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フェス特集2024
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SHISHAMO

SHISHAMO NO BEST ARENA!!!EAST

2019/09/28 (土) 16:00 開演 @さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)

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たっちゅうさんのレビュー

※非常に長いレポートです、ごめんなさい。
もし読んで頂けたら幸いです。

外もめっきり涼しくなってきた今日この頃。1年越しの想いを馳せてきたSHISHAMOのワンマンライブに参加した。昨年7月、台風の影響で中止となった等々力陸上競技場公演。いち早くチケットを取っていた自分は延期になったショックは大きかったものの、次のライブに期待していた。今回のライブもちょうど知った時に最初のオフィシャルサイト先行をやっていた。運良くチケットをゲットし本日、遂に参戦してきた。
ベストライブだ、期待は嫌でも高まる。そして席はアリーナ。文句なし。最近の歌も聴いてきた。予習は十分だった。
定刻、16時5分過ぎ、SHISHAMOの3人が出てきた。さぁ、待ちに待った1曲目。予想は「僕に彼女ができたんだ」であったが、正解は、「恋する」。メジャーデビュー1stアルバムの最終曲だ。フェスでは最終曲を担うこともあるこの歌を最初に出してきた。5年前の歌とは思えないくらいの現役感だった。印象的なイントロと共にスリーピースガールズバンドとは思わせない重く深く大きな音で観客を飲み込んだ。気づいたら手を振り叫んでいた。
そこから「ねぇ、」、「僕に彼女ができたんだ」とイントロからオーディエンスを引き込み自分の空間にしていった。もちろん今までで自身最大規模のキャパの会場である。ビバラなどで会場の経験はあるものの、ワンマンは初である。緊張しないわけがないが、その緊張も音楽に素敵な色を付けていた。
そこからMC。お得意の煽りはSSAでも健在。腕振り早くて初見殺し感は否めないけどね。
さぁ、掴みが終わり少しトーンダウンするのかと思いきや、フルスロットル。こんなに名曲が多かったのかと改めて思わされる楽曲層の厚さ。「きっとあの漫画のせい」、「タオル」、「BYE BYE」と主役級の曲を惜しげもなく投入していく。もう既にベストアルバムのライブに恥じない内容だった。
その後は、ややしっとりと聴かせるコーナーの「君の大事にしてるもの」、「夏の恋人」、「夢で逢う」へ。個人的には「夏の恋人」が生で聴けたのは本当に嬉しかった。この曲の絶妙なメロウ感は何にも変えがたい。間奏の「もう1人の私が私を〜」の部分が好きなんですけど、誰か同士いません?すみません、脱線しました。
そこからセンターステージへ。新曲披露から「熱帯夜」、「恋」、「ロマンチックに恋して」。アットホーム感のあるアコースティック編成。メンバーは変わらないのにこんなに雰囲気は変わるもんなんだなぁと思い、一つ一つに聴き入っていた。
さぁ、しばらくスローテンポが続いた。メインステージに戻り、イントロ勝負の切り札に出したのは、「水色の日々」。これは予想できたが、やはりこの歌の圧倒的水色感(語彙力不足ですみません)、圧倒的イントロ感はSHISHAMOの楽曲の中でもなかなか強い存在感を出していると思う。そこから「ほら、笑ってる」と緩急をつけていく。この緩急は聴き手として心地良かった。
さぁ、終盤だ。観客と作り上げたいと彼女達が鳴らしたのは「OH!」。爽のCMソングとしても大いに活きているこの歌は、大きな会場では映えていた。
そこからの「量産型彼氏」→「ドキドキ」→「君と夏フェス」→「君とゲレンデ」の流れは圧巻、文句のつけようがないほどの流れだった。「これだ、これを聴きに俺は来たんだ」と改めて思わされたのは本編が終了後。聴いてる最中は付いていくのに精一杯で楽しみすぎていた。
さぁ、初のSSAワンマンの本編最後はやはりあの曲だろう。「明日も」。ホーンのアレンジもある原曲だが、もちろんライブではスリーピース編成。ただそれでも有り余る楽曲の強さを感じ、心の底から来て良かったと思えた。
もちろん、「好き好き!」や、「メトロ」、「サボテン」、「魔法のように」など聴きたい歌は他にもあったが、今のSHISHAMOを表すには最適解なセットリストであり、どの観客も文句のつけようのない、いわば神セトリと言える内容であった。
そして、アンコール。ワンマンライブツアーは聞いていたが、重大発表でリベンジ等々力公演は驚いた。もうやらないのではないと思っていたが、やはりファンや参加者以上に本人達は悔しかったのだと思わされた。ぜひ、このレポを読んで少しでも興味を持った方は行ってみてください。
そして、最後の歌はNHK合唱コンクールの課題曲にもなった「君の隣にいたいから」。
バンドテイストはやはり強い。そして彼女達の想いが伝わる。合唱ももちろん良いのだが、個人的な好みとしてバンドだなぁと思った。
花道を一周したメンバーを見届け、3時間弱のライブは幕を閉じた。

思ったのは、彼女達の楽曲層の厚さはもちろんだが、技術力であった。もちろん伸び代はあるだろう。大きな会場で使うモニターや演出はいくらでも改良点は挙げられるかもしれないが、堂々とした佇まいと技術力は、一見甘く見える彼女達の怖い点である。一筋縄でいかないバンドだと思わされた。なんの自慢でもないが、今年それなりの本数のライブや音楽フェスに参加したが、それでもこのライブは相当上位の満足度にしてくれた。
そして、もう一つ言いたいのはファンのマナーの良さである。飛び道具などを争うことなく譲り合い、いろんな人に行き渡るように配り合っていた光景はなかなか他のアーティストでも見れない。年齢層は比較的低く感じる(自分も二十代前半なのでその仲間に入りたいが…)が、この規模感でこのマナーは素敵だなぁと思った。これからもどうか続けてください。
さぁ、素敵な楽曲に包まれながら秋の夜長に浸るとするか。

長めのレポでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • いいね! 22
  • コメント 1
  • 2019/09/28 (土) 23:31

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とても臨場感のある素敵なレポでした。
私も早くライブ参戦したいと感じさせてくれました!

ゲスト

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