMPOSSIBLE」では、会場で上映もされました。


スタジオジブリが制作した「On Your Mark」の公式プロモーションフィルム動画は、短編映像作品をまとめた「ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート」に収録されているので、是非こちらをチェックしてみてください。6分48秒という短い映像ながら、ジブリらしい見事な世界観は必見です。

ララン ラ ララ ランランラン~♪でお馴染みの「ナウシカ・レクイエム」は久石譲さんの娘・麻衣さんが歌っている

1984年に公開された『風の谷のナウシカ』の劇中音楽は、今やジブリ作品には欠かせないメンバーとなった久石譲さんが担当。


徳間ジャパンのスタッフからの推薦をきっかけに、まだ一般的に無名だった久石さんがナウシカの音楽を手掛けることになりました。


劇中に使用された「王蟲との交流」及び「ナウシカ・レクイエム」は当時4歳だった、久石さんの娘・麻衣さんが歌唱しています。

その後、麻衣さんは『崖の上のポニョ』のイメージアルバムに収録されている「ひまわりの家の輪舞曲(ロンド)」でもその歌声を披露します。

この曲がとてつもなく名曲…。麻衣さんの優しい歌声と歌詞が絶妙にマッチしていて何度も聞き返したくなる曲です。

25年にわたり宮崎監督作品の音楽を手掛けてきた久石さんが『崖の上のポニョ』の公開を記念して行った武道館コンサート「久石譲 in 武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~」では、お父さん(久石譲さん)が指揮・ピアノ、娘(麻衣さん)が歌唱という親子コラボが実現。


映像化されているのでジブリ好きは是非見て欲しい…!

「さんぽ」は紆余曲折を経て出来た曲

『となりのトトロ』の制作時、宮崎監督と鈴木プロデューサーが主題歌の作詞を誰にお願いするか悩んだ際に、2人とも中川李枝子さんの名前を挙げたそうです。中川李枝子さんは「いやいやえん」や「ぐりとぐら」の絵本で有名な児童文学作家です。


いざ中川さんへ作詞のお願いをすると、簡単にはOKを出してもらえず難航。しかし、なんとかお願いを聞き入れてもらい、作詞は中川さんに、作曲を久石譲さんに依頼を出します。


今では子供が合唱するような、全国民に愛される曲をたくさん生み出している久石さんですが、その当時は子供向けの曲を作ったことがなく、曲作りは足踏み状態に。しまいには「詞先行で曲は作れない」と鈴木プロデューサーに告げます。しかしそこはプロ。紆余曲折あったものの、何とか曲が出来上がったそうで、「さんぽ」を聞いた宮崎監督は大喜びしたとか。

『崖の上のポニョ』の主題歌は博報堂の宣伝担当者が歌っている

親子がお風呂で口ずさめるようなメロディをと、久石譲さんにリクエストして生まれたのが「崖の上のポニョ」という曲です。


鈴木プロデューサーが主題歌を誰にお願いするか考えた時に、「まりちゃんズ」というバンド名で活動をしていた博報堂の宣伝担当者・藤巻さんの顔が浮かんだそう。鈴木プロデューサー曰く、なんでもこの藤巻さんという方は働かずにのらりくらりと遊んで暮らしているとか。そんな藤巻さんをいかにして働かせるか?という課題を”人生の”課題にしている鈴木プロデューサーは、藤巻さんに主題歌の歌唱を依頼します。


鈴木プロデューサーは藤巻さんを ”働かない男”と表現していますが、この方は、ジブリの製作委員会のメンバーの一人でもあり、ポニョの他にも『猫の恩返し』や『借りぐらしのアリエッティ』、『コクリコ坂から』などのジブリ作品を中心に多くの映画に関わっている凄い方です。


ジブリ関係者の著書の中では度々、藤巻さんのお名前が出てくるので、なんだかんだ言って皆から愛されている人なんです。

スタジオジブリをもっと知りたい方へのおすすめ本

上記の雑学はこちらの本たちを参考に書きました。他にもシン・ヱヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんとの関係や作品毎の制作秘話なども書かれているので是非ご一読ください!

鈴木プロデューサー目線の宮崎監督、高畑監督についての本。作品毎の秘話なども知れるのでジブリファンは必読です。

新聞やパンフレットなどに寄稿した原稿を1冊にまとめたエッセイ集。哲学編です。文学編と併せて購入をおすすめします。

鈴木プロデューサーが書いたジブリ作品の宣伝方法とそれにまつわる仲間たちについて書いた本。読みやすい文量なのでサラッと読めます。

宮崎監督の思考を知れる一冊。アニメーターという仕事を志している人たちにとっては必読書です。

ジブリの哲学&文学、宮崎監督の出発点&折り返し点と同様、インタビューなどをまとめた一冊です。

ジブリ最新作『アーヤと魔女』

「ハウルと動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズが著した児童文学を、ジブリ初の全編3DCGで映像化。

今作の監督は宮崎吾朗さん。主題歌はインドネシア出身のシェリナ・ムナフが担当。ギターをGLIM SPANKYの亀本寛貴さん、ベースをMrs. GREEN APPLEの高野清宗さん、ドラムをシシド・カフカさん、キーボードを武部聡志さんがそれぞれ担当し、映画をより一層盛り上げます。


●4月29日(木・祝)より全国にて劇場公開


●キャスト

ベラ・ヤーガ:寺島 しのぶ

マンドレーク:豊川 悦司

トーマス:濱田 岳

アーヤ:平澤 宏々路


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