T.M.Revolution 『T.M.R.NEW YEAR PARTY ’14 LIVE REVOLUTION』 2014年01月02日@日本武道館

2014/01/10
(okmusic UP's)

 お正月恒例となった日本武道館ライヴ、1曲目は2月にリリースされる新曲「Count ZERO」で幕を開けた。すでに知っている人も多く、ファンは激しいビートに合わせて手を振り身体を揺らす。

間髪入れず「蒼い霹靂」「LEVEL 4」などライヴで人気のナンバーを次々と繰り出す。ハードなギターと打ち込みが融合したアッパーな楽曲の数々に、お立ち台に上って頭を振ったり、ステージを駆け回ったりしながら、西川は渾身のパワーで歌声を響かせる。またこの日は、さまざまな企画でファンを楽しませた。

 まず、水樹奈々の「Pray」と河村隆一の「Love is…」をカバー。「Pray」は、非常にドラマチックで難しいバラードながら、圧倒的なヴォーカルで見事に歌い上げた。また1997年の「DYNAMITE PASSION」、1998年の「MID-NITE WARRIORS」と、懐かしいナンバーもいくつか披露。ライヴでは滅多にやらないだけに少し緊張もあってか、歌い終えると“すげえ久しぶりに歌った”と言いながら、安心した表情を見せていた。アンコールでは、「Burnin’ X’mas」など3曲を、当時の衣装で歌ってファンを沸かせた。少し照れくさそうだったが、15年ほど経っても難なく着こなしたのはさすが!

 “この1年また暴れ倒して、ガツンと突き抜けるようなものを、みんなと作っていきたい”と、西川。いつものイケイケあり、カバーあり、笑いもありと、まさにてんこ盛りの内容に、ファンも大満足の様子だった。そしてラストには、西川自らアコギを弾いて「LIGHT MY FIRE」を。温かさが心に染みるナンバーで、“歌詞を改めて読んで、当時よりもっと遠くへ行けそうな気がした”とのこと。この日一番の声で合唱したファン。西川と集まったファンの前向きな想いが、最後にはひとつになった。
撮影:川田洋司、小堺勝巳/取材:榑林史章
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