小野リサ、ブラジル政府が認める最高勲章の1つ『リオ ブランコ国家勲章』受章

2013/08/21

小野リサ

1989年のデビュー以来、自他作のオリジナル曲やブラジル及び世界の名曲を心地好いボサノヴァのリズムに乗せて清涼感溢れるヴォイスで歌い、日本のブラジリアン・ミュージック・シーンをリードし続けてきた小野リサが、1989年のデビューからの音楽活動の功績を認められ、ブラジル最高勲章の一つである『リオ ブランコ国家勲章』(下記に説明あり)を受章、その叙勲セレモニーが8月20日(火)外苑前にあるブラジル大使館内で行われた。

過去には坂本龍一やラモス瑠偉なども受章してきたこの勲章は、外交分野で日本とブラジルの架け橋となった功績を認められた人物に贈られるもので、ブラジル政府が認める最高勲章の1つとなっている。

司会からポルトガル語で勲記が読み上げられ、ブラジル大使から勲記及び勲章が贈呈された。

小野自身もポルトガル語で受章スピーチを流暢に話し、サンパウロで生まれ育ちそこで触れた音楽や環境、後に来日した際の、日本とブラジルという2つの文化の狭間でボサノヴァを歌い始めた事を語り、家族やスタッフへ受章したことの感謝の気持ちを語った。

セレモニー終盤にはボサノヴァのスタンダード楽曲を3曲披露し、来場していた小野の母も涙する光景が見られた。

<小野リサコメント>
この度は素敵な賞を頂きありがとうございます。
これからも日本とブラジルが1つになれるよう、務めていきたいと思ってます。
みなさんも一緒に楽しんでいただけたらと思います。
ブラジルの音楽は本当に素晴らしいく、表現も多彩で
そんな中で育った事を宝物の1つとして大事にしていきたいです。

(来年ブラジルWカップがあり、日本の人たちも大勢くるのでこういう所を見て欲しいという質問には)
「来年のワールドカップなどでブラジルを訪れた方には是非、サンバなどでも象徴されるような、現地ブラジルの人の”喜び””楽しさ”を感じて頂ければ嬉しいです。」。

<セットリスト>
https://www.livefans.jp/events/187161


<リオ ブランコ国家勲章>
法令51.697号(1963年2月5日付)により制定されたもので、外交分野で功績が極めて顕著なりとブラジル政府が認めた外国人並びにブラジル人に対し、ブラジル連邦共和国大統領が賞勲局総裁の資格にて授与するブラジル最高勲章の一つ。

この勲章の名称、即ち、リオ ブランコは、20世紀の初頭、ブラジルの外交面で大活躍し、特にブラジル近隣諸国との国境紛争の解決に抜群なる手腕を発揮し、もってブラジルの外交の父と崇められている偉大なる政治家リオ ブランコ男爵の名前に因んだものである。

リオ ブランコ男爵は、ブラジルの外交史に不滅の足跡を残し、ブラジルの外交に携わる全ての者が範とする人物。

日本人では、次の方々が芸術・文化・スポーツで受章されている。

原現代美術館 館長 原俊夫様:1988年(ブラジル芸術促進)
日本ヴィラーロボス協会 会長 村方千之様:1988年(クラシック音楽、特にヴィラ=ロボスの作品)
ブラジル映画「ガイジン」の主演女優 塚本恭子様:1988年 (映画)
元ワールドカップ日本代表選手 ルイ・ラモス様:2000年(スポーツ)
ピアニスト 鈴木裕子様:2001年(クラシック音楽、特にエルネスト・ナザレの作品)
音楽家 坂本龍一様:2002年(ブラジル人作曲家の促進、特にアントニオ・カルロス・ジョビンの作品)

<アーティスト情報>

■小野リサ
ブラジル・サンパウロ生まれ。
10歳までの幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。 1989年デビュー。ナチュラルな歌声、リズミカルなギター、チャーミングな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広める。ボサノヴァの神様アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジャズ・サンバの巨匠、ジョアン・ドナード等の著名なアーティストとの共演や、ニューヨークやブラジル、アジアなどで海外公演を行い、成功を収める。1999年アルバム「ドリーム」が20万枚を越えるヒットを記録。 以降、日本におけるボサノヴァの第一人者としてその地位を不動のものとしている。


<リリース情報>

■Lisa Ono“Japao2”
ジャポンドイス/小野リサ
2013年6月19日発売 MUCD-1285 ¥3,000(税込)

前作「“Japao”(ジャポン)」に引き続き、日本のヒットソングに焦点を当て、心地よいボサノヴァにアレンジした作品に仕上がっている。「人生の扉」や、「ワインレッドの心」など誰でも一度は耳にしたことのあるJ-POPの名曲はもちろん、NHKラジオ深夜便の“深夜便のうた”として、今年1月~3月毎夜放送され話題となった「あなたの忘れ物」、井上陽水が書下ろした「青いフラミンゴ」の2曲が新曲として収録されている。本作は、大半の曲をブラジルの著名な音楽家、ドリ・カイミとマリオ・アジネーのアレンジにより、リオデ・ジャネイロ、ロサンゼルス、ソウル、東京にて約1年を費やしレコーディングされた。
収録曲
1.水の影
作詞・作曲: 松任谷由実
2.グッド・バイ・マイ・ラブ
 作詞: なかにし礼 作曲: 平尾昌晃
3.あなたの忘れもの ◎新曲※NHKラジオ深夜便のうた
 作詞・作曲: 沖 正夫
4.空に星があるように
 作詞・作曲: 荒木一郎
5.胸の振り子
 作詞: サトウハチロー 作曲: 服部良一
6.何もきかないで ◎ポルトガル語バージョン
 作詞・作曲: 荒井由実
7.星に祈りを
 作詞・作曲: 佐々木 勉
8.いのちの歌
 作詞: Miyabi 作曲: 村松崇継
9.ブルーライト・ヨコハマ
 作詞: 橋本 淳 作曲: 筒美京平
10.人生の扉
 作詞・作曲: 竹内まりや
11.ワインレッドの心 ◎ポルトガル語バージョン
 作詞: 井上陽水 作曲: 玉置浩二
12.青いフラミンゴ ◎新曲
作詞・作曲: 井上陽水


<コンサート情報>
小野リサ&レニー・アンドラーヂ
Billboard Live OSAKA(大阪府) 10/12(土)/13(日)
Billboard Live TOKYO(東京都) 10/15(火)/16(水)

<ディスコグラフィー>
■Lisa Ono“Japao”
ジャポン/小野リサ
2011年10月26日発売 MUCD-1254 ¥3,000(税込)

収録曲 
1.黄昏のビギン
2.オリビアを聴きながら
3.翼の折れた天使
4.今は、このまま
5.切手のないおくりもの
6.遠くへ行きたい
7.いっそセレナーデ
8.あの日にかえりたい
9.異邦人
10.コーヒー・ルンバ
11.My Angel, My Love
12.見上げてごらん夜の星を

<WEBサイト>
小野リサ・オフィシャルサイト:http://www.onolisa.com/
Japao(ジャポン)シリーズ スペシャルサイト:http://www.dreamusic.co.jp/sp/lisaono/japao2/
小野リサ公式Facebook:https://www.facebook.com/onolisaofficial?ref=hl
DREAMUSIC・公式サイト:http://www.dreamusic.co.jp/index.html

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■ Live Fansのアーティスト情報ページ
[小野リサ] https://www.livefans.jp/artists/2352

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