ファンのおかげで乗り越えられてきたことがたくさんある。音楽を通じてギフトを返したい

今年9月にファンクラブ『RIRItter』を立ち上げ、10月にはオンラインサロンの開設も予定されています。これらをつくった理由を教えてください。

RIRI:昔からファンの方に、ファンクラブを作って欲しいっていう要望を頂いていたこともあるし、今年の11月で二十歳になる記念に、今まで応援してくださったファンの方とパーティーを一緒につくりあげたいなと思ったんです。だったら、ファンクラブを作って、そこで一緒に企画を考えたりしたいなって。
オンラインサロンはファンクラブよりもっと密接に繋がる場所が作りたいなって。世界で活躍したいという私の夢に一緒に向かっていってくれる人たちと仲間というか、同志になれたらいいなと思っているんです。オンライン上でお互いの悩み相談もできる場所になっていったらいいなと思うし、一人ひとり夢は違うけど、夢に向かって頑張ってる人たちが集まるコミュニティになったら面白そうだなと思ってます。

RIRI さんにとってファンはどんな存在ですか?

RIRI:活動していると、ときには悔しいなと思ったり、ショボンとなるようなこともあるんです。そういうときにSNSとかで「RIRIちゃんなら大丈夫だよ」って声を掛けてくれるファンの方がたくさんいて、そういう方たちのおかげで乗り越えられてきたことはたくさんあるし、みんなのためにこの試練を乗り越えないとっていう気持ちにもなれるんです。だから、本当にかけがえのない存在ですね。だからこそ、そういうファンのみなさんたちに音楽を通じてギフトを返したいなっていつも思ってるんです。

11月3日に横浜ベイホールで行われるバースデーライブは、どのようなライブにしたいですか?

RIRI:2部構成になっていて、第一部はAcoustic Party、第二部はDancing Partyにしました。第一部では私の「Maybe One Day」が弾けるキーボード奏者、第二部では私の「Dilemma」を踊ってくれる人をオーディションで募集してるんです。当日はそれぞれの合格者にステージに上がってもらって一緒にパフォーマンスします。そうやってファンの方と一緒につくるライブにしたいんです。

オーディションの他にも何か企画を予定しているんですか?

RIRI:他の企画はまだ内緒ですけど、当日は私から大事なお知らせがあります! ぜひ私のメッセージを受けとめて頂けたらなって思ってます。人生の節目を記念するパーティーでもあるし、それをみんなで一緒に楽しめる唯一の空間だし、とにかくみなさんをハッピーにできる最高な1日にしますので、ぜひたくさんの方に来てもらいたいです。私も今からワクワクしてます(笑)。

11月5日に二十歳を迎えますが、今、どのような気持ちですか?

RIRI:大人になったからこそできることがたくさんあるなっていうワクワク感もあれば、これからは社会人として責任のある行動を取らなくちゃいけないっていう身が引き締まる思いもあるし、いろんな気持ちが混ざり合ってますね。でも、今まではできなかったことにこれからどんどんチャレンジしていけるっていうのがいちばん強いかも。これからどんなことが起きるんだろう? これからがますます楽しみだなって思ってます。

二十歳という1年間で実現させたいことは?

RIRI:難しいけど、なんとかこの1年で英語はマスターしたいですね。これから世界を目指すとなると、音楽用語もあるし、専門的な話も出てくると思うので、そういうのも英語でできるようにならないといけないなって。いろいろやりたいことはあるけど、今はグラミー賞という大きな目標に向けて突き進むのみだと思っているし、そのための準備をしっかりしていきたいなって思ってます。

取材・文=猪又孝、撮影=尾田惇吾

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