トニ-・ベネットが魅せた!13年ぶり来日公演に5,000人の観客が総立ち!故フランク・シナトラによるMC!
2013/09/09
公演は15:13にスタート。故フランク・シナトラの声で「現代最高のシンガー、トニー・ベネットです」という紹介が流れ、トニーが登場。トニーは白いジャケットに濃紺のネクタイを締め、胸元のポケットからはブルーのハンカチーフをのぞかせるオシャレでダンディな姿。登場の段階で、満員の聴衆からの割れんばかりの拍手とスタンディング・オベーションが巻き起こる。これに応え、トニーも会場中に笑顔で手を振る。
1曲目は大ヒット作『デュエッツII』にも収録されていた名曲「ウォッチ・ホワット・ハプンズ」。1番を歌い終わると「皆さま、今日はお越しいただいて、ありがとう!」と一言挨拶し、曲へ戻る。その後も、スタンダードの名曲を間髪いれずに次々と披露。12曲目の「ザ・グッド・ライフ」は「この曲をレディー・ガガに捧げるよ」と紹介。17曲目の「恋という魔術」は「この曲は1962年に故デイヴ・ブルーベックと共演しました」と紹介。
18曲目にトニーの代名詞ともいえる「霧のサンフランシスコ」が始まると、会場中に喜びの大歓声があがる。トニーが歌い終わるとここでもスタンディング・オベーションが巻き起こる。20曲目の「スマイル」では「次の曲は古い、古い曲なのですが、そのスイスに住む作曲家から届いた手紙には『君のおかげて私の曲が世界中に愛されたよ、どうもありがとう』とあり、最後に『チャーリー・チャップリン』とサインされていたのには、身震いするほど感動したよ」と語り、この名曲を静かに歌い上げた。
最後の曲は「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。ギターのシンプルな演奏に合わせて、トニーの歌声が会場中に響き渡る。この日一番の拍手とスタンディング・オベーションで、歴史的公演に幕が下りた。
トニーは60年以上のキャリアを凝縮したかのような70分間で、全22曲を披露。87歳という年齢を全く感じさせない艶のある歌声、豊かな声量、伸びやかなハイトーンを魅せつけてくれた。その歌唱力だけでなく、常に絶やさない笑顔や、威厳に溢れた佇まいは、これぞ「ザッツ・エンターテインメント」。アメリカ音楽界最高峰のパフォーマンスを日本のファンの目に焼き付けてくれた。
【公演情報】
第12回東京JAZZ
2013年9月7日(土)東京国際フォーラム ホールA
詳細はこちら http://www.tokyo-jazz.com/
【セットリスト】
1. ウォッチ・ホワット・ハプンズ**
2. みんな笑った
3. メイビー・ディス・タイム
4. アイ・ガット・リズム
5. イン・ア・メロー・トーン
6. シング、ユー・シナーズ *
7. ステッピン・アウト・ウィズ・マイ・ベイビー★
8. バット・ビューティフル
9. ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト**
10. ジャスト・イン・タイム★* ***
11. ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームズ*
12. ザ・グッド・ライフ★*
13. ワンス・アポン・ア・タイム
14. いそしぎ*★
15. ワン・フォー・マイ・ベイビー★**
16. フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ★*
17. 恋という魔術 ***
18. 霧のサンフランシスコ★*
19. フー・ケアズ
20. スマイル★*
21. ホエン・ユア・スマイリング
22. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
★『トニー・ザ・ベスト』収録曲
* 『デュエッツ:アメリカン・クラシック』収録曲
**『デュエッツII』収録曲
***『ホワイト・ハウス・セッションズ:ライヴ1962』収録曲
トニー・ベネット(ヴォーカル)
リー・ムジカ(ミュージック・ディレクター、ピアノ)
マーシャル・ウッド(ベース)
グレイ・サージェント(ギター)
ハロルド・ジョーンズ(ドラムス)
【番組情報】
?「第12回 東京JAZZ」TV放送決定!
【NHK BSプレミアム】
10月08日(火)23:45~25:14
10月19日(土)25:25~26:54
10月26日(土)25:25~26:54
●東京JAZZ 公式ホームページ
http://www.tokyo-jazz.com/
【トニー・ベネット奇跡の来日記念盤】
トニー・ベネット 『トニー・ザ・ベスト』
Tony Bennett The Classics
2013/8/28発売 SICP-30019 ¥2,800
日本盤のみ:ボーナストラック2曲収録&高品質Blu-SpecCD2仕様
【公式サイト】
http://www.sonymusic.co.jp/artist/TonyBennett/
【トニー・ベネット バイオグラフィー】
1926年NYクイーンズ生まれ。1950年に米Columbiaレコードと契約(名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティストである)。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)。60年以上ものアーティストとしてのキャリア、100枚を超えるアルバムとグラミー賞生涯業績賞を含む17のグラミー賞を誇る。2011年に発売した『デュエッツⅡ』は、史上最高齢全米アルバム・チャート1位を獲得し、グラミー賞でも3部門を受賞した。
■ Live Fansのイベント情報ページ
[第12回 東京JAZZ] https://www.livefans.jp/events/163328