【ライブレポート】ゴールデンボンバーがステージ上で殴り合い?3年振りでも体を張った笑いを追求<氣志團万博2022 ~房総魂~>
2022/09/212022年9月17日(土)〜19日(月・祝)の3日間、氣志團主催のフェス「氣志團万博2022 ~房総魂~」が千葉・袖ケ浦海浜公園で行われた。今年は10周年・10回目のアニバーサリーイヤーを記念して3DAYSで開催。今年は3年ぶりに有観客で実施される。本記事では2日目となる18日(日)に出演したゴールデンボンバーのステージをレポートする。
「氣志團万博、盛り上がって行こうぜー!」ゴールデンボンバーのメンバー3人がYASSAI STAGEに飛び跳ねるように登場。タオルを振り回しながらステージを縦横無尽に走り回る彼らに合わせ、会場中の観客もタオルを振り回している。
2曲目がスタートすると「みんな一緒に踊ろうぜ。振り付けは見よう見まねでやってみてください」いかにもゴールデンボンバーらしい鬼龍院翔の掛け声が笑いを誘う。その後も「フェスには気力、体力、精神力が必要ですが、僕らのライブは気を抜いてください」と語り「僕らの曲はiPod再生しているだけなんで、いざという時は一瞬で音を止められます。つまり、音が鳴っている間は安全ということです」と、この日の悪天候を見据えてのジョークも飛ばす。
続いての『抱きしめてシュヴァルツ』は、毎回彼らならではの見せモノが炸裂する曲。今回は喜矢武豊が本フェスの同日に出演するHYDEが地元・和歌山に走らせたというSLに扮して登場。機関車トーマスのように正面からHYDEに扮した顔を出して列車になり切った喜矢武がステージ上を走り抜ける。続いては樽美酒研二のネタが登場。すぐ前の自己紹介タイムで「陰謀論にハマっていて、陰謀論系のYouTuberになりたい」と語っていた樽美酒は、ほぼ全裸で陰毛のウィッグをなびかせて登場。「陰謀論系」ならぬ「陰毛ロン毛」というくだらな過ぎ、かつ下ネタという際どいジョークを体を張って体現。曲のラストでは、喜矢武が扮するHYDEトレインに陰毛ロン毛姿の樽美酒がまたがって花道を走るという、笑うしかない光景が観客の目を奪った。
その後も鬼龍院が歌うバックで、船橋のご当地キャラであるふなっしーに扮した喜矢武と、袖ケ浦のご当地キャラのガウラに扮した樽美酒が飛び蹴りからの殴り合いに発展するという体を張ったコントが展開。ゴールデンボンバーの笑いへのこだわりとチャレンジには毎度ながら感心させられる。
そしてラストは彼らの代表曲『女々しくて』。花道に飛び出した3人がチアガールのように黄色いボンボンを持っての大団円。今回もゴールデンボンバーにしかできないインパクト抜群のステージでたっぷり楽しませてくれた。
(取材・テキスト:バッキー大坂)
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