確かにスゴいのは事実。55曲をやるんだからスゴい。
93年の開始時に桑田さんが言っていた、良い曲を歌い継ぐ必要性、それをエイズ問題にかけてエイズ問題も後生に語り継ぐ必要性を解いたので、古い曲を歌い継ぐというテーマがあります。
桑田さんの趣向が時を経て変化しているのを感じます。以前なら、北国の春や与作のようなコテコテの演歌は無かったと思います。どちらかというとポップス寄りの演歌はありましたが、遠藤実あたりはなかったでしょう。60以上にしか分からない楽曲が多く、歌謡曲大好きなので問題はありませんでしたが、後生に語り継ぐ平成の名曲をやるのかな、と思ったもので、ちょっと古いかな、とも思いました。
演者がプロフェッショナルばかりでかっこ良く、ハナミズキは初日と3日目(ライブビューイングで観たのですが)では別物になっていました。かっこ良かったですね。リズム隊のベースの角田さん、ドラムのカースケさん、パーカッションのはたけやまさんのスゴさをめちゃくちゃ感じました。
しかし、うちの嫁に言わせれば、あの世界に一つだけの花については、ホントにすごいと言ってました。まずハッピがSMAPカラーで、この平成最後のタイミングで平成最大のヒット曲が全く歌われない淋しさを、桑田さんは分かっていて歌ってるんだと言い張っていました。大感動だそうです。平成最大ヒット曲は解散して歌えず、二番目のヒット曲は東日本大震災の呪縛が取れず歌えない‥確かに淋しいですよね。それだからがゆえに、この演奏は最高だったのかも知れませんね。
役割を終えたAAA。これからはまたテーマを持って、桑田さんが最近の曲をチョイスして歌うとかお願いしたいですね。Havanaは日本語詞を付けてこれはこれで面白かったですが、オリジナルを桑田さんが歌っているのも聴いてみたいと思います。是非新しい企画をパシフィコ横浜でお願いします。