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2CELLOS ON THE ROAD

2015/07/02 (木) 19:00開演 @ サントリーホール 大ホール(東京都)

ひらりさん

9都市で13公演、彼らにとって1年半ぶりとなる来日ツアー。今夜はその中で唯一、セットリストがクラシックレパートリーとなることや、弦楽オーケストラを従えての演奏となること、さらにはクラシック音楽を演奏するためのコンサートホールとして設計され、会場自体が楽器であると称えられるサントリーホールの音響を初めて体験できることなど、様々な期待が重なって、鼻息荒く当日を迎えました。 13人編成のオーケストラが着席した後、アコースティックチェロを持った2人が舞台に登場。実はこのチェロ、今夜の演奏のためにルカとステファンが愛用するチェロをクロアチアから初めて持参したとのことで、デジチェロでのライブ映像を見慣れた私には、これから聴くことになる音色がどのようなものになるのか全く想像がつきません。果たして1曲目から、軽やかなストリングスのアンサンブルで彼らは観客を魅了。アコースティックチェロから紡がれる音色や表情は、やはり普段の演奏とは異なって聴こえるのですが、小さく繊細な音もはっきりと耳に届けてくれる会場の音響によって昇華されたその音はとても心地よく我が身に沁みてゆきます。 クラシック作品からは「2つのヴァイオリンのための協奏曲」をチェロ用にアレンジした演奏も披露し、そのMCでは「(チェロのレパートリーが少ないので)豊富な作品がそろうヴァイオリン用のものから盗んでこないといけないんだ」と、観客の笑いを誘っておりました。嬉しかったのは、今夜のクラシックレパートリーにおいても「2本のチェロでロックする」彼らの神髄が健在だったこと。ハンス・ジマーの「モンバサ」では、いつもドラマーとして2 CELLOS公演に欠かせないドゥーシャン・クランツがカホン演奏で登場し、激しいコラボパフォーマンスで大いに客席を沸かせて本編が終了。 そして、アンコールでは MJ の「スムーズ・クリミナル」から、実際にこの曲のアコースティックチェロ演奏を聴くのはこれが初めて。激しい演奏にルカのチェロの弦が切れてしまい、ルカが始めた張替作業に時間がかかりそうとみるや、さりげなくステファンがバッハの「プレリュード」を弾き始めるあたりはさすが阿吽の呼吸と言うべきか。最後のアンコール「アリア」が繊細に演奏されて今夜のライヴは幕を閉じたと思いきや、あまりの盛り上がりに再び2人が登場し、演奏したのは U2 の「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」。この再アンコールのサプライズに観客の盛り上がりも最高潮に達し、鳴り止まないスタンディングオベイションに場内は包まれたのでした。チェロの音色ってこんなに綺麗なものだったんだな。

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