アルバム2枚のみのキャリアながら、最新作は全米No1を獲得している彼女。何をおいてもその高評価のヴォーカルがとても楽しみだったんだけど、1曲目が始まってみると、なんと声が伸びてこないではありませぬか。いきなり不安に襲われた次第なのだが2曲目からは無事に持ち直し、以降、終演までその声は常人の域を遥かに凌駕し続けたのでした。 今回のセットリストは過去2枚のアルバムからほぼ50/50で構成されていましたが、ジャズやボッサのアレンジが加えられるなどライブならではの趣向が凝らされ、その幅広いジャンルに歌声をいとも簡単にアジャストさせてしまう彼女の実力に、客席からどよめきのような感嘆の声が何度も聞かれたのはサスガの一言でした。ステージ上に体感してはじめてわかる迫力が満ち溢れ、今回は思い切って観にきて本当にヨカッタと心底実感。やはり気になるライブは「迷ったら行け！」ってコトですね。