何となく、予感めいたものはあったのかもしれません。開演前に会場に流されていた坂本龍一さんの曲に「あれっ」と思いました。普段、コンサートではあまり聴かれないような曲を楽しませて頂いて、アンコールの最後の曲に坂本龍一さんの「sayonara」を歌われた時は、坂本さんへのこらえきれない思いがあったのでしょう。泣かれていました。坂本さんは大貫さんのデビュー前から親交があったわけですし、それを思えば無理のないことだったと思います。私も帰宅してから、坂本さんの「sayonara」を改めて聴いて、坂本さんを偲びました。

MCでもおっしゃってましたが、今まで再現できなかった曲を多く歌ってくれました。自分はそこまで曲を知ってるわけではなかったのですが、SIESTAや地下鉄のザジなど、盛り上がる曲がたくさんありました。 お客さんはあまり手拍子を自主的にせず、演者に促される形で何曲か手拍子で楽しんでました。 何曲かハプニングがあり、ぼくの叔父さんでは歌入りを間違えてたり、CARNAVALは2番の入りを間違えていました。アンコールにはお客さんが大声でディケイド・ナイトを歌う場面もありましたが、大貫さんは曲名を思い出せませんでした(笑) アンコール2曲目に、泣いたらごめんなさいと前置きして坂本龍一のSayonaraを歌ってました。曲中はなんとか乗り切りましたが、歌い終わった後は泣いていました。