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フェス特集2024

中島美嘉、初となるクリスマスパーティーを開催!

2013/12/26

12月23日@モバイル会員限定クリスマスパーティー photo by 葛西龍 (okmusic UP's)

中島美嘉の初となるモバイル会員限定クリスマスパーティーが、12月23日に開催された。
このイベントは、各回限定500名ずつの2部構成となっており、通常のコンサートでは味わえないファンとの距離が非常に近いプレミアムパーティー。場所は通常のコンサート会場ではなく、ファッションイベントやブランドの展示会などが開催される特殊な作りの芝浦TABLOIDにて行なわれた。

1930年代をテーマに、女性はドレッシー、男性はジャケット。カラーは白、黒、グレイのモノトーンカラーのドレスコードが設けられており、ドレスアップした来場者が集まり会場は華やかに雰囲気に包まれていた。入場の際には、パーティーオリジナルの紙袋が配られ、中には中島美嘉プロデュースの香水と、重厚感のあるアンティークなデザインのプレミアムカード、そして「きよしこの夜」の歌詞カードが封入されていた。これまた豪華なプレゼントに来場者は満足している様子だ。

元々が印刷工場だったという会場の狭い通路を抜けていくと、縦長で天高なメインフロアに到着する。不気味なほど暗い空間に、パイプオルガンの音色が流れ、1930年代ヨーロッパであろう街の風景を室内から覗いているような映像がフロア前後の大型スクリーンに投影されている。

開演を今かいまかと待っていると、鐘の音が会場中に響き渡り、映像が投影されていた正面の幕が落ち、中島美嘉が登場。勝手にしやがれとのコラボレーション曲「You'd Be So Nice To Come Home To」を歌い上げる。突然の幕開けに、会場は一気に最高潮に。1曲を歌い終わると、会場はまた暗闇になり、突然後方中2階キャットウォークから、シルクハットにタキシードの装いの中島美嘉ファンの中でもおなじみのダンサー“ひとりでできるもん"が登場。狂気的なピアノの音色に合わせパフォーマンスを行ないながら、ファンが待つ1階フロアまで階段を降りる。プロレス入場のように、ファンの波を掻き分けながらそのままステージへ登壇しフィニッシュを迎えた。急なサプライズが続き、ファンも興奮している様子のところ、ダンサー・ひとりでできるもんにスポットがあたる。

「皆さん、メリークリスマス!私は当パーティーのナビゲーターを勤める ひとりでできるもんです。」

と、自己紹介とパーティーを楽しむための心得などを説明し、歓談タイムへ。歓談中は、隣に併設されたカフェでパーティーオリジナルカクテルや、スイーツ、グッズ販売コーナーなど、来場者はそれぞれのくつろぎ方でパーティーを過ごしていた。

しばらくすると鐘の音が鳴り響き、ナビゲーターとして再び、ひとりでできるもんがステージへ登場。彼の合図で、ファッションTVと中島美嘉がコラボレーションしたファッションショーの映像が初披露。中島美嘉がモデルとしてランウェイする映像にファンは釘付け。映像が終わると、「みなさーん!こんにちわ~」と独特のオネエ声とともに、ドラッグクイーンMCバブリーナが登場。場の空気をいっきに変えて、会場を温める。その後、バブリーナの掛け声と共に2階キャットウォークから、ドラッグクイーン4名を引き連れて中島美嘉が登場! この日、最高潮の声援に本人も応える形でファンが待つフロアまで降りて行き、人の波を掻き分ける形でステージへ登壇。まさかのサプライズで会場はどよめきと歓声である意味でのパニック状態に陥った。

MCの進行で映像の話や、パーティーのコンセプトの話、ファンからの質問コーナー、そして会場にいるファンの中からベストドレッサーを中島美嘉が選ぶコーナーと続き、中島美嘉から選ばれたファンがステージに登壇すると、嬉しさのあまり泣き出してしまう場面があるなど、ファンにとってはこの上ない演出がふんだんに取り入れられていた。その後、歓談を挟み最後の演目に。赤いドレープのカーテンで隠れていた2階ステージから中島美嘉が登場。デコラティブなステージで歌う中島美嘉はまるで、絵本の世界から飛び出しているかのように見えた。

ライヴは5曲を披露。バンドはピアノ河野伸とヴォーカル中島美嘉だけのシンプルセットでじっくり聴かせる構成だ。3曲目では「きよしこの夜」をファンと一緒に歌うなど、これまたクリスマスらしい演出で「一年の中で一番好きなクリスマスという特別な日に、ファンのみんなと一緒に過ごせる事が本当に嬉しいです。」と語る中島美嘉らしい選曲に、会場は温かい空気に包まれた。最後は「こんな素晴らしい日に相応しい曲」と本人が語り、「WHAT A WONDERFUL WORLD」を披露。しっとりした大人の雰囲気に来場したファンは酔いしれた。

全ての演目を終え、この日出演した、ピアノ河野伸、スペシャルダンサー・ひとりでできるもん、ドラッグクイーン5名、そして中島美嘉でカーテンコール。意外なことにデビュー13年目にして、初めてのモバイル会員限定イベントとなった今回。「目と感覚に肥えたファンの方々に観てもらう為には、特別なものを作り上げたかった。」とパーティー前に本人が語っていたように、ファンとの距離に真剣に向き合う中島美嘉の想いが体感できるスペシャルでゴージャスな一夜だった。

次は、どんな彼女独特の世界観を魅せてくれるのか、そして次回開催はあるのだろうか? 様々な期待に胸を膨らませながら、彼女からの次なる報せを待とうと思う。

【セットリスト】
M-1.You'd Be So Nice To Come Home To
M-2.FEVER
M-3.THE ROSE
M-4.きよしこの夜
M-5.WHAT A WONDERFUL WORLD

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