WILL-O’の良さを知ってもらえるようにいいライブを見せたい

赤坂ブリッツでのワンマンも経験し、WILL-O’として活動1年が経ちました。成長や手ごたえを感じられるようになってきましたか?

榎本:どうだろう。ほかのアイドルの方々とご一緒する機会もあるんですが、私たちは圧倒的にかわいいではなくかっこいいと言われることが多く、それが持ち味なのかなって。楽曲もロックで激しいし、何より基本的に全て生歌でパフォーマンスすることにこだわっているので、そこは誇れる部分。歌はグループの良さとして、もっと前面に出していきたいですし、1年前と比べるとみんなの歌の成長を実感しますね。みんなの成長を目の当たりにして、怠けてたら置いてかれちゃうなって刺激をもらってます。

桐乃:これまで私は人前で歌う経験がほとんどなくて、友達とカラオケでふざけて歌うくらいしかなかったんです。でもアイドルって“歌とダンス”がお仕事じゃないですか。なので、ボイトレの先生に一から叩き込んでもらって、ちょっとずつ声が出るように。「成長してるね」ってメンバーやファンの方からも言われたりすると嬉しいし、赤坂ブリッツに久しぶりに来てくださったお客さんから「歌がすごくうまくなったね」って言ってもらえて、手ごたえを感じました。

小森:私の場合、榎本りょうと神崎ののは歌がうまいから2人との溝を少しでも埋めるために必死にやるしかなかった。初期は特に「2人との差が激しい」とずっと言われていたので、苦しかったですね。そのために練習するしかなかったんですが、1人暮らししていたので大声出すと近所迷惑になっちゃう。なので「歌イエット」というダイエット器具みたいのを買って(笑)。それはツボに向かって歌うと声が外に漏れない構造なんですが、さらに念を押してお風呂場で扉を閉めて歌の練習をしていました。

榎本:な、泣けるね……。

桐乃:そうなんだ。私は気にせず家で歌っちゃってました(笑)。ライブ映像を撮ったものを家で見返して、「ここはうまく歌えてないな」「声が出てない」とか必ずチェックして、次のライブに生かそうと練習してきましたね。それが少しずつ力になっていたら嬉しいです。

小森:赤ブリで発表しましたがファンクラブができたのも特別です。地下アイドルでファンクラブがあるって、聞いたことがないよね。

佐伯:うん。だから、芸能人みたいだなって(笑)。

榎本:私たちのためにファンクラブに入会しようと思ってくださる人がいると思うだけでありがたいです。気軽にフォローできるSNSとは全然違う感覚ですからね。

では最後に、9月からの東名阪ツアーに向けて意気込みをお願いいたします。

榎本:全会場ソールドアウトすることを目標に、それに向けて頑張りたいです。ライブでは、赤ブリからさらに成長したWILL-O’をお見せしたいですね。

佐伯:そのためにも、歌やダンスはもちろんですが、WILL-O’のメンバーの一員として自信を持ってライブに参加できる自分になれるよう頑張って成長したいです。

桐乃:名古屋と大阪でのワンマンライブは初めてなので、WILL-O’の良さを知ってもらえるようにいいライブを見せたいですね。そのためにも個々のスキルも上げていかなきゃいけないなって思ってます。

小森:そうだね。赤坂ブリッツでワンマンをしたことで、お客さんの期待値も上がっているんじゃないかなと思うんです。それに応えられるようにメンバー全員で、まとまっていいものを創り上げたいです。個人としては、筋肉と体力がないので、止めるふりのシャープさに欠けてしまったり終盤に疲れが出てしまうことも。なので、体力もつけたいし、新衣装はお腹も見えるので腹筋を鍛えたいです(笑)。

榎本:よし、(腹筋)割っていこうな!

全員:アハハハハハ

※神崎ののは体調不良のため欠席

取材・文=橘川有子、撮影=矢内幸太郎

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