SMTOWN LIVE WORLD TOURⅢ in TOKYO SPECIAL EDEITON 2013年10月26日(土)、27日(日)@東京ドーム

2013/10/29

SMTOWN LIVE

 今や世界中の音楽ファンをとりこにしているSMTOWN LIVE。2012年の春にL.Aからスタートした3度目のワールドツアーも昨年夏の日本公演を経てソウル、ジャカルタ、シンガポール、バンコク、北京など世界各地で開催。この秋、約1年2ヶ月ぶりに、もはやホームグラウンドと言っても過言ではない東京ドームに戻ってきた。動員した観客数は10月26日、27日の2日間で計10万人。超満員の客席が終始熱気に包まれるライブとなった。
 
 トップバッターはJ-Min。彼女のパワフルな歌声がまず5万人の心をつかむと、続く天上智喜はビートの効いたダンスチューンでオーディエンスの視線をクギ付けに。そして、ガーリーとマニッシュをミックスした独特の個性を持つf(x)がステージに姿を見せると東京ドームのテンションは一気にアップ!ダンスチューン『Danger』と『Electric Shock』で客席を熱く盛り上げた。
 その後もバラードとダンスチューンというギャップのある2曲を披露したKANGTAやエネルギッシュでスケールの大きなパフォーマンスを見せたEXO。ときにキュートにときに妖艶にといった具合にガールズグループならではの魅力を存分に発揮した少女時代など、次々とトップアーティストが登場。
 
 SMTOWN LIVEに参加しているアーティストたちは、誰もが本当に個性的。だから、オーディエンスも一瞬も飽きることがないのだ。しかも、そんな個性あふれるアーティスト同士がユニットを組んで、このライブ限定のステージを展開するというのがSMTOWN LIVEの見どころのひとつ。東京ドームに詰めかけた5万人が、今年は一体どんなコラボレーションが見られるのだろう?とワクワクしている様子が見て取れた。
 今回そのコラボを最初に見せてくれたのは、少女時代のTIFFANYとSUPER JUNIOR-MのHENRY。HENRYが弾くピアノに合わせドラマチックなバラード『Almost is Never Enough』を歌い上げると、2人の圧巻の歌唱力に5万人が聞き入り、感動の歓声が沸き上がった。対照的に東京ドーム中を満面の笑顔にしてしまったのが、東方神起のCHANGMINとSUPER JUNIORのKYUHYUNによる『いちご』。2人が身につけていたのは、なんといちごのかぶりもの!そのおちゃめな姿でコミカルなダンスを踊るとオーディエンスは「かわいい!」と大喜び。CHANGMINとKYUHYUNもノリノリでパフォーマンスし、エンターテイナーぶりを見せてくれた。
 それ以外にも手をつないで歩く2人に客席から悲鳴のような歓声が上がったKYUHYUN&SEOHYUN(少女時代)のデュエット『Beautiful』や各グループでラップを担当しているAMBER(f(x))、KEY(SHINee)、KRIS(EXO)によるヒップホップナンバー『Like aG6』。YUNHO(東方神起)、DONGHAE・EUNHYUK(SUPER JUNIOR)、TAEMIN(SHINee)、KAI・LAY(EXO)、HYOYEON(少女時代)という、なんとも豪華なメンバーによるスピード感あふれるダンスチューン『Spectrum』など様々なコラボが実現。ライブ後半にもTAO(EXO)、JONGHYUN、TAEMIN(SHINee)、J-Minという組み合わせでヘビーなロックチューン『Internet War』をパフォーマンスするなど、どれも見応えあるものばかり。SMTOWN LIVEでしか見られないスペシャルなステージとなった。

 もちろん、各アーティスト単独のパフォーマンスにも客席は熱狂。SHINeeが、この夏日本を席巻した爽快なナンバー『BOYS MEET U』で5万人をヒートアップさせれば、BoAは10月23日にリリースしたばかりの新曲『Message』を早くも披露し、さらにスマッシュヒットを記録した繊細なダンスチューン『Only You』では、EXOのSEHUNを迎えて2人でセクシーなダンスを踊り会場をさらに盛り上げた。HEECHULが復帰したSUPER JUNIORは、彼らにしかできないパワフルなステージで客席を圧倒。SUPER JUNIOR-Mも含めた幅広いパフォーマンスで、その実力を見せつけたのだ。彼らは12月にニューシングルもリリースするとのこと。ますます日本での人気も高まることだろう。
 そして、やはり存在感が抜群だったのが東方神起。2人が『呪文‐MIROTIC‐』や『Why?(Keep Your Head Down)』、『ウィーアー!』『OCEAN』といったヒット曲を次々と繰り出すと会場の空気は熱狂の渦に包まれ、東京ドームが彼らのイメージカラーである赤に染め上げられた。『Somebody To Love』では5万人のオーディエンスが2人と一緒に歌いながら頭上でペンライトを回し、最高の時間を分かち合った。
 約4時間半にわたったライブのエンディングを飾ったのはSMTOWNのテーマ曲『Hope』。この日出演した全アーティストがステージに上がり、希望にあふれる楽曲を笑顔で歌い上げた。音楽は言語や国境を越えるということをいつも感じさせてくれるSMTOWN LIVE。この素晴らしい祭典は、これからも世界中の人々を魅了し続けるに違いない。

文章:高橋栄理子




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[SMTOWN LIVE] https://www.livefans.jp/groups/29891

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