第4回
車とアイロン
2015/05/21
いい季節になってきた。
洗濯物も気持ちよさそう。
ゴールデンウィークも明け、スギ花粉もおさまり、調子にのって自転車に乗り始めたら、夜にはグズグズ、目がショボショボ。油断は禁物、まだ飛んでいる。
自転車に乗るのも妙にコワくなってきたなぁ。
昨年、街中で二回コケているのもあるし。
車の運転をしなくなって、何年経つだろう?
10年以上にはなる。駐車場のこととか、都心の交通事情を考えると、「まぁいいか」とは思っていたが...。
最近は、ちょっと車が欲しい。
ウルフルズは初秋にだすアルバム作りをしているが、その日に録った音源とか、車で聴け
たらいいなと思う。
車で流れる音楽は何処か懐かしいし、ラジオも軽快に入ってくる。
音楽と車は相性が良いんだろう。
というわけもあるのかないのか、車の雑誌を見るのが好き。喫茶店(最近は、カフェ?)、お医者さんの待合室などで、たまにパラパラっとページをめくる。
「もし今乗るなら」、とあれこれ妄想するのが楽しい。
もうひとつ、最近欲しいものがある。
ちゃんとしたアイロン台とアイロン。
ピシッとしたハンカチを持っていると、モテるんじゃないかと。
これは、夢でもある。
そんなことを言いつつ、実は先日、お手軽な衣類スチーマーを買ってしまった。ハンガー
にかけたまま皺なんかを伸ばせるスグレモノ。
「スグレモノ」と「あったかグッズ」を購入するには用心が必要だが、誘惑にまけてしまった。そんな自分が嫌いではない。
シャツなんかも、あんまりピシッとしているより、ヨレってしているのも、またそれはそれで。
結局は、軟弱なところで救いを求めるズルさとユルさも必要。
今、車で聴きたい音楽はボブ・ディラン。アルバム『HIGHWAY 61 REVISITED』。
アイロンがけしながら聴きたい音楽は、ジョナサン・リッチマン、、、いやいや、ツェッペリンとか、ハードなほうが楽しいかな!
今日は、いい天気ということで。
(文/ジョンB)