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ゆきのさんのレビュー
今回のツアーではラストの東京公演となったZeppTokyoの2日目。生中継や円盤用のカメラも入っていたのでお客さんの盛り上がりやライブの熱さも前日よりも感じられた気がしました。
ELLEGARDENのジターバグが終わるとovertureが始まり、赤と白の照明を使っての音に合わせてた演出がとてもかっこよかったです。
overtureが終わり幕が下りると会場は悲鳴のような歓声に包まれ、彩ちゃんのギターの音で1曲目のBAD DAYSが始まりました。ステージには薄い1枚の半透明の幕があり、そこに影が映っているのも個人的に好きな演出のひとつです。2曲目のJOKERでは、恒例になったギターの音に合わせた指差しを会場全体でやり白い照明も重なって、大きいライブハウスだからこそできる演出もたくさんあるんだなと感じました。なによりも会場を見渡す時の彩ちゃんの顔が本当に嬉しそうな笑顔で、それにつられて会場の温度も一気に上がった気がしました。MCではツアーを通してのチームSYの仲の良さが垣間見れた気がします。2月から同じメンバーでやってきたことへの彩ちゃん自身の安心感もみてとれました。
エレキギターを弾いて歌うだけではなく、しっとりとした曲ではちゃんと歌だけで魅せてくる、そのギャップにもファンの皆さんはきっとやられたと思います笑 会場の一人ひとりと目を合わせて歌いかけるようにひといきつきながらやサードマンは歌い上げ、雪恋ではアコギ1本での弾き語りをし、本当にいろんな彩ちゃんが観られるライブだったなと改めて感じます。
衣装替えをしてイチリンソウを歌ったあとはMCにて「イチリンソウがわたしにとっても皆さんにとっても原点回帰できるような、元気を与えられるような曲にできたら」と曲に込めた思いを語ってくれました。喝采、Let's go crazy、Are you ready?の盛り上がる曲3連発ではファンのボルテージも最高潮になり、各々手を挙げ、タオルを振り、声を出し、1番熱い瞬間だったかなと個人的には思います。また、小さいライブハウスではエレキとベースだけのセッションだったものが、チームSY全員での長いセッションが見られたのもとてもよかったです。プロの皆さんだからこそあの空間が作り上げられたのかなと感じました。
アンコールで最後の曲を惜しむファンに「終わらないらいぶをいつかしましょう!」と宣言してくれた彩ちゃん。きっと色んな挑戦を彩ちゃんはこれからしてくれる気がしました。
大きなステージの上でギターを掻き鳴らし、照明に照らされ、チームSYの皆さんが作りあげる音の中で歌う彩ちゃんはとても輝いていました。 元アイドルという先入観を捨て、めちゃくちゃにロックな彩ちゃんのライブをぜひバンド好きの方、シンガーソングライターが好きな方にも観てほしいなと思います!
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- 2019/06/21 (金) 10:10
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