この日の大きなトピックのひとつは、9月に3度目のメジャーデビュー決定というお知らせと、その新たなスタートとなる新曲「あっぱれサマーっ!!」初披露だったと思いますが、この新曲への思いも聞かせてください。
成実みく:最初、音だけ聴かせてもらった時、歌詞もなくて、テンポも完成版よりゆっくりだったので、「王道のアイドルソングっぽいけど、あまり天晴れ!原宿らしくないかも」っていう印象でした。でも、歌詞がついて、テンポアップして、メンバーの歌が入って、振り付けが決まったら、「これは私たちの曲だ!」って思ったんです。ライブで披露してみて、やっぱりこれは私たちだからできる曲だなって改めて感じました。
藤宮れい:私たちが披露する前にスクリーンでミュージックビデオを流したんですけど、その時から大きな声でコールしてくれていて、「なんでコールを入れられるの!? 初披露だよね?」って(笑)。
工藤のか:ミュージックビデオを観ながら「こういうコールにしよう」って決めてたのかわからないんですけど、私たちが出てきてすぐにコールしてくれたり、盛り上がってくれたり、すごく一体感があって楽しかったです。
藍井すず:私たちが披露した時は既にお客さんのコールが完成されてたよね。それがすごいなって思いました。
朝比奈れい:天晴れ!原宿は夏曲があまりなくて、タオルを使う夏曲は2曲目なんですけど、1曲目とはまたタイプの違う曲になっています。これからフェスやイベントが多くなっていくので、ファンの方も一緒にタオルを振ってくれるのかなって、この夏の楽しみが増えました。
永堀ゆめ:言葉で表現するのは難しいんですけど、青春とまではいかないかもしれませんが、夏に向けて盛り上がれる曲ですし、既に対バンライブやイベントでも披露させてもらっていて、「夏は天晴れ!だ!」って感じですね(笑)。
七瀬れあ:ペンライトは最近浸透してきたので、今後は「タオル持ってますか?」と聞いた時にファンのみんなが全員「持ってます!」と答えてくれるようになったらいいなと思いますね。みんながタオルを回している光景が見たいです!
藍井すず:この日に向けてたくさん練習したんですけど、細かいところなどもっと練習しないといけないなと思った部分もあったので、夏に向けて完成度を高めていきたいですね。
藤宮れい:あと、この曲の途中で「大好きだよ!」ってセリフがあるんですけど、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。
七瀬れあ:新曲というのもありますけど、私たち、セリフのある曲は多くないので、結構練習しました。特にセリフ部分を(笑)。最初は歌の入った音源を流しながら練習していて、その時は問題はなかったんですけど、カラオケバージョンで練習してみた時に、セリフを言うタイミングが7人全員バラバラだったんです。セリフを言う時、周りの音がスッと消えるので、それでタイミングがつかめなくてバラバラに。「ちょっと待って! このタイミングでしょう?」「いやいや、こっちのタイミングでしょう!」って意見が分かれてしまったので、みんなで聴き直して確認したりしました。本番はみんなで合わせることができましたし、大成功だったと思います!
「アッパライナ」「あっぱれサマーっ!!」の他にも披露した楽曲は個性的なものばかりでした。選ぶのが難しいと思いますけど、そのセットリストの中で当日のパフォーマンス、お客さんの反応を含めて、いちばん印象的だった曲を選ぶとしたら?
朝比奈れい:私は10曲目の「この先へ!」です。対バンライブではあまり歌われない曲なんですけど、単独ライブでは一番歌われる曲で、タイトル通り、歌詞が前に進むような内容なんです。その中でも「でもいつかもっといい景色をみてみたい!」というフレーズが一番好きで、それって今の私たちの気持ちそのままじゃないですか。なので、すごく想いを乗せて歌いました。
七瀬れあ:私はアンコールの最後に歌った「バンチャラ」です。いつもアンコールは2曲なんですけど、この日は3曲歌って、本当に最後なので私たちもお客さんもすべて出し切ろう!っていう気持ちになっていたと思うんです。落ちサビ終わりに銀テープがパーン!と飛び出しましたが、そこにはメンバーそれぞれがいろいろ考えて書いた自筆のコメントが書かれていました。そんな演出も含めて、思い入れの強い1曲になりました。
藍井すず:ラストの「バンチャラ」も印象的でしたけど、私は本編の終盤(15曲目)に歌った「Our Music」が印象に残っています。この曲を歌う前にMCがあって、その内容も感動的だったんです。
(4/5)