一度聴いたら忘れられない歌声の持ち主。
椛島恵美さんの奏でる音楽には、研ぎ澄まされた感性が宿ります。ピアノと歌のハーモニーが会場を満たし、そこはいつしか癒しの空間に。心が疲れているとき、彼女の歌がそっと心に寄り添い、初めて聴いた時にクラシックにも似たその優れた音楽性に惹かれました。
音符にしばられないピアノの旋律は彼女の最大の持ち味であり、そこに歌声がのることで唯一無二の優れたハーモニーを創り出します。
全く年代を感じさせないデビュー曲からの数々の楽曲たち、さらに深みを増した奥井亜紀さんのソプラノボイス。物語性のある曲ではいつも涙をさそわれます。そして奥井さんももらい泣き。それに応える観客の合唱。そんな空間を共有するところが奥井亜紀さんのライブの魅力です。
最近は、昔奥井さんの楽曲を使用したアニメを見ていた子供たちが30代になりライブに参加、子連れの人もいてライブは小学生からシニア層まで幅広く、ファンクラブではない人もたくさんいらっしゃいます。
山田尚史さん、愛称ふーみん。初めて会ってまだ1月も経っていませんが、彼のギター弾き語りは彼ならではの味わいがあります。心の叫びにも似た歌の力強さは魅力的で人を引き付け、いつの間にか彼の歌の世界に入っています。決してがさつなフォークではなく、繊細な音作りが光る「生で聴きたい」アーティストです。