hideが多くの人々に愛された理由は、音楽やファッションのセンスだけではありません。積極的に慈善活動を行ったり、後輩、ファン、スタッフを大切にする人柄の素晴らしさも魅力でした。

hideの有名なエピソードとして、ライソゾーム病という難病を患った少女との交流があります。

この少女の「hideに会いたい」という願いを支援団体から受け取ったhideは、1995年に開催されたXの東京ドーム公演で対面を果たします。“hideの友達”として打ち上げにも招待し、その後も手紙のやり取りや、お見舞いに訪れたりと交流を持っていました。

1996年に3月に少女は治療のため骨髄移植を受けましたが、術後危篤状態に。その知らせを聞いたhideはその日の予定をすべてキャンセルし病院へ駆けつけ、励まし続けました。結果、徐々に症状は良くなり一命をとりとめました。（その後、少女は2009年に28歳で他界されました。）

hideはそれをきっかけに骨髄バンクに登録。
しかし、そのことに関して所属事務所が勝手に記者会見をセッティングしてしまい、会見が行われたもののhideは「これじゃあ売名行為じゃねえか！その子が傷ついたらどうすんだ！」とマネージャーである弟を蹴り飛ばしたそう（！）

慈善活動をひけらかすことをしたくないというhideの強い思いとは裏腹に、hideのおかげで骨髄バンクの認知度は上がり、関心が高まりました。

hideはインディーズバンドの発掘にも力を入れていたこともあり、多くの後輩から慕われる存在となりました。

YOSHIKIが設立したインディーズレーベル「エクスタシーレコード」のバンドリサーチ担当としてLUNA SEAやGLAYなどを発掘。そして自身でも、レーベル「LEMONed」を立ち上げ、ZEPPET STORE、VINYL、trees of lifeなどのバンドを発掘しました。

・地方に住んでいてなかなかライブに来られないファンの為にもと、積極的にTV出演。

・チケット代も安くないのに、更に高いお金を遣わせるのはいけない、とソロ活動についての関連グッズは全て5,000円以下に。

・ライブハウスの最前列で押されているファンのため、演奏を中断して「大丈夫？」と声をかけた。

・あるスタッフは、hideの担当に就任した初日に『オレの担当の間は確実に不眠不休の生活になるだろうけど、人生の中でも忘れられない数年間を送らせてあげるよ』と、本人から激励を受けた。

・レポーターの東海林のり子さんがお年玉をあげたら『オレに!?』とすごく喜んで受け取ってくれた。その後、彼が亡くなった時にそのお年玉がお財布の中にそのまま残ってた。

・「日本でガチャガチャ活動しているとそこまで感じられないんだけど、ロスでファンレターを読むと、ファンのみんなの気持ちがすごく伝わってくる」とファンレターをちゃんと読んでいた。

・YOSHIKIのために魚の骨と身を分けてあげた。

など…

インターネットが普及しだした1995年にはもう自身のホームページを開設し、チャットや掲示板でファンとの交流を行っていたhide。現代にいたらSNSなど駆使していたでしょうね～

そしてもちろん、ワイルドな伝説もいっぱーーーい持っているようです＾＾

hideの（そしてXの）破天荒伝説はいっぱいあります…調べてみてね('ω')ノ

◆◇◆◇◆◇

次のページ⇒　綺麗な場所で眠っています。＆今もX！