第6回
プチおセンチ?
2015/06/18
梅雨入り。
この季節になると、ちょっといい傘を買おうと毎年思うが、結局はコンビニのビニール傘。
まぁ、そんなもんかな。無駄で気軽なところもないと、今の時代はしんどくなるのかも....
知らんけど。
そうそう、大阪のひとは、この「知らんけど」を会話の最後によくつかう。
「なになにやんか、どうこうやろ、、やから、そうちゃうの、、、よう知らんけどな!」
無責任な、間違っていても許される便利な言葉。
自分も大阪出身なので、よくつかわせてもらっている。なんや知らんけど。
そういえば、雨の日に長靴をはいている女性をよくみかける。今や普通にお洒落だしなぁ。
これからは、長靴男子もよかろう。ぼくも、たまにお世話になっている、ふわっとして楽しい気持ちになるし、水たまりもこわくない。
妙に、強くなった気分にもなれる。
長靴男子でもあり、老眼男子でもある。
話が、まったりとしてきたので、もっとまったりする。
雨の日に聴く音楽もよい。なんだろう、プチおセンチ? 湿っぽいのは嫌いだけど、しっとりとしているのは悪くない。お肌にもよいだろう。潤いは必要。
それでも、カラッとした音楽が好き。
このことは、すごく個人的な問題だけど、大切にしていること。演奏するときも聴くときも、良い悪いの基準になっている気がする。
けれど、「ちっちゃいこだわりだなぁ」とも思う。ロックって、なんだろう? あれ? ジメッとしてきたような。
よう知らんけどな! と吹き飛ばしていこう。
事実、いくらカッコつけようとしても、関西出身のバンドマン。自分が、いちばんよく知っている。
雨宿りしながら、今、この原稿をかいている。
場所は、駅前のドトールコーヒー。
いつも、店内で流れている音楽が、すごくいい。
有線ではないと思うのだが? どんなひとが選曲しているのだろう。くすぐったいところを突いてくる。ジャンルも様々だが、いいんだよなぁ。
今かかっている曲、誰の曲だろう。
問い合わせてみようかな。
自転車にも乗れない日々。
(文/ジョンB)