アイドルグループの所謂「卒業ライブ」の中では中々良いライブだったと思う。 　卒業ライブにおいて、そのメンバーがフューチャーされるのは仕方ないとして、個人的にダメなのがメンバーの話が長いパターン。昨年２月にあった遠藤舞卒業ライブはまさにこれで、当日は大雪、しかもZEPPという立地の悪さ（東方神奈川県在住）だけでも嫌だったのに、夜９時過ぎからメンバーが一人一人思いを述べていき始め、私は最後まで見ずに会場を後にした。仮に２０人グループの場合１人が２分話すとしても４０分近くかかる。勘弁してくれ（因みに当日はそれでも帰宅したのが日付が変わった後だった）。 　今回は２時間半弱という適度なボリューム、会場が渋谷、そして何よりセットリストがベストに近い内容で満足だった。この時期にぴったりの名曲「さくらサンキュー」がピンクのサイリウムで埋め尽くされた会場の中で聴けたのはとても良い思い出になると思う。 　アイドリングというグループの良いところは「ゆったりと落ち着いて楽しめる」ところだと思うが、それが実感できたコンサートだった。