『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

2023/05/26

芸能事務所YU-Mエンターテインメントに所属するアイドルグループ、アップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(2)、アップアップガールズ(プロレス)の合同ライブイベント『アップアップガールズ(フェス)2023』(以下、『アプガ(フェス)』)が、5月21日(日)に東京・恵比寿リキッドルームで開催された。

アップアップガールズ(仮)(以下、アプガ(仮))、アップアップガールズ(2)(以下、アプガ(2))、アップアップガールズ(プロレス)(以下、アプガ(プロレス))の3組が集結する『アプガ(フェス)』は、2019年以来、約4年ぶりの開催となる。
各グループのステージはもちろん、楽曲交換、グループの枠を越えたユニットでのパフォーマンスなど、約3時間20分に渡るお祭り騒ぎなライブが繰り広げられた。
またイベントでは、アプガ(2)の新たなワンマンライブが7月22日に恵比寿リキッドルームで開催されること、そして今年2月から始まった新メンバーオーディションの追加募集がイベント当日から実施されることが発表された。

『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

オープニングアクトで登場したアプガ(2)の鍛治島彩は、ひとりで4つの楽器を同時に演奏するというテレビ番組で見せた特技を、鍛治島四重奏と銘打ち初めて観客の前で披露する。
続いて、青年マンガ誌のグラビアが話題になったアプガ(仮)の鈴木芽生菜がステージに立つ。彼女は、ソロでアプガ(仮)のダンスを披露する動画・めいなちゃんダンスをTikTokに投稿していた。今回、アプガ全グループの人気曲のサビを連続で踊る『アプガ(フェス)』スペシャルバージョンめいなちゃんダンスを生パフォーマンスした。

開演時間になると、大勢の観客が集まる中、総勢15人のアップアップガールズ全メンバーがステージに登場。各グループの楽曲がメドレー式にミックスされた「アッパーカットキックダンシング」を全員で歌唱し、早くも観客は大盛り上がりという状況でイベントは本格的に開幕した。

トップバッターは、アイドルとプロレスを両立するアプガ(プロレス)。渡辺未詩、乃蒼ヒカリ、らく、そして今年3月にプロレスデビューした鈴木志乃を加えた新たな4人体制となったアプガ(プロレス)は、「アッパーキック!」「アッパーチョップ!」を力強くパフォーマンスする。


渡辺は「アプガ(プロレス)は、アプガ全体のライブに出るのが4年ぶりくらいなんです。アプガファミリー(アプガのファン)のみなさん、お久しぶりです! 私たちは普段プロレスラーとしても活動してるんですけど、去年新メンバーの志乃ちゃんが加入して新4人体制になりました!」と近況報告。
そして彼女たちは新体制初の楽曲「SHINING MARK」を披露し、夢を掴む思いを爽やかに届けた。ここでアプガ(プロレス)は、アプガ(2)の「ハッピースLOVE♡」を歌唱する。普段見せないキュートさを全面にアピールし、普段とのギャップで観客を沸かせまくった。さらに「負けたくない」で、勝ちにこだわる強い思いを観客にしっかりと伝えた。
ライブ後のMCで、鈴木志乃は「こんなに曲数を歌ったのが初めてで、汗がヤバいです。すっごく盛り上がっていただけると楽しくなっちゃいますね」と素直な感想を語った。
アプガ(プロレス)は、6月10日に新宿FACEで約4年半ぶりのワンマンライブ『アップアップガールズ(プロレス)2nd SHOW 掴むぞ!最上級のステージ!』を開催する。渡辺は「4人の新体制となってプロレスもライブもどっちもやって行くので、アプガファミリーの方にも来ていただきたいです!」と、久々のワンマンへの熱い気持ちをマイクアピールした。

『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

ここからは、数多くのスペシャルユニットのパフォーマンスが行われて行く。アプガ(2)の島崎友莉亜、アプガ(プロレス)のらくのコラボで、アプガ(2)のバラード「手さぐりLovin'ぎゅー」を歌唱する。2人は、鍛治島のアコースティックギターをバックにかわいい歌声を響かせた。続けて、島崎とらく、アプガ(仮)の小山星流が加わって「お願い魅惑のターゲット」を披露。会場のボルテージは一気に高まった。続いては、アプガ(2)全員に、アプガ(仮)の鈴木芽生菜とアプガ(プロレス)の乃蒼ヒカリが加わって「好きな人の好きな人」が歌われた。さらに、アプガ(仮)の鈴木芽生菜、アプガ(2)の高萩千夏、鍛冶島による「だれだって、アイドル。」のパフォーマンスが続いた。

グループのライブ2番手は、アプガ(2)が登場。アプガ(2)は、今年5月から、高萩千夏、鍛治島彩、佐々木ほのか、島崎友莉亜、新倉愛海の5人体制となって活動中。この日初お披露目の新衣装を着た彼女たちは、「Dong-Dong-Dong!!!!!!!!」から威勢よくライブをスタート。『アプガ(フェス)』に向け気合いたっぷりの彼女たちは、新曲「はぴかむちゃん~Happy Camera Chance~」を初披露。アプガ(2)の雰囲気にぴったりな、キャッチーなポップソングにファンは大いに盛り上がる。そして楽曲交換では、アプガ(仮)の「唇はナイフ」を歌唱。ソリッドなビートに乗り、メンバー5人はかっこよくキレのいいパフォーマンスで魅せる。ブーストのかかったアプガ(2)は、デビュー曲「二の足Dancing」、最高の人生賛歌「Life Is Beautiful」、夏の高揚感が詰まった「ナツメグ」を立て続けに披露し、ライブのボルテージを高めまくった。
MCタイムで、アプガ(2)の新たなワンマンライブが7月22日に恵比寿リキッドルームで開催されることが発表された。さらに、今年2月から始まった新メンバーオーディションの追加募集を、イベント当日から実施することを発表した。

『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

高萩は「オーディションの1次募集で該当者がいなかったので、2次募集を開始することが決まりました。アプガ(2)はアイドル界だけじゃなくて、エンターテインメントを背負ってエンタメ界を盛り上げていきたいんです。ひとりで楽器をいっぱい弾く子もいれば、佐々木もTikTokで演技に挑戦したりと、いろんなことに挑戦させてもらってます。アプガ(2)はさらに武器をつけていきたいし、もっと上に行きたいし、もっと大きなステージ目指していきたいです。なので、新しい仲間を募集します。よろしくお願いします! 新体制になってもっとたくさんのハッピーを掴んで、もっとたくさんの方にハッピーを届けていきたいです!」と、アプガ(2)の夢と新メンバーオーディションへの熱い思いを口にした。

ここで、再びコラボコーナーに突入する。アプガ(仮)の関根梓、古谷柚里花、アプガ(2)の新倉がユニット曲の「今日だけは逢いたくないよ」、アプガ(仮)の青柳佑芽、住田悠華、アプガ(プロレス)の渡辺、鈴木志乃が「推してso precious(尊い)days」を歌う。アプガ(仮)の住田とアプガ(2)の佐々木ほのかというグループ末っ子コンビが「ショートカットに片想い」を元気に披露。アプガ(仮)の古谷、アプガ(2)の島崎の歌唱力コンビが「Lovesick Device〜策略〜」で美しいボーカルを響かせる。アプガ(仮)の関根とアプガ(2)の佐々木という、アップアップガールズ最年長&最年少コンビは、バックダンサーにアプガ(仮)の小山とアプガ(2)の新倉を迎えて「Heatbeat」を、熱くパフォーマンス。
アップアップガールズのコラボの勢いは止まらない。アプガ(仮)全員に、アプガ(2)の高萩と新倉が加わってアプガ(仮)の「一歩目のYES!」を披露。続いて、アプガ(2)の佐々木がソロで登場し「ほーちゃんくい〜んだむっ!!」を歌唱する。楽しさいっぱいの楽曲を歌う佐々木は、いきなり恵比寿にほーちゃん王国を建国した。
『アプガ(フェス)』の楽しさのテンションはまだまだ高まっていく。アプガ(仮)の小山、アプガ(2)の高萩、佐々木、島崎、アプガ(プロレス)の渡辺は、高萩のソロ曲「未来の合図」を笑顔たっぷりに歌唱。そして、アプガ(仮)の小山と青柳、アプガ(2)の島崎と新倉、アプガ(プロレス)の鈴木志乃という、くじ引きで選抜されたラッキーな5人は「ラッキーちゃんはラッキーピーポー」を披露する。5人は、全ての人に幸運をもたらすようにハイテンションでパフォーマンス。会場いっぱいにハッピーでラッキーな空気をもたらした。

『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

イベントのトリを務めるのは、今年5月3日に結成12周年を迎えたアプガ(仮)。彼女たちは、今年4月から、関根梓、古谷柚里花、鈴木芽生菜、小山星流、青柳佑芽、住田悠華の6人体制で活動を行なっている。新体制最初のナンバー「Persist to Live」を明るい笑顔で届けた彼女たちは、楽曲交換でアプガ(2)のラブリー度マックスなポップチューン「らびっちゅ♡」を歌唱。大人っぽい雰囲気のアプガ(仮)に、かなり新鮮な空気がもたらされた。新たなエナジーを注入したアプガ(仮)は、新曲の「Magic♡」、5月4日に配信リリースされた「HERETIC」を披露する。情熱的なラテンダンスチューン「ヒート・ビート・アイランド」、疾走感溢れる「Lady→Go!」を歌唱し、そして「サマービーム!」で夏モード全開。メンバー6人は観客とともに「ラララ〜」のコーラスを大合唱し、一体感に満ちた熱い空間を作り上げた。
関根は「すごい大合唱ありがとうございます! マスクが取れたライブって最高! 声が出せるライブって最高! アプガ(仮)最高! アプガ(2)最高! アプガ(プロレス)最高!」と高まるバイブスを抑えきれずに声を上げた。


アプガ(仮)は、現在全国ツアーの真っ最中。7月8日に新宿BLAZEで、現在の6人体制のパワーをしっかりと見せるワンマンライブ『アップアップガールズ(仮)12th Anniversary 単独ライブ』の開催が決定している。メンバー6人は、満員御礼を目指す意気込みを、汗だくのライブで全身で表現した。

『アップアップガールズ(フェス)2023』が4年ぶりに恵比寿リキッドルームで開催

イベントの最後に、再び全メンバーがステージに勢揃い。15人で、アップアップガールズの全員曲「上へ、未来へ」を歌唱する。そして、アプガ(仮)の小山と青柳、アプガ(2)の島崎と新倉、アプガ(プロレス)の鈴木志乃による「ラッキーちゃんはラッキーピーポー」が再び披露される。ブチアゲ状態のパフォーマンスは、メンバー15人が入り乱れる賑やかなビッグパーティー化し、楽しさたっぷりでライブは締め括られた。

最後のMCでアプガ(2)の新倉は「各グループ、これから楽しいライブやイベントがいっぱいで、私たちもほんとにうれしいです。私たちは、この『アプガ(フェス)』を1年後、2年後と開催したいです。いや、今すぐにでもまたみなさんとお会いできることをほんとに楽しみにしてます!」、アプガ(仮)の関根は「また『アプガ(フェス)』開催しましたら、ぜひ遊びに来てください。ありがとうございました!」と声を上げ、濃密なイベントはフィニッシュとなった。

楽しくかっこいいアプガ(仮)、明るく賑やかなアプガ(2)、筋肉と情熱のアプガ(プロレス)と、3組がそれぞれの違った個性を見せた『アプガ(フェス)』。ユニットでは、メンバーが普段と違う個性を見せたりと、とにかくボリュームたっぷり。2023年にそれぞれ新体制となった3組のアップアップガールズたちが、ここからさらに進化した姿を見せてくれることは間違い無し。アプガ(仮)、アプガ(2)、アプガ(プロレス)のこれからの活躍にぜひ期待して欲しい。

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