フィジーさん デビュー20周年を飾るコンサートは、3時間半に及ぶ盛大なフェスティバルであった。かつてのツアーメンバーである渡辺剛と後藤秀人を迎え、厚みのある演奏をバックに、代表曲を続々と披露した。長くバンマスを務めた渡辺のキーボードには感慨深い響きがあった。トークで渡辺が「(ライブでは僕が)一番古いですよね」と言うと、馬場俊英が「ホームセンターでやったよね」と応答したが、渡辺が「それたぶんハウジングセンター!」と返し、観客は爆笑。一方、後藤のギターは「ボーイズ・オン・ザ・ラン」のソロなど、要所を締めた。本編最後の「ロードショーのあのメロディ」は、馬場が歌ってきた曲のフレーズを加えたアレンジで、大向こうをうならせた。アンコールでは馬場が涙ぐみ、拍手と歓声に包まれた。馬場はライブを支えるスタッフメンバーも紹介するなど、会場が一体になった素晴らしいコンサートであった。 いいね! 0 コメント 0 2016/02/20 (土) 22:59