ライブレポート
JAPAN JAM 2018、最終日。5月4日(金)から3日間、千葉市蘇我スポーツ公園にて行われてきた野外フェスは、フィナーレに向かう。
チカチカと点滅するブルーのライティングが眩しいSKY STAGEに現れたのは、9mm Parabellum Bullet。1曲目『新しい光』のサビでは、観客も一緒に歌った。ステージはすでに温まっているようだ。
JAPAN JAMは野外フェスであるため、今回は横から吹き付ける風が身体に堪える。ボーカル兼ギター・菅原卓郎は、「みんな飛ばされんなよ、ほんとに。風速9メートルだそうですよ。」と、”9mm” Parabellum Bulletギャグを織り交ぜた。続けて、駆け抜けるビターなサウンドが特徴的な『反逆のマーチ』で会場を沸かせた。
ここからは、コラボステージのはじまりだ。
”ロック界の貴公子”と菅原から紹介されたのは、アルカラ・稲村太佑だ。丸ぶちのサングラスが似合っている。稲村は「(ステージに)来たとたん、風が吹いてきたー!」とテンション高くコメントし、「風雲児!」と掛け合いを見せた。
コラボ1曲目は、『バベルのこどもたち』。稲村は、途中の主旋律をバイオリンで弾き、会場を沸かせた。『The World』では、2人のハモりが心地良い。
さて、2人目のコラボは、THE ORAL CIGARETTES・山中拓也だ。
菅原は、「きっとこの曲は、拓也に似合うんじゃないかなと思って選曲しました。」とし、『ガラスの街のアリス』を熱唱。また、山中が「これだけはどうしても歌いたい」と言った曲として、『 ハートに火をつけて』も披露した。
最後のゲストは、THE BACK HORN・山田将司。THE BACK HORNとは、いままでも出演経験があるとのことで、だんだんコミュニケーションもとれてきたようだ。懐かしさを感じるロックな楽曲『Discommunication』を、息ぴったりのパフォーマンスで観客を魅了した。
最後の楽曲『Black Market Blues』は、稲村、山田、山中も再びステージへ上がりともに演奏することに。菅原は、「いいやろみんな!仲間入りしたいやろ?こっちに来いよ!」と観客を煽る。稲村はタンバリンを使用し、ステージを盛り上げる場面も。9mm Parabellum Bulletのパワーで、ステージ上も観客も、SKY STAGEは、お祭り騒ぎがフィナーレまで続くことを確信した。
(取材/文:村松美紀)
JAPAN JAM 2018 SKY STAGE【SPECIAL ACT】9mm Parabellum Bullet × 稲村太佑(アルカラ) × 山田将司(THE BACK HORN) × 山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)
M1 新しい光
M2 反逆のマーチ
M3 バベルのこどもたち
M4 The World
M5 ガラスの街のアリス
M6 ハートに火をつけて
M7 Discommunication
M8 Black Market Blues
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398,816