先年のツアー「ENCORE!」の「おかわり」というべきこの追加公演ツアー中、いつもの「また会おうぜ」を口にしなかった小田さん。その千秋楽、真夏の愛媛に集結したファンはそれを聞くため・・・というわけではないのだろうけど、アンコールの時についに小田さんが「また会おうぜ!」と叫んだ瞬間、客席に張りつめていた空気が急激にふくらみ音を立てて破裂したような印象(オンステージシートにいたので客席がよう見えた)。ほとんど絶叫のファンの歓声に、小田さんは「しまった(言っちゃった)」とでもいうようにちょっと首をすくめていたように見えた。
木目が印象的なコンパクトな会場の一体感は素晴らしく、最後にはバンドのギター・稲葉さん、ベース・有賀さんが申し合わせて花道へ進み、小田さんと肩を組むように並んだのには胸が熱くなった。
終始声を出し、会場をくまなく歩き・走り、歌った驚異の72歳(の約2か月前)。客席はもちろん小田さん、バンドの方々も熱く熱くなったツアー最終日。