{}

Superfly

Superfly Arena Tour 2016 "Into The Circle!"

2016/02/07 (日) 16:30 開演 @さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)

ライブ情報に戻る

« 前へ| レビュー一覧へ (3/3) |次へ »

Somebody nobodyさんのレビュー

毎度おなじみ、一風変わったレビューの時間でございます。いつもお目汚し、失礼致しますm(_ _)m
昨日のレビューにも早くも20件のいいねを賜り、大変嬉しく思います。
しかし!このレビューも今日で最後。私、このツアー、実は今日でラストなんです(´;ω;`)
なので、以降は皆さんのレビューを、いちファンとして楽しみに待っております。

という訳で本題に入りましょう。

==========

今日はツアー3日目。CS放送(WHITE tourといい、なんで「音楽ライブ専門局」なWOWOWでないんだろう…不思議でしょうがない…)の収録が入るとの事前アナウンスがあった。
それに向けて、志帆ちゃんぶっ飛び事件や音響面でのミスが重なった昨日公演を経て、どうやって立て直してくるか、それが見ものであった。また、志帆ちゃんの調子の悪化も懸念させるような場面がちらほら見受けられたため、私が参戦した3日の中で一番不安が多かった公演でもある。

結果、志帆ちゃんの調子としては増悪することなく力強さを失っていなかったし、アリーナツアー3日目ともあり随所にこなれてきた様子が見られるなど、余裕を感じる面も出てきた。「聴かせる」という点では確実に「届いている」という実感が2日間で得られたのであろう。「魅せる」方に余裕が出てきたのかもしれない。
また、私が感じていた音響面での違和感はほぼ解消されたのも今後に向けても良い兆しだ。

ただ、ぶっ飛び事件を乗り越えたと思ったら安堵からなのか、その次の曲で歌詞がドッカンドッカンちゃんぽんになっていたのは、流石にプロとしてどうかと思うぞ…

毎度私が執拗に触れているバンドメンバーについても、ギター名越さんの存在感はどんどん増す一方だし、八橋さんも負けじと応戦し強力になっていく。種子田さんは今日も変わらずエモすぎるフレーズを炸裂させていたし、マツキチさんの流石の安定感も見逃せなかった。リズム隊の存在感というのは、大事だなと改めて感じた。

そして今日は今ツアー個人的ラストということもあり、プロデューサー&バンマスの蔦谷さんの音作りをメインで聴いてみていたが、なるほど面白いなぁと思うものばかりであった。曲だけでなくイントロであったり曲間の繋ぎであったり。もう今後彼はSuperflyのライブで皆勤賞をとってもらわねばならないのではないか。それほど欠かせない存在なのだ。

==========

さて、幕張・昨日とサウンド面のレビューしたい点についてはだいたい出しきったし、個人的なファイナルなので本来のお題(笑)とも言える「Superfly」について感じたことを最後につらつらと。

志帆ちゃんの歌は、色々な表情で我々の近くまで来てくれる。
ある時は隣で何も言わずそっと通じあってくれているように。ある時はエネルギッシュに松◎修造のように先頭に立って引っ張ってくれるように。ある時は俯きがちな自分に上を向いて歩かせてくれたり。ある時は優しい笑顔の連鎖をもたらしてくれたり。それだけじゃない。時には雄大な美しい世界を目の前に映し出しもする。そんな天性のパワーを備えたアーティスト。それが我々の愛してやまないSuperflyだ。
今回のアリーナツアーで、その「表情」を惜しげも無く彼女は呈示してくれたように思う。

WHITEという作品、そしてWHITE tourを通して見せてくれた大いなる「深化」を越え、これからの彼女が向かう先、そしてファンに見せてくれる景色は一体どんなものになるであろう。
もう彼女の目の前にあるのはかつてのような荒野ではない。「ファンの力も借りて」とは言っていたものの、自らの手で開拓した肥沃な土地が広がっている。その広大な大地に、より深く深く根を張り巡らし、それでいて矛盾するようだけれど、どこまでも変化を恐れずに留まることなく転がり続けていってくれるようにただただ祈るばかりである。

その道程で彼女の登っていく階段と、そこから見渡せるまだ誰も知らない絶景を、私達ファンに共有させて欲しい。
そのためには、やはりプロデューサーである蔦谷さんや、脇をしっかり固めてくれる強力なSuperflyバンドの存在が不可欠だ。どうか末永く、彼らが化学反応でいうところの良い「酵素」であってもらいたいと切に願うばかりだ。


勿論、手放しで完全礼賛なんてことは私はしない。良い物は良いとちゃんと言うが、ダメなものはダメと声を大にしてfeedbackをしなければならないと思う。この点についてはどんな職業にだって通じる話だから働き手の方には共感して頂けることだろうが、アーティストとファンとの「キャッチボール」を忘れてしまったら、そこに全く進歩はないと個人的には考えている。
だからこそ、昨日のレビューにて、某コーナーの大いなるダメ出しをしている訳だし、今日も今日とてやはりあのコーナーの感想としては、勿体なさが残るままとなってしまった。実際のところは志帆ちゃんではなくサポートメンバーの問題なので今回のツアーではもはや改善の余地はない。
だが、彼女はその人選という点で大きな「失策」を犯したことになるわけで、他の完成度が高いものであったが故に残念でならないのだ。完璧なものなど求めるのは難しいのは重々承知だ。だが、その点がこのツアーにおける「音楽面」という彼女の本分でのミスであるから、しっかり受け止めてもらいたい。

と最後にやや辛辣に述べてしまったが、該当コーナーに対する、耳障りの良い大絶賛にまみれた会場やSNSなどの雰囲気を通じ、Superflyの更なる飛躍を心より望むいちファンとして危機感を感じたからであり、他にも同意見の方はちゃんといらっしゃったので、それが埋もれないようにしたかったがためでもある。

(だって本当に実際にアカペラやっている人だったらあれはちょっと…って思うよ普通(爆))


とまた字数制限に引っ掛かりそうになったので(3000字でそれなのでFC会報誌用のツアーレビュー500文字なんて何も書けへんやん(爆))、3公演連続となった私のレビューも、ここで幕引きとしたい。

2016年のSuperfly活動の幕開けでもある今回のInto The Circle tour。
幕張、さいたまと参加した延べ35000人のバトンは、残る8公演の皆々様に託されましたよ!
志帆ちゃんを、Superflyバンドを、Into the Circleの一員となって、大いに盛り上げてきて下さい!
そして、現時点で最高の景色を、思う存分味わってきて下さい!!!


※3日間拙い文章にお付き合い下さり、誠にありがとうございました。

  • いいね! 36
  • コメント 0
  • 2016/02/08 (月) 00:02

» 問題のあるレビューを報告する

« 前へ| レビュー一覧へ (3/3) |次へ »

レビュー投稿
※3000字以内

投稿ガイドライン利用規約をご確認ください。

観たレポ投稿

    男女比

    年齢層

    グッズの待ち時間

    会場の混み具合

どのような雰囲気でしたか? ※複数選択可
ライブ満足度

投稿する キャンセル

レビューを投稿する

  • 新着ニュース
  • 新着ライブレポート
バナー