並び順
アーティスト
開催年

テナーがNewアルバムを引っさげたTOURをスタートさせた! 今回のアルバムはここ1年程にリリースしたシングルを中心にした作品いうこともあってか、LIVEでは初日にも関わらずよくありがちな取っつきにくい感のあるオーディエンスの反応は全く見られなかった。 私自身、正直、新譜の♫シーグラス♫を初めて聴いたときは『テナーがJ-POP(汗;』と少し戸惑ったがアルバム全体を通して聴いていくとサウンドは ”やはりテナー” の格好良さ。 過去にも同じようにずっと観てきたバンドの方向性が変化する場面を度々見てきたが比較的 横道に逸れてしまった感で終わることが多いもの。 しかし、今回のテナーの公演を観て思ったのはそれとは違うという結論だった。 ホリエアツシが作り出す美しいメロディーと甘い歌声を全面に押し出した今回の曲達は POPにテナーならではの格好良いアンサンブルでまとめ上げている。 正直、これには新しいスタートを感じざるを得なかった! LIVE全体を通してみても、テナーにはこんなにもエモい名曲があったんだということを実感させられるセトリだ。 LIQUIDROOMでの久々のテナー・ワンマンだったが 今回の内容ならもっと大箱の席ありの会場で舞台演出の高いスタイルを観てみたいと感じさせられた! 良い意味で客層も以前とはかなり変わってきた感じだったが それも進化していることを証明している結果。 オーディエンスとともに歌い、叫び、身体を揺らす観覧スタンスは現在流行っているダンスロックやメロコアバンドとは一線を画し、大人な要素を含んで心地よい。 間違いなく彼らに良い風が吹いてきている気がしてならなかった! TOUR FINALの昭和女子大ではまたLIVE HOUSEとは異なるセトリや演出が必至だろう。 但し、まるで漫才 ︎ を彷彿させる緩いMCには変化はないはずだが... 今後のTOURが楽しみで仕方がなくなるエモーショナルに過去最高に歌うテナー ︎ TOUR FINAL期待しています(^ー^)ノ

MAN WITH A MISSION @ MAN WITH A MISSION 「The World's On Fire TOUR 2016」

2016/03/27 (日) @ つくばPARKDINER(茨城県)

MAN WITH A MISSIONが”つくば”に帰ってきた ︎ 普段、メジャーアーティストの公演がほとんど行われない会場にて施行された今回の公演には他の公演以上に意味があると思わずにはいられない。 当然そんなことを思っているファンも数多いのだろうか、この日の一番乗りのファンは福島県から会場に6:00入りしたという強者だった。 そこからファンは続々と会場に集結し、物販開始時刻が14:00頃からとの会場スタッフのコメントが出た午前11:00頃には既に200人くらいは集結していただろうか ︎ それも周囲にこれといった店舗もほとんどない交通の便も悪い会場にだ。 現在のMWAMの人気度なのかそれとも地元⁈公演のプレミアム感を満喫したい為なのか? 間違いなく半数以上はチケットを持っていないファンに思え、特に彼らは午後になってから小箱から漏れてくるオオカミ達のリハーサルの音に身体を揺らしていた! MWAMの物販もほぼほぼ”SOLDOUT”した17:30頃に予定通り 開場が始まる。 1番からなんと最後の整理番号まで1番単位で呼ぶという都市部ではあり得ないきめの細かい⁈スタッフの対応には正直驚いた。 キャパ300を唄っている”PARKDINNER”に一体どれだけのお客を入れたのかと思うくらいオーディエンスで埋めつくされた会場内のステージに約10分遅れで対バン相手の THE ORAL CIGARETTES が登場。 いきなりの ♫起死回生ストーリー♫ 〜 ♫Mr. ファントム♫ でオーディエンスの緊張感をほぐすと最後の ♫狂乱 Hey Kids♫ までアッパーチューンの乱れ打ち。 中盤のMCではVo.ヤマタクが『MWAMは現在、大箱を一杯にしてオーディエンスを揺らすことができるアーティストなのに 今日のような小箱で それも自分達みたいなアーティストと対バンしてくれる!本当に素晴らしい先輩アーティストです!』 と話していたが、私もその言葉に共感し 改めてMWAMはファンの側で音を鳴らしてオーディエンスと遊んでくれる LIVE HOUSE BAND なんだ ︎ と実感した。 その後、ステージセッティングの間にオオカミ達のいつもの緩い”VTR”が流れると会場内は即、癒しモードに... そんな中、間もなくして真打ちが登場! 一気にボルテージが上がったオーディエンスに最初にぶつけてきた曲は今回のツアータイトルにもなっている New Albumの1st Tuneの♫Survivor♫ そこからは新譜とスタンダードになったアッパーチューンを織り交ぜたセトリで会場内のボルテージを最高潮に持っていく... しかし、この日の会場内のムードは少し違った! 会場各所から度々 聞こえてくる『おかえり〜』の声。 MCのときにジョニーは『ナニヲイッテルノカ ヨクワカリマセンガ トリアエズ アリガトウゴザイマス!』と返す。 この日のメドレーでは 古めの♫Mash UP the DJ!♫ や ♫WELCOME TO THE NEW WORLD♫ を組み込み 今回の会場でのLIVEという意味があるのか何か意味深⁈さを感じさせるものだった。 ワンマンでしか味わえないジョニーの弾き語りやリブのドラムプレイとDJ サンタモニカによるテーブルプレイの掛け合いの後、本編の最後にはやはりNew Albumからタイトル曲の ♫The World's on Fire♫ ”焼肉コール”の後には ♫Memories♫ で会場全体をシンガロングに染めてオーラスには♫Raise your flag♫ を叩き付けて会場を大きく揺らした! アツイLIVEに違いはなかったものの今宵はオーディエンスに温かく包み込まれているオオカミ達がステージ上で自由に暴れ捲くっているようなLIVEに感じたのは私だけだったのだろうか ︎

Nothing's Carved In Stone @ Nothing's Carved In Stone「Hand In Hand Tour 2016」

2016/02/13 (土) @ 横浜ベイホール(神奈川県)

2月の海辺の会場ということでかなりの寒さを想定していたこの日は意外にも4月下旬の陽気。 そんな中 まるで桜が咲くように、Hand In Hand Tourが横浜ベイホールを皮切りにスタートした。 今回は全公演・対バン形式で初日を務めるのは『coldrain』 ハードコア系の代表バンドの彼等がNCISファンとどう絡めるのか見ものだったが、そこは海外などのアウェーでも圧巻のパフォーマンスを魅せてきたバンドだけあってオーディエンスをヘドバンの嵐に巻き込んで行った! ステージから降り注ぐ『冷たい雨 ︎』に はしゃいで大盛り上がりしたオーディエンス。 まだ熱気に包まれた身体が火照っているうちに本打ち・NCISが登場だ! いきなりALBUM『MAZE』からシングルカットしたばかりの『Gravity』をぶちかますとあちこちでモッシュの嵐! そこに『Spirit Inspiration』 するともうイントロの段階から会場中のテンションはほぼ頂点に達したかと言わんばかり "Oiコール" がこだまする! そして3曲目には『白昼』 本当にここで燃え尽きるかと思うようなセトリにはイイ意味で本当に脱帽。 MCでVo.たっきゅんはやや自虐ネタを入れてオーディエンスを和ませながらも『対バンにおける同じ想いを持った仲間との出会い、同じくオーディエンスとの出会いの大切さを強調していた』 CDなどの楽曲を聴いてアーティストのファンになり そのアーティストのLIVEに出向く。そして、そこでまた新たなアーティストのサウンドと出会いそれを自らの感覚に精査する。これは簡単なようで意外に難しいこと。なぜなら自分自身に好き・嫌いの明確なものがないと出来ない作業だからだ! ジャンルなどというものは本来なら必要はないはずなのに、それが難しいから存在する。 そんなことを考えさせてくれるのもROCK BANDのLIVEの魅力の一つだと改めて気づかされた! "YOUTH City" "Cold Reason" そんな思いを吹き飛ばすように演奏は続きオーディエンスは過去を吐きだして行くようだ! そこで、この日 全ての意味で初のお披露目となる新曲 "In Future" いつもギターを掻き鳴らしながら歌うVo. たっきゅんがマイクを片手にステージを動き回りながら歌う!新鮮な光景。 正直まだしっくりと聴けなかったが これも聴き込むうちに自身の名曲アルバムに入ってくるのだろう。 後半はMCもほどほどに怒涛のアッパーなナンバーのラッシュでチビ箱特有のダイブも炸裂した。 アンコールでは今回のツアーTシャツをメンバー全員が着てステージに登場し、先のファン投票で①位に選ばれた名曲 "November 15th" を届けてくれるとオーディエンスは名残惜しそうにダイブなどでステージに各自の熱い想いをぶつけていった。 対バン相手は違えど、これから全国各地で今回のようなエモい公演が繰り広げられるのだろう。 サウンド的にも更に完成度が増しオーディエンスとのぶつかり合いも益々楽しみでならない。 そんな公演を終えると5月にはバンド初の野外単独公演が控えている。 数々の対バン公演で刺激を受けたNothing's Carved In Stone が ひと回り大きくなって『NOTHING'S CARVED IN STONE の野音』を魅せてくれることを期待して止まない。

完全満席の会場にはおよそ女性8割、男性2割の着飾ったオーディエンスがお酒や料理を目の前にそれぞれが会談している。勿論、会場に流れるのはホリエアツシ・セレクションのBGM。 ほぼ開演時間通りにダンディに着飾ったメンバーが客席側から2手に分かれて登場する。通り沿いにいるファンとはハイタッチだ。 ステージに上がるとまずはいつもの緩いTALK。ホリエアツシの『今日の西日本は大寒波でしたが九州のほうから来た人はいるのかな?』の質問に誰も手を上げなかったがおそらく長崎辺りから来ていたファンもきっといたのだろう。 初のビルボードで緊張している...というメンバーだが正直それをあまり感じさせない普段着な雰囲気で、これまたいつもの『俺たちストレイテナーって云います』という決まり文句からLIVEスタート! 1曲目はビール片手に観覧していた当方をアゲてくれる嬉しいナンバー♫Farewell Dear Deadman♫ 曲の終わりに食い気味に放たれるオーディエンスの拍手はメンバーから最初に依頼された通りでテナー・ファンの生真面目さをうかがわせた。 過去のアコースティック公演よりもアンサンブルの厚みとボーカル力がUP!したLIVEは曲が進むに連れ会場内を温かく包み込んでいく。 特に♫CLONE♫はビート感を走らせるアレンジを加えてまるで別の曲かと思わせるくらいの秀逸さ! 途中♫YOU and I♫のアタマでvo. ホリエアツシが珍しく歌詞を忘れるというハプニングもありましたがメンバーは終始笑顔で逆にオーディエンス側が歌をフォローしようとやや焦る場面も... アーティスト側とオーディエンス側がまるで家族のようなアットホーム感を醸し出していて本当にステキだなぁ〜!と改めて実感。 終盤にはPVを彷彿させる演出でステージ後方の幕が開き、六本木の夜景をバックに♫DAY TO DAY♫ やや控えめなテナーファンなため ︎ 声はやや小さめでしたが間違いなく会場全体にシンガロングが響き渡っていました。 そして最後にはLIVE HOUSEでオーディエンスを虜にしてしまう名曲の♫彩雲♫ 今日は六本木中を包み込んでいました! 終了後にはアンコールを期待する拍手の中、再度メンバーが登壇! これまたアレンジを加えたNew ♫Lightning♫ 胸の前に手を組んで聞き惚れている女性ファンが多く見受けられ かなりの方が心を鷲掴みにされていたはず... 最後にはステージ最前でメンバー皆で肩を組んでのまたまたいつものお辞儀...本当にいつも通り... 鳴り止まない拍手の中、会場内にいるファンのはち切れんばかりの笑顔に私の心も更に満たされました! 改めてバンド名の『Straighten』の意を貫く本当にイイ意味で何も変わらない彼らの姿に感動! 彼らはいま新譜を作っていてかなりアッパーでカッコイイ曲が出来上がりつつある!と話していました。 常にその時々の感情を素直に表現するホリエアツシさんのセンシティブな楽曲とメンバーの表現力からして次はLIVE HOUSEで我々をメイチに弾けさせてくれて且つ抱擁してくれることでしょう! いろいろな形ででも魅せてくれる彼らのLIVE。これからも私のホームであり続けてくれること必至で目が離せません。 今宵もありがとう!テナー ︎ また楽しみにしています!