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Jeong EunJi

2018/11/29 (木) 19:00 開演 @渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール (東京都)

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ひらりさんのレビュー

直近10日間で3本目となるライブは K-POP♪
思いがけず良質なポップスがたくさん聴けて大いに楽しめました。

チョン・ウンジは韓国の女性シンガー。ソロとしてのキャリアはまだ3年弱ですが、アイドルグループ Apink での活動でその名は既に多くの音楽ファンに知られ、その歌声は伸びのある高音域や多彩な表現力が高い評価を得ています。刺激の少ない優しい音のアレンジが施された今夜の演奏曲には、聴く者にそっと寄り添うような温かみのある印象を受けました。

今回のライブには、ソロ活動で3枚目となる最新アルバム『暳花 / Hyehwa』のタイトルが付けられていたのですが、これは彼女にとって「青春」の意味を持つ言葉なのだそう。ライブに来てくれた方々に「この頃の感情や記憶、感性などが温かく通じたらいいな」と話してくれました。パフォーマンスの前後には本人による丁寧な各曲の解説もあり、その内容は以下の通り。

[하늘바라기 / Hopefully Sky]
この曲は、私のお父さんを思って歌詞を書いた曲です。私にとってはルーツのような曲で、歌うたびに新しい気持ちを呼び起こしてくれます。

[김비서 / Farewell]
この曲は「会社員」のことを思いながら作りました。私の事務所で働くお姉さんが旅行に行くこともままならず、その実現のために会社を辞めたことを知って、ちょっと悲しかったんですよね。だからたくさんの会社員の癒しになる曲を書きたいと思いました。

[서울의 달 / Full Moon]
この曲も私が歌詞を書きましたが、この時の私は大きな寂しさを感じていました。初めて経験することが多くて心細かったのだと思います。でも、この時間で皆さんが共感してくれる歌詞を書くことができたので、それだけでも「これからは良い時間になるのでは」と思えました。私の曲を聴いてくれる皆さんがいなかったら、辛さだけが残っていたかもしれませんね。

[계절이 바뀌듯 / Seasons Change]
これも同じ雰囲気の曲です。私の曲はほとんどが同じ意味を持っていて「あなたは一人じゃない」、「きっと良くなるよ」、「頑張って」、「ありがとう」などのメッセージがこめられています。これらの気持ちを皆さんに届けたいと思って歌っています。

[어떤가요 / Being There]
懐かしい全てのことに対して「元気ですか?」と訊く曲です。私は懐かしいことから元気を貰っているタイプで、懐かしいこととは今まで携わった人たちや場所、思い出などのことです。元気の素は人によって違いますから、この曲では対象を設けずに歌詞を書きました。皆さんが持つそれらに「どうですか?」と問いかける曲なんです。

[상자 / The Box]
私は子供の頃に面白い想像をたくさんしました。映画「The Truman Show」のように、私以外の存在はシナリオのある作り物だと思ったり、歌詞にあるように巨人が私を箱からつまみ出す想像をしたり。でも、大人になるともっと大切なものができて昔の楽しいことを忘れてしまいます。でも、新しい大切なものとは(自分ではなく)世間が決めた価値観によって選ばれたものなんですよね。そんなことを考えながらこの歌詞を書きました。

[너란 봄 / The Spring]
(リクエストコーナーに寄せられたエピソードが熱愛中のものばかりで「歌に気持ちが入らない」とボヤいたことにちなんで)この曲は気持ちをこめて歌えましたよ。なぜなら、これはカップルが羨ましいという、現在の私に近い心境を歌った曲ですからね(笑)

[새벽 / Sae-Byuk]
好きな人が夜明けに目覚めずに良い夢を見られますように、と願う曲です。私は不眠の気があって、明け方に曲を聴く習慣ができてしまいました。そんなことをしているのは私だけなのではないのかなという思いが、この曲を書く際にはとても役に立ちました。

[어떤가요 / Being There]【Japanese ver.】
今回のコンサートを行うにあたり、何が皆さんに良いプレゼントになるかなと考えましたが、それは歌をたくさん歌うこと。そして、私が日本語で歌うことで、その気持ちを皆さんがいち早く受け取ってくれるのではと思いました。より良く聴こえるように昨日まで歌詞の手直しをしましたので、ちゃんと皆さんに伝わるといいな。

[Love Day]
2012年に発売した曲なので、6年ぶりに歌いました。時間が経つのが早いね(笑)

[All For You]
(まさかの『No No No』のリクエストに)今日は初めてのソロコンサートですよー、『No No No』は毎日歌ってるから、他の曲をお願いしまーす(笑)
(『All For You』は)演奏の準備がないので最初から最後までアカペラで歌いますね。

上記以外のMCにも随所にジョークを散りばめて、観客との会話を楽しむようにライブは進み、客席には笑顔が絶えません。話をする佇まいから、通訳を介した言葉にすら彼女の思いやりやユーモアが伝わってきて、まるで友達と話しているかのよう。
客席のファンが持参した手作りのソングリスト(ファイルに歌詞をまとめた手の込んだ代物)を借りて見ながら歌ったり、カップルで来場していた客席の男性を「昨日(の公演で)は別の女性と一緒に来てましたよね(笑)」、「嘘ですよー」とイジってみたりね。

たまたま最近観たライブは、アリーナやドーム級の会場が続いていましたが、この夜700席の小ホールで観たアットホームなライブは、対話を重視して客席との距離を縮めながら、類い稀な歌唱力で大きな感動と満足感を与えてくれるものでした。
終演の挨拶で「以上 Apink...じゃなくて(笑)、日本の新人歌手チョン・ウンジでしたー」って言ってたの、愛らしくて良かったなぁ。
機会を設けて是非また参加したいと思います。

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  • 2020/10/23 (金) 10:58

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