【ライブレポート】尾崎裕哉が切り開く新時代への『Road』がオーディエンスを新たな世界へ導く!VIVA LA ROCK 2017
2017/05/31(©VIVA LA ROCK 2017 All Rights Reserved)
5月5日、さいたま史上最大級のロックフェス『VIVA LA ROCK 2017』が、さいたまスーパーアリーナにて開催され、GARDEN STAGEに尾崎裕哉が出演した。
父親は偉大なるシンガーソングライター・尾崎豊。ステージには幅広い年齢層の観客が集まり開演の時を待つ。
(©VIVA LA ROCK 2017 All Rights Reserved)
「元気か?」とオーディエンスに問いかけ『Road』からライブはスタート。その独特の歌声から繰り出されるメッセージは深く心に響いてくる。バンドメンバーとアイコンタクトを取るその表情から、重なり合う音を心地良く楽しんでいる様子が伝わってくる。
「両親へ歌った曲をやります。」と話し歌われた『始まりの街』で優しく温かくその透き通った歌声を響かせれば、「初めて絶望ってものを知った時に降りてきた曲なんだ」と語り『つかめるまで』を披露するなど曲の中に尾崎裕哉の人生を垣間見るようにステージは展開されていく。
「皆さん、盛り上がっていきましょう!」と呼びかけ『愛か恋なんてどうでもいいや』を披露した後は「この曲は俺が父親の年齢を越えた時の歌なんだ」と『27』へと繋いでいく。
「僕が僕であるために」という歌詞が父親・尾崎豊の名曲『僕が僕であるために』を感じさせると同時に、これが尾崎裕哉なんだと感じさせる楽曲でもある。心地良いクラップ音に乗せて、その思いと歌声を響き渡らせた。
(©VIVA LA ROCK 2017 All Rights Reserved)
あっという間のラストソング『サムデイ・スマイル』では曲の中に「VIVA LA ROCK」というフレーズを入れ込むなど遊び心も見せる。曲中にはラップを交えながら、しっとりと歌い上げオーディエンスを魅了した。
「ありがとう、また会おう!」
満面の笑顔でオーディエンスに声をかけると温かな拍手と歓声がステージへ贈られ、尾崎裕哉はステージを後にした。
(取材/文:山岸一之)
(©VIVA LA ROCK 2017 All Rights Reserved)
5月5日 VIVA LA ROCK 2017 GARADEN STAGE
尾崎裕哉 セットリスト
M1.Road
M2.始まりの街
M3.つかめるまで
M4.愛か恋なんてどうでもいいや
M5.27
M6.サムデイ・スマイル
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