【ライブレポート】SKE48・須田亜香里「愛してくれて本当にありがとう」、同期にも見守られた涙と笑顔の卒コンで伝えたファンへの感謝<須田亜香里卒業コンサート@日本ガイシホール ~君だけが瞳の中のセンター~>

2022/10/03

9月24日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48に所属する須田亜香里の卒業コンサート「須田亜香里卒業コンサート@日本ガイシホール ~君だけが瞳の中のセンター~」が、愛知・日本ガイシホールにて開催された。

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【「私の人生の全て出し切る!!」】

SKE48メンバーの卒業コンサート会場として馴染み深い日本ガイシホール。前回の2021年には松井珠理奈と高柳明音の卒業コンサートが実施された。開演前の影アナウンスでは早くも涙声になる須田。「まだ涙は出てません。可愛いままステージに立ちます。待っててください」という呼びかけに、会場のファンからは拍手が送られた。『overture』を前に須田はソロ曲『今の私じゃダメなんだ』を披露。着崩したイメージのモノトーンの衣装に、頭や腰のリボンがゆらゆらと揺れ、大人可愛い姿を早速届けた。先ほどの涙声は何処へ。アイドル全開の笑顔をステージから届けた。『overture』明けはチームS当時のポジションだった3列目後方に下がり『恋を語る詩人になれなくて』をメンバーと披露。本コンサートのタイトルにもなっている「瞳の中のセンター」の由来である、ステージ端にいても見つけてくれて、センターへと押し上げてくれたファンへの感謝をパフォーマンスで体現。落ちサビでは最新シングルの表題曲『絶対インスピレーション』のMVでバチバチのダンスバトルを繰り広げる青海ひな乃と横並びに。パフォーマンス中には互いに目と目を合わせて笑顔を見せる光景も見られた。続く『SKE48』のイントロに乗せて「須田亜香里の卒業コンサートが始まったよ!私の人生の全て出し切る!!」と高らかに叫び、ガイシホール全体、そして配信で見守るファンへ向けて拳をあげるように促し、環境を超えて一体感を高めていく。 

その後はチームKII時代に行っていた「シアターの女神」公演から『シアターの女神』をパフォーマンス。ムービングステージに乗り、メインステージから後方席のファンの元へ直にパフォーマンスを届けに行く。ポジションで隣になった浅井裕華と目線を合わせ笑顔になる場面もあり、微笑ましく思う光景も広がる。チームEの公演曲『オレトク』、表題曲初センターに抜擢された『ソーユートコあるよね?』を披露しMCへ。

MCでは会場の光景やスタッフがお揃いの卒コンシャツを着ていることに触れ、歓喜の声を上げる須田。また、谷真理佳のMCでは、これまで須田が涙を流してきた出来事をまとめた年表がスクリーンに表示され、昇格発表直後やチームSからチームKIIへの移籍発表の直後など、ぐしゃぐしゃになって涙する懐かしい映像が上映された。直近の泣いた出来事について林美澪は、「レコーディングとのときに急に泣き始めたんです。何で泣いてるんだろうって思ったんですよ」と話し、同じ現場にいたという青木莉樺も、「行方不明になってどっかに行っちゃったんですよ。先に帰ってしまったのでその後はどうなったか分からないんですけど」と首を傾げた。この件に日高優月は「自分が納得いくまで突き詰める方だからじゃない?」と推察。付け加えるように熊崎晴香は『ソーユートコあるよね?』の歌詞にあるセリフについて、「『どういう感情で言っていいか分からない!』って、音楽番組中に泣いた覚えがあります」と、メンバーならではの知られざるエピソードも披露された。

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【「須田会」最後の試練

続いてのブロックは、須田がこれまで劇場公演で担当してきたユニット曲を続々と披露。『1994年の雷鳴』から始まり、『雨のピアニスト』、『キャンディー』、『女の子の第六感』と懐かしい楽曲が続く。特に『女の子の第六感』では須田を慕うメンバーによって構成された「須田会」の浅井、井田玲音名、都築里佳、平野百菜と披露。「須田会」メンバーにとっては思い出のステージとなった。また、『天使のしっぽ』では2期生・斉藤真木子と4期生・都築とパフォーマンス。可愛さに全振りした3人の飴玉を転がすような甘い歌声が心地良い。ステージ脇に置かれた風船も普段より増量中だ。組閣によって全チームに在籍し、幅広い楽曲を歌ってきたことも須田がファンを虜にする魅力の一つなのだと思う。

ここからのMCでは「須田会」メンバーを中心に進行。これまで幾度となく様々な場面で須田への愛を語ってきた4人に、最後の最後でその愛は本物か抜き打ちテストをすることに。「違うじゃん!ここは亜香里さんの可愛いところ、いいところ、大好きなところをいっぱい喋っていい時間じゃないの!?」とびっくりする井田と、「でも、どおりで台本が簡単だと思ったんですよ」と冷静な平野の対比がすでに面白い。早速1問目の須田が愛用するボディクリームの香りについての問題に秒速で手を挙げたのは浅井。「バニラ」と答えて見事正解に。一曲歌い終えたような息の上がり方に笑い声も聞こえた。続く問題ではバレリーナ時代のトゥシューズに黄色のマッキーで「根性」と書いてあったことも明かされた。また、須田の卒業により気になる「須田会」の今後について、須田は「これからは友達だよ。いつもありがとう。これからもよろしくね」という温かいメッセージを残し、「須田会」メンバーは泣き崩れた。

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【同期であり戦友・松村香織と最後の『ここで一発』】

ここで、卒業生で須田と同期の松村香織がステージに登場。須田とのユニット曲『ここで一発』を久しぶりにコンビで届ける。センターステージで肩を組みながら笑顔を見せる光景も微笑ましい。冒頭のセリフのところでは、松村から「卒業生は呼ばないって言ってたのに、どうして呼んでくれたの?」という質問に、須田は「そう思ったんだけど、この曲をつーまー(松村香織)と踊らないと終われない!!」とステージから叫んだ。続いて谷真理佳も加わり、「だ~す~、つ~ま~&に~た~」で『恋よりもDream』を熱唱。突破力を駆使したお祭り騒ぎのステージで、須田の門出に花を添えた。

そのままMCを任された松村はメンバーを呼び込み、ブランクを感じさせないトークでMCを回していく。一番の後輩メンバーとしてMCトークに参加した11期生の大村杏は、松村と初めましての挨拶を交わしたのち、「今日は無礼講ということでいいですか?」と確認を取り、「私は研究生を代表して嫌われる覚悟で言いたいと思います!どんな時も、誰にでも、とびきりの笑顔で接してくれる須田さんが好きだ!!」と須田への思いを叫んだ。これに元・終身名誉研究生の松村も「研究生!100点だ」と太鼓判を押した。

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松村の呼びかけで会場中のサイリウムが消灯し、真っ暗になったステージにスポットライトを浴びて登場した須田。5歳の頃からSKE48に加入する前まで13年間続けていたクラシックバレエを、『孤独なバレリーナ』のメロディーに乗せてしっとりと披露。純白のドレスで踊る須田に合わせて、会場中のサイリウムが白く染まった。続いて、選抜総選挙でランクインしたことで参加したAKB48の楽曲を連続披露。初めてアンダーガールズに選出された『抱きしめちゃいけない』から、選抜メンバーに選ばれた『恋するフォーチュンクッキー』、自己最高位の第2位に選ばれた『センチメンタルトレイン』と8曲を一気に駆け抜ける。また、歌唱前にはこれまで須田が語ってきた選抜総選挙でのスピーチがまとめられた映像が上映された。

 

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【伝説のラインダンスも復活!「わがまま言っちゃいました」】

「このジャンプやりたかったの!夢が叶いました!」と、奈落からステージに跳び出した須田は初選抜曲『1!2!3!4!ヨロシク!』を元気いっぱいに披露。さらに、『パレオはエメラルド』ではファン心をくすぐる懐かしい演出も。2012年大みそか、「第63回NHK紅白歌合戦」に48グループで単独初出場したSKE48はこの曲を歌唱。須田は当時と同じくAメロでバレエの回転技「フェッテ」をパフォーマンス。さらに、メンバーが一列になり、異なるカラーのスカーフがグラデーションを描くラインダンスも成功。パフォーマンス後に会場からは満場の拍手が送られた。今回は再現されなかった卒業生・藤本美月のバク宙だが、今後、再現を試みるメンバーが現れるのか楽しみだ。

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コンサート本編も終盤へと差し掛かり、ここで感想を求められた青海は、「短い間だったけど、リハーサルをみんなで一緒にしてきたから終わっちゃうのは寂しいけど・・・。でも、すっごく楽しいコンサートでした。これからもずっと応援しているので元気で楽しくお仕事してください!」と涙交じりの笑顔とともに、須田への感謝を伝える。須田は「こっちのセリフだよ。SKE48の次のシングルセンターおめでとう。今のSKE48でセンターに立つひな乃でいてくれてありがとね。もちろんみんな頼もしいけど、ひな乃がセンターにいるSKE48、私は好きだよ」とエールを送った。

ここまでの自身の卒業コンサートを振り返った須田は、「自分の生活の全てで、人生を捧げてきたと言っても過言ではない場所だったので寂しくなると思ったんだけど、歌うこと、踊ること、段取り多すぎて、緊張する間も無くここまで来ました。ただただ楽しい!」と笑顔。また、「世代世代によって違うSKE48の姿があって、前のSKE48を知ってるからこそ感じること、素敵だなと感じることがたくさんあります」とマイクに力を込めた須田は、先ほどの『パレオはエメラルド』の紅白パフォーマンス再現について、「今のメンバーでもう一回やりたくてわがまま言っちゃいました。団結力、ハンパなかったです!」と話し、須田を見守るメンバーたちにも笑顔がこぼれた。本編最後の楽曲『キンモクセイ』では会場全体がオレンジ色のSKE48カラーへと染まった。


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