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odinさんのレビュー
初のmillennium paradeライブ。
チケットが当たったことがもう奇跡。
前回King Gnuのライブでは開場中も終演後も物販はやっていて、人気商品以外は売っていたので、今回も大丈夫だろうと普通に物販開始後に会場到着。
既に商品はステッカーのみ……。
甘く見過ぎた。
会場は大入満員、開演ギリギリまで観客入場に時間がかかるほど。
ステージ上にはスクリーンに映し出された3D映像。入場の際に渡されたグラスをかけると映像が立体に浮かぶ。
まるでアミューズメントパークのアトラクションのよう。
開演から会場はすごい盛り上がりを見せる。
おそらくまだ発表されてない曲であろうに観客の一体感は素晴らしい。
常田大希をはじめとする各メンバーも見たいが、映像もハイセンスでどちらを見ていいのか困る…。
照明も美しく、映像とのバランスが良い。
ステージはセンターにテーブルとチェア、パソコンやキーボードなどの機材、そこに座り指揮者のように観客に背を向ける姿は常田大希の頭の中を浮かび上がらせたかのよう。
ステージの両サイドの石若 駿と勢喜 遊のツインドラムが身体に響いて気持ちが良い。
新井和輝のベースもKing Gnuとは違う音色をアグレッシブに弾く。
ermhoiの美しい声はライブでも音源と変わらず美しい。
江﨑文武のキーボードもやはり優しく繊細で美しい。
安藤康平のSAXは要所要所で際立ち非常にエモい。
そして拡声器で叫ぶ常田大希。
ただただ…凄まじい!
既にmillennium paradeとして発表している
『Veil』『Stay!!!』『Plankton』や新曲『lost and found』(初めてフルで聴いたが良い曲だった)、Srv.Vinci名義の『ABUKU』など耳馴染みのある曲は盛り上がったが、一際盛り上がりを見せたのはKing Gnuの名曲『Slumberland』を演奏した時だ。
この時完全に会場内が一つになった。
80分程度の短いパーティーだったが、濃密で荒々しく繊細で美しい時間だった。
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- 2019/12/04 (水) 05:30
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