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東京公演(代々木第一体育館)が来年に延期になったので、首都圏公演としては横浜に続く2箇所目。 小田さんは初めてという先輩方もご一緒にお出かけ。小田さんは平場に大がかりな花道を組むためアリーナ部の配席が事前にわからないのだが今回の席は花道がすぐ近くで、ご本人が何度も目の前で立ち止まってくださるし、天井から撒かれた「やさしい雨」も「フライングハート」「フライング小田くん(先輩が命名w)」もばっちり降ってくるしで、先輩は深夜帰宅しても旦那さんに小田さんの歌力、音響や演出の素晴らしさをこんこんときかせたほど(笑)楽しんで頂けて本当によかった。 小田さんはその高音や歌詞に泣けるというところに焦点が当たりがちだが、オフコース時代からこだわっているLIVE演出は多分国内でも随一だと想う。元放送分野従事者でSHOWへの目が肥えている先輩をあれだけ感動させるのも宜なるかな、とちょっと誇らしい気分。 夏前時点では不調さを感じさせる頻度高めだった初日・前半から声がよくのびて大きくて高いSSAの会場を満たしていて、聴いていて気持ちいいほど。 さいたまといえばおなじみスタレビとの思い出話から、2007年のスタレビ25周年LIVE(ちなみに延々6h、おやつ付、スタレビ出番は撮影録音可w)で作られたコラボ曲を弾き語りでワンコーラス聴けたのは、同じ会場で行われたそのLIVEにいた自分には懐かしく、とても嬉しかった。この話しを要さんがきいたらまた号泣しそう(笑

昭和35年4月2日〜昭和36年4月1日生まれの「同級生」凄腕ミュージシャンが集結、各々の思い出の洋楽を中心にカバーし、全員の卓越した演奏力を余すところなく披露するという、実にゴージャス極まりないプロジェクト。2010年の50歳記念公演から始まり、ほぼ毎年、互いに超多忙ななか、奇跡的なまでにスケジュール調整して一夜のLIVEを届けてくれます。 公演タイトルの「カウントダウン」とは、知命の歳から還暦へ向かうカウントのこと。還暦まであと2年の2019年公演では、メンバーの萩原基文さんが残念ながら調整つかず不参加。 桑田佳祐や小田和正や鈴木雅之、水樹奈々など日本のトップアーティストをサポートする面々ゆえ、練習時間をとることだけでも困難そうな感じですが、息もぴったりに、それぞれが選曲したナンバーの紹介を交えつつ演奏。ロックやファンクはもちろん、jazzyなナンバーにロマンティックなバラード、変化球で邦楽もと、ジャンル様々な名曲を名手の演奏で堪能。 〆めはBIG50のオリジナル曲。メンバーの大切な思い出がこめられており、それもあってしみじみと歌い上げられて、涙を誘われました。 そして還暦となる年にはさぞすごいことに、と期待していたところへやってきたのがCOVID19。落ち着いた暁にはぜひとも盛大にまたその音を聞かせてほしいと切に願う次第。

TBSのA氏が、恒例の前振りで「こうなることを事前に知らせていたら応募はさらに数十倍増えていたのでは」というようなことを言っていて、なんのことだろう?と思ったが、えらくたくさんのマイクがセッティングされ、ライトがともってフミヤさんが歌い始め、2曲めくらいから、どうやら何かすごいことになるぞこれは・・という感があり、客席も総立ちになった。それから驚愕の約20分間。歌い終わったあと、客席からの長い長い拍手は心の底からの称賛の現れ。スキマの大橋君や、窈ちゃんなどが涙を浮かべていたのにもらい泣きした。歌番組なのに、選りすぐりのアスリートによる異種混合戦を見たように圧倒され、爽やかさすらあった。「小田さんが言っていたのは、コレだったんだなと」という大橋君の万感のこもった感想には大きく頷いた。あの場にいられたことは今でも喜び。個人的には歴代クリ約でもベスト3に入る回。 セット替えに時間がかかっているとき、小田さんがこの年の話題作「This is it」に触れ、実はムーンウォークができるといい、それらしきもの(笑)を披露したり、バンドがほんのワンフレーズながらBilly Jeanのフレーズを弾いたりしてくれて、MJファンの自分としてはすごくうれしかった。

チャゲ&飛鳥と小田和正のジョイントコンサート、しかし朝から台風10号通過の影響をもろに受けて大変な一日に。小田さんの雨男を通り越して「嵐を呼ぶ男」説はこの頃くらいから確定したのではなかったか。公演中止のアナウンスがないため、自分は早めにバスで会場入りしていたのは幸いした。時間帯によっては公共交通がストップしていたからだ。ただ、到着しても大雨をしのげる場所が限られており、敷地内のホテルが居場所に困った多くの客に空間を提供してくれたことはありがたかった。いわばちょっとした避難民状態で開演を待つことに・・。 然るに公演直前にはまさに台風一過の好天。 楽することを許さない小田さんに引っ張られて、持ち歌ですらアレンジを変更し、リハだけでなくコラボ曲まで作らされたチャゲ&飛鳥は本当にお疲れさまでした・・。 プログラムは、チャゲ&飛鳥と小田さん3人によるギター弾き語りによる花道の先のサブステージでのパフォーマンスがほとんどだった。しかもそのサブステージが交通会館最上階よろしくぐるりと回転するという仕掛け付き。 実はこの頃、某Y系電脳競売でチケットが暴騰ともいうほどの高値になっていて、特にメインステージ最前列は元値の50倍(!)にまで達するほどのお祭り状態。そのチケット購入者の心境が心配になるくらい、メインステージには背を向ける時間が長かった。 そしてゲストとして、イベントサブタイトル「青春の影」の財津さんが出てきて、さらにレアな競演。朝の暴風雨が嘘のように空には月まで出てきた。ラストのYAH-YAH-YAHでは、客席が腕を月夜に突き上げ大盛り上がり、そして夜空に上がった花火で締めくくる、終わり良ければ総て良しな一日だった。

TV露出は、オフコース時代含めて殆どない小田さんが特番に出る・・?!告知を見て驚き、自分はTV観覧の経験もほぼないし、どうやらクリスマスのようだし、場所はTDL近いし、これは参加するしかない!と友人たちと応募、無事当選。そのときは、これがどれだけ貴重なことか、そしてこの後20年にわたり毎年末たくさんの人たちに望まれる番組になるとは、全く思うこともなく、ただ期待にわくわくしながら、折から積雪もあるほどの寒さで震えつつ、開場を待ちわびていた。 見慣れないニットキャップ、笑顔なんだけどLIVEと異なる緊張感とともに額に汗して一生懸命喋る小田さん、今思えば初々しさすらあった気がする。自分たちも番組映りの対応をスタッフから指導されるなど、ステージ上も客席も「手探り感」がにじんでいた、新鮮で記念すべきTBS音楽特番「クリスマスの約束」初回の現場だった。 今日は誰も来ません、と小田さんが冒頭で告げて上がった声は、小田さんが気にしたような不興ではなくて、驚きだったと思う。ファンである自分たちからすれば、小田さんのオファーを断る人がいるなんて想定外だから。 それでも演奏してみればバンドの方々もばっちり。Bassが初めて見る方で、ノリノリで気持ちいいビートだったのだが、あとで元プリズムの名手と知って納得。 入場前に、一人または二人一組で所定のポーズでグリーンバックで撮影。あらかじめ上衣は白でと指定があったのだが、それはこのためだったかとそのとき悟った。番組放映時、その後3回くらいまでアバンタイトルCG素材になっており、友人と自分をすぐ見つけて、きゃあきゃあ騒いだ思い出がある。 撮影した人から順に廊下で整列して待機。太いケーブルが廊下のそこかしこに走り、「撮影現場」のリアルを実感した。 席は指定席ではなく、スタッフ指示での振り分けだったので、座る場所は運次第だったが、友人と自分は前から数列目の中央寄りの好位置だったのは幸いだった。 観客席は平場のみ、不使用の二階席には疲労困憊の様子のスタッフが見えて、制作の苦労がしのばれた。 客席最後方に設えた巨大パネルがステージに向けて歌詞を出していたが、撮影中に不具合が起きて結構長い間中断。そんなこんなで収録が押して、終盤あたりの客席は我慢比べ状態に。スタッフが終電都合での退出を許可し、カメラフレーム内に写る空席は前詰めにして埋めていたと思う。収録はのべ5時間くらいはあったか。しかし放映は二時間足らず。TV番組をつくるって大変なのだなと思った。 ついでに入場待ちの時のこと。 長い長い開場待ちのとき、目の前の会場の窓から軽装のきれいな女の子たちがこちらを見下ろしていて、スタッフさんかな暖かそうでいいな・・などと、積雪のあるなか寒さしのぎで足踏みしながら羨ましく見上げていたが、彼女たちの役割を、会場に進んでから悟った。セットされたピアノを囲むようにあった空席に、自分たちのような「一般人」でないと一目で分かる整った女子たちが着席していく。TVは画面(えづら)が重要なのだ、と、自分が来たのが普通のLIVEではないことを改めて実感した一幕だった。

スターダストレビューと小田和正のジョイントLIVE。小田さんが7/22の交通事故で重傷を負った後としては最初のLIVEで、出演は無理だろうと思っていたのに、恐るべき回復力。東京アラモアナ(笑)では、「ジッコリーノ小田」の名称で出演。事故についての一言として、「心配かけました~!反省してま~す!」には、客席の多くが「してねーだろ!」と内心ツッコミをいれたくなるレベルの棒読みだったのにはもう笑えるやら泣けるやら。 小田さんも自身のバンドを引き連れたため、ステージにツインドラムセットという豪華さ。気持ちの良い野外の風の下、スタレビの盤石のパフォーマンスと、小田さんの大けが後とは思えない(ギターを持つときに一瞬痛そうな顔をしたのを除いて)歌声に、踊って聞きほれて、アンコールあたりはスタレビのメンバーにも涙が見えるほど感動的なステージ。ライブタイトルそのまま海風と夜空の下、音楽と感動に酔いしれた素晴らしいLIVEだった。それは舞台上でも同じだったようで、事後、小田さんは「もっとも思い出深い公演の1つ」として折に触れて挙げている。 なお公演には「おみやげ」として、スタレビと小田さんの対談を収めたカセットテープがあった。 LIVE後、夜の博多を友人を彷徨っていたらある人と偶然遭遇し、一緒にカラオケ歌わせてもらったのはいい思い出。