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フェス特集2024

マーク・ロンソン、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーで2万人を魅了

2018/12/18
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LIVE in JAPAN 2018 星野源×Mark Ronson
2018年12月17日(月)
幕張メッセ 国際展示場ホール9~11


『アップタウン・ファンク』で世界を席巻してから4年、映画『アリー/スター誕生』の事実上の主題歌「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」への参加でグラミー賞(最優秀レコード賞ほか4部門)とゴールデン・グローブ賞候補に挙がり、マイリー・サイラスをゲストに迎えた新曲『ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート』がヒットしている中、マーク・ロンソンが2016年のサマーソニック以来約2年ぶりに来日。12月17日に、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショー『LIVE in JAPAN 2018星野源×MARK RONSON』を千葉・幕張メッセで行なった。

15日の夜にニューヨークでテレビ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』に生出演してから駆け付けたわけだから、日本に到着したのは開演のほんの数時間前。ソールドアウトの大観衆を前にDJパフォーマンスを披露したマークは、その『サタデー・ナイト・ライヴ』でも披露した「ナッシング~」で幕を切る。悲しいのに踊らずにはいられない、異色のブレイクアップ・ソングだ。

「やあ、みんな、マーク・ロンソンだよ。ゲン・ホシノとプレイできて本当にうれしい!」と挨拶すると、今年始動したディプロとの新ユニット=シルク・シティの最新シングル「エレクトリシティ」へ。そして「ウー・ウィー」(03年の『ヒア・カムズ・ザ・ファズ』より)、「ダッフォディルズ」、「フィール・ライト」(共に15年の『アップタウン・スペシャル』より)があとに続き、ハウス、ヒップホップ、ディスコ、ファンクと、多彩なスタイルを網羅してきた自らのキャリアを辿る。アグレッシヴにオーディエンスを煽りつつ、時々スクラッチを入れたり、曲をカットアップしたりしながら。
かと思えば、次に彼が用意していたのは、マイケル・ジャクソンへのトリビュート。マイケルの60回目の誕生日だったさる8月29日に、彼の名曲のマッシュアップ「マイケル・ジャクソン × マーク・ロンソン: ダイアモンズ・アー・インヴィンシブル」を発表したマークは、その中から「今夜はドント・ストップ」を始めとするアップビートな曲だけをミックス。

そして「ひとりのレジェンドからもうひとりのレジェンドへ」と前置きして、夭折したエイミー・ワインハウスにもスポットライトを当てる。言うまでもなくマークは、彼女の傑作『バック・トゥ・ブラック』でプロデューサーとして名を馳せたわけだが、ここでは自身のアルバム(07年の「ヴァージョン」)からエイミーが歌ったザ・ズートンズの「ヴァレリー」をセレクト。まずはヴォーカルだけ抜き出して彼女の声のパワーを突きつけて、ストリングス、ベース……と順番に音を重ねていく。マイケルと同列に置いてエイミーの偉大さを伝えようとする粋な演出だ。
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続いていよいよ『アップタウン・ファンク』が登場。

さすが知らない人はいないようで、マークもオーディエンスも一緒にジャンプして会場を揺らしていたが、ショーはまだ終わっていなかった。「最後は僕のお気に入りのクリスマス・ソングを」と、これまた『サタデー・ナイト・ライヴ』でお披露目したばかりの曲を届けてくれる。マイリーに加えて、子供の頃からの親友ショーン・レノンの参加を得た、ジョン・レノン&ヨーコ・オノの『ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)』の飛び切りスペシャルなカヴァーだ。

以上、2018年現在の立ち位置をくっきり刻んだ約40分のセットを終えると、「ピース&ラヴを願って。みんないいクリスマスを!」とメッセージを残して去っていった。

 ちなみに、後半ステージに立った星野源との共演は無かったが、星野は、バックステージで対面したマークに「今日集まったファンは最高だね」と告げられたこと、自分もマイケルのセクションに胸が熱くなったこと、アルバム『YELLOW DANCER』を制作していた時に「アップタウン・ファンク」のヒットに勇気づけられたこと、マークにまつわる話をMCで色々聞かせていた。
彼について詳しく知らなかった人も、大いに興味をそそられたに違いない。

(文・新谷洋子)
(写真・Masanori Naruse)

<セットリスト>
1. ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート feat. マイリー・サイラス
2. シルク・シティ&デュア・リパ 「エレクトリシティ」
3. ウー・ウィー feat. ゴースト・フェイス、キラ、ネイト・ドッグ、トライフ&サイゴン
4. ダッフォディルズ feat. ケヴィン・パーカー
5. フィール・ライト feat. ミスティカル
6. マイケル・ジャクソン「マイケル・ジャクソン × マーク・ロンソン: ダイアモンズ・アー・インヴィンシブル」
7. ヴァレリー feat. エイミー・ワインハウス
8. アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ
9. マイリー・サイラス&マーク・ロンソン 「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーバー)feat. ショーン・オノ・レノン」

【リリース情報】
マーク・ロンソン | Mark Ronson
「ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート feat. マイリー・サイラス|Nothing Breaks Like A Heart feat. Miley Cyrus」
配信中(2018年11月30日配信)
試聴・購入リンク:
https://SonyMusicJapan.lnk.to/NBLAH

マイリー・サイラス&マーク・ロンソン | Miley Cyrus and Mark Ronson
「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーバー)feat. ショーン・オノ・レノン|Happy Xmas (Was Is Over) feat. Sean Ono Lennon」
配信中(2018年12月14日配信)
試聴・購入リンク:
https://SonyMusicJapan.lnk.to/HXTW

マーク・ソンソン 代表曲まとめ聴きプレイリスト
https://SonyMusicJapan.lnk.to/MarkRonson_Playlist

【マーク・ロンソン: プロフィール】
http://www.sonymusic.co.jp/artist/MarkRonson/profile/
■ロンドン生まれ、NY育ち。16歳頃にからDJ活動をスタートし、NYクラブ・シーンを代表する人気DJとしてその名を馳せる。
■2003年に1stアルバム『Here Comes the Fuzz』でワールドワイド・デビュー。
■故エイミー・ワインハウスの名作「リハブ」のプロデューサーとして第50回グラミー賞で<最優秀プロデューサー賞>を受賞し、一躍脚光を浴びる。なお、同曲は<最優秀レコード賞>を受賞し、これを収録したアルバム『バック・トゥ・ブラック』は<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞>を受賞。
■6週連続全米No.1を獲得したブルーノ・マーズの大ヒット曲「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」をプロデュース。同楽曲は第56回グラミー賞で「最優秀楽曲賞」「最優秀レコード賞」にノミネート。
■2015年1月、4枚目のアルバム『アップタウン・スペシャル』をリリース。2014年11月にリリースした同作のファースト・シングル「アップタウン・ファンク feat.ブルーノ・マーズ」は全米シングル・チャート14週連続で1位を獲得し、全世界で大ヒットを記録。
■2016年の第58回グラミー賞では、見事「アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ」で<年間最優秀レコード賞>と<最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)>の2部門を受賞。翌年の<スーパーボウル>のハーフタイムショウに登場し、ブルーノ・マーズとともにパフォーマンスを行った。
■2016年8月、サマーソニックに出演。
■2018年12月17日(月)に幕張メッセ国際展示場 9~11ホールで星野源とマーク・ロンソンによるダブル・ヘッドライナー公演が決定。約2年4カ月ぶりの来日を果たした。

【関連サイト】
●マーク・ロンソン 海外オフィシャル・サイト:
https://www.markronson.co.uk/
●マーク・ロンソン ソニーミュージックによる日本公式サイト:
http://www.sonymusic.co.jp/artist/MarkRonson/

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