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さくさくまモンさんのレビュー
いきものがかりのメンバー山下穂尊さんの脱退発表後最初のライブに行ってきました。
冒頭にメンバーの挨拶があったり、山下さんが普段歌わない曲で歌っていたり、各曲のハーモニカアレンジなど、3人の最後を実感させてしまう場面が多々ありましたが、MCのゆるい感じといい、いきものがかりのずっと変わらない空気感が伝わってくる素晴らしいライブでした。
今までのツアーで聴いてきた曲、どの曲も特別な感情を持って聴いてました。
所々、歌詞が改めて、良いなぁと思いました…
吉岡さんの歌唱がとても良かったです
水野さんのギター、山下さんのアコースティックギターとハープ、サポートメンバーの演奏、演出どれも良かったです。
とても素晴らしいライブをありがとうございました。
以下、金曜日のファイナルがある為、ネタバレ以下に記載(個人的な感情込みかつ長文ですが、よろしくお願いします…)
ライブの始まりは3月の無観客ライブからのドキュメンタリー映像から4月の大阪、名古屋ライブ、5月の幕張ライブ中止、山下さんの脱退発表と言う順にまとめたドキュメンタリー映像が流れ、流れ終わるとメンバーが登場
サポートメンバーの紹介をしてから、今回の脱退発表に関してのコメントを発表してからライブが始まりました
正直、ここでコメントをしてからライブを始めたのは良かったのかなと思います…
ニューアルバムに入っている曲で一番古い曲「からくり」でライブが始まりました
三人編成からバンドスタイルへの流れがとても良かったです
吉岡さんのアカペラから始まった11年ぶりに披露された「茜色の約束」
オレンジ色の映像と照明、吉岡さんの歌唱がとても良かったです
「SING!」はモノクロの歌詞に合わせた映像とカラフルな点のような点の映像がとても良かったです
『この曲の歌詞にある“心を自由になれ”というように気持ちを解放して欲しいと思います』というMCから始まった「アイデンティティ」は吉岡さんの歌唱がとても良かったです
「きらきらにひかる」はメンバーの演奏シーンと組み合わせた映像演出、照明演出がとてもかっこよかったです
「夏コイ」はメンバー3人の歌唱曲ということでパートを変わりながら元気良く会場を少し早い夏に染め上げてました
個人的には、3人で歌う夏コイがこれで最後なのかと考えると明るい曲なのに寂しい気持ちになりました
その後のMCで「山下くんすごくハッキリと歌ってたね」と水野さんは言っていたり、「良樹が『よっち』と呼ぶのは珍しいんじゃない?」と言っていたりして、昔からの呼び方など、昔話をしてました
「最後の路上ライブは女子高生一人だったけど、あの人は何してるんだろうか」と言ったり、「いきものがかりの名前とつけた小学生の先生に今回の報告をしたらワクチンを打ってたと報告がきた」、「いきものがかりじゃなくて飼育係だったらこのグループ名じゃないなぁ」とかそういう昔話をしてました
吉岡さんは夏コイまで白のドレスで、それ以降はカラフルなスカートに着替えてましたが、どっちも似合ってて良かったです。
「ええじゃないか」は有観客ライブでは初めての披露ということでしたが、とても良かったです
カラフルな照明がとても良かったです
「太陽」は放牧してたりライブが中止になっていたりしてもこうして応援していただけることが嬉しいということを言ってからの披露でしたがとても良かったです
「20代の人や年配の方などたくさんの人に愛していただいた曲でもあり、今の自分たちに当てはまる曲です」と言っていた「YELL」は、個人的には今まで聴いたYELLとは違った印象を持ちました…
「コイスルオトメ」は過去のライブではアレンジを変えて披露してますが、今回も新たにアレンジを変えて披露してました。
水野さんのギターアレンジ、山下さんのハーモニカアレンジ、サポートメンバーのアレンジ、吉岡さんの歌唱どれも良かったです
とここまで観客は座っての鑑賞でしたが、「ここからは急激に盛り上がります」と言って始まったアップテンポな曲の流れはとても良かったです
「BAKU」はPVをイメージさせる映像演出と照明演出がカッコ良かったです
「ブルーバード」は山下さんのハーモニカがとても良かったです。曲に合わせた照明演出がカッコ良かったです
「気まぐれロマンティック」は曲の流れからの盛り上がりと観客の振りで大盛り上がりでした
「じょいふる」はタオル回しではなく、手を振ってでしたが、大盛り上がりでした。結成22年とかけて22回のジャンプはなかなかキツかったですが、とても良かったです
最後の曲の「風が吹いている」は最後音が止まるまで、壮大な曲に負けない吉岡さんの歌唱がとても良かったです。
そしてアンコールへ
『今の自分たちの気持ちです』と言って始まった「TSUZUKU」
そして今回のツアーでは今までの会場では歌われてない、山下さん作詞作曲「心の花を咲かせよう」
今までこの曲を披露した時には歌ってなかった山下さんが、吉岡さんの歌唱と一緒に歌う姿がとても印象的でした。
"心にある花をいつまでも咲かせよう
たとえ水が尽きても たとえ闇が覆っても
終わりという始まり 始まりという名の終わり
僕達はまだ歩いてく 僕達がまだ歩いてく
その先に未知なる癒えぬ痛みが待つとも ひたすらに続く未来が見たい
ひとひらの淡い奇跡を見たい"
最後の歌詞が今のいきものがかりの気持ちを表してる気がして、敢えてこの曲を披露した気持ちが分かる気がしました
とても良かったです…
「この曲出した時は国立競技場で歌って、大迫選手の時だったね」と「心の花を咲かせよう」を歌った頃を振り返りつつ、これまでの感謝の気持ちとこれからの3人への応援をお願いしますと話してから始まった「ありがとう」は今までとは違った印象を持ちました
演奏し終えてからサポートメンバーは退場
メンバー3人だけになった所で、「何回披露したんだろうね」と昔を振り返りながら、「3人で歌うのは今日で最後です」と言って歌った3人だけのアコースティックバージョン「SAKURA」はとても切なかったです…
いろんな名場面がありましたが、いきものがかりらしいゆるい雰囲気あり、吉岡さんの素晴らしい歌唱、水野さんのギター、山下さんのアコースティックギターとハープ、どれも良かったです
もう3人のいきものがかりのライブが観れないのは本音を言うと寂しいですが、これからの3人のご活躍を祈ってます。
過去のライブの思い出を含めて、素晴らしいたくさんの思い出をありがとうございました。
(長文になりましたが読んでいただきありがとうございました)
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- 2021/06/11 (金) 10:35
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