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フェス特集2024
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sumika

sumika 10th Anniversary Live「Ten to Ten to 10」

2023/05/14 (日) 16:00 開演 @横浜スタジアム (神奈川県)

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たっちゅうさんのレビュー

14th May 2023
sumika
『Ten to Ten to 10』@Yokohama Studium

このライブを、あえて一言で言うなら
『雨と共に最高の仲間と音楽の神様が降りてきたライブ』だったと思う。

思いもぐしゃぐしゃのままに、書きたいことを書いていきます、お許しください。

開演前、まずはグッズの列がすごかった、もの凄かった。
8時半くらいには並んだけど、1200人も並んでた。それくらい参加者は気合いも入れて準備してきていたのだと思う。
あえて序盤で言っておくと、今回は運営に対しては、あまり良い評価とは言えない。
グッズの準備個数も少なければ、点数制限もしてなく、会場入りの動線もお粗末。ここは今後のためにも、よりsumikaが大きくなっていくためにも改善して欲しい。

とまぁ、小言はこの辺までで。
本降りの雨が降り頻る、16時20分。
開演予定より20分遅れで、彼らはやってきた。
sumikaの4人が、過去と今を比較するムービーが流れた後、待ち望んだ1曲目。
フィクションかな?Loversかな?answerかな?
その想いは、今日のこの曲の前には敵わなかった。
「雨天決行」。
雨まで演出なのか、それとも今日のsumikaには何か付いているのか。
モニターがメンバーを縦に4分割しており、
隼之介がいるべき場所には、彼のギター。
あぁ、ダメだ、もう涙が止まらない。
sumikaは、4人でsumikaだし、これからもそれは変わらぬ事実なんだと、変えなくて良い事実なんだと思うことができた一瞬だった。

オーディエンスを涙と雨の渦に巻き込んだ後は、流石のsumikaワールド。
Lovers→フィクション→ふっかつのじゅもん。
悲しみを含みつつ、一気にフルチューンの最大級のポップソングで飛ばしていく。これだよ、sumikaって。
ふっかつのじゅもんでは、間奏を隼之介のギターを片岡さんが弾いていた。あー、あのギターの高さ、隼ちゃんだ、そう思った人も多いのではないのだろうか。

MCも語りたいことは多いのだけど、一旦割愛。雨が降ってて寒いからいっぱい曲やるって。何それ、期待しちゃう。

その後は、1.2.3..4.5.6→ソーダ→Porter→惰性のマーチ。1.2.3…は個人的には歌わないと思ってた。煽り役がいないから。でもそこは伊達に10年重ねていない。小川さんがカバー。このスタイルも悪くない。

その後MCを挟むが、今までのsumika史上、1番多い曲数持ってきたって。またまた期待しちゃう。

イコール→enn→わすれものへ。小川さんボーカルの曲が続くが、それもまたいい。
緩急がすごく良くて、心地よい。

New World→Strawberry Fields→No.5→秘密→透明へ。
透明もまた、手書きの歌詞がモニターに映り、強くなってくる雨と相まって、涙の量も増えてくる。愛してる、それだけのことだけど、すごく難しいこと。でもストレートに丁寧に、紡いでいく。

ここからcamp sessionへ。このペースでやっていると、どんなに文字数があっても足りなくなってくるので、本当にごめんなさい、少し割愛。
雨で想定外なことも多かったけど、焚火を囲んで、ゆっくり聞かせてくるスタイルもまた、ライブならでは。

そこから後半戦。
絶叫セレナーデ→Flower→マイリッチサマーブルースは、もう定番。周りもだいぶ暗くなってきたが、半径1キロのエリアでは1番暑かったんじゃない?ここが。個人的な思いだけど、マイリッチは毎回歌って欲しい…。

そしてここから、なんとメドレーを。
やりたい曲が多いからって、おいおい可愛すぎだし嬉しすぎかよ。
The Flag Song→チェスターコパーポット→KOKYU→ライラ→Jasmine→Late Show→Lamp。
もう圧巻、サビを中心にワンコーラスずつのメドレーだったが、こんなに楽曲の数があったのかと、改めて感動。なんだかんだ、KOKYU聴けたの嬉しかったな…Familiaのアルバムからハマった身としては。

さぁ、ラストスパート。
ファンファーレ→明日晴れるさ→Shake&Shake。明日晴れるさは、確か隼之介が作った曲。歌詞と今日が本当にリンクして、今日のための曲なのではないかと思うくらい。明日晴れるかな。

本編最後は、オレンジ。
ただいま、おかえりと、少しお休みしていたsumikaだけど、ファンへ住処と言うくらいのバンドらしい、最高のフィナーレだった。

さぁ、アンコール。声出しも解禁になり、
en1曲目は、新曲のStarting Over。花火の演出と観客の合唱が、横浜の雨空を駆け抜けていった。
願いから、最後はやはりこの曲、伝えたいの5文字に乗せた、伝言歌。
色んな人へ伝えるために。そして、隼ちゃんへ。今までで1番の伝言歌だったのではないだろうか。

伝言歌終了後、意外とあっさりとハけて行った。もう終わり?ここまでやって??
その期待は、裏切りとして返ってくることなく、彼らはまたステージへと戻ってきた。
最後の最後は、雨天決行(第2楽章)。
今までのsumikaは残しつつ、これからのsumikaの想い、決意、そして形を見せてくれた。

3時間半、メドレーも全部カウントしたら実に40曲。
涙を隠すための悲し雨だった雨も、途中から嬉し雨に変わっていった気がした。個人的には、おそらく今年一、いやここ数年で1番のライブだったと思うし、それくらい伝説的な語り継がれるライブだったと思う。
観客として、この瞬間に立ち会えて、本当に良かった。こんなに泣いたライブはなかった。

どこまでも住処としていてくれるからこそ、少しお休みしてもいい、少し系統が変わっても良い。でもずっと居てくれる、そんな家みたいな存在だからこそ、10年愛されてきたのだろう。そしてこれからも愛されて行くのだろう。

ファンはどこまでもついて行く、だからこそいつまでも、どこででも居て欲しい、そしてその決意を感じる夜だった。

この10年、ファンが知らない悲しみや辛さがあったのだと思う。でも、それを乗り越えて、悲しみや辛さも一緒に楽しい曲へと落とし込んできたsumika。

今日歌わなかった曲もある、それくらいこの10年の歴史は厚みがある一方で、まだまだ旅の途中。
これからもっとすごい、素敵な景色を、ファンに見せてください。

取り止めもなくごめんなさい。
最後までありがとうございました。

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  • 2023/05/14 (日) 23:56

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