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吉田拓郎 のライブレビュー (26件)

吉田拓郎

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フォーク/ニューミュージック

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吉田拓郎コンサート2019 -Live 73 years-

2019/06/04 (火) 18:30開演 @ 東京国際フォーラム ホールA(東京都)

ゲストさん

「吉田拓郎という神様」 もしかしたら最後になるかもしれない、という吉田拓郎さんのlive73year'sコンサートに行ってきた。予想通りのコンサートだったと思う。歌ってほしいという歌をあえて歌わず…ほんとにみんなが歌ってほしいという歌は少なくて、たんたんとして、シュールな時間を、ちょっと複雑に過ごしてきた。 そんな不思議な時間が流れ続けた、東京国際フォーラムの2時間半だったように思う。 じつは2012年と14年、16年の東京国際フォーラムでの拓郎さんのコンサートにはすべて参加してきたが、今までとはなにかしら全く違っていたように私は感じた。そのコンサートの感想はいまだにうまく書けないでいる。 仏教では「天人五衰」という言葉がある。神様も衰える、というくらいの意味であろうか。 こう書いてしまうとファンに叱られるかもしれないし、私自身も悲しい気持ちになるが、「吉田拓郎という神様」も五衰の時期を迎えたのかもしれない。というか、吉田拓郎という神様はその五衰さえ、愉しんでいるというふうに理解すべきなのだと思った。そこが、なんとも、吉田拓郎はすごいなあと思うしかなかった。 次はない!とは言わなかった。音楽活動は続ける、ともいってくれて、「僕たちにはつねに未来がある」というメッセージが残されたように思う。正直、コンサートに集うファン達は私も含めて年代は高く、未来はないような人間達ばかりでなのであるけど(笑)。 だからこそ、シュールであまのじゃくな、「吉田拓郎という神様」の、拓郎らしい終え方なのかもしれないとも思ったのであった。ありがとう拓郎さん。 でも、お互いに、次があることを信じ、期待しているのである。

吉田拓郎コンサート2019 -Live 73 years-

2019/05/28 (火) 18:30開演 @ 宇都宮市文化会館 大ホール(栃木県)

ジンチョさん

ついにこの日が来たか。 人生で一番叶えたかった夢、 「父親と拓郎を観る」という夢。 今34才の私ですが、私が中学生の頃に、自分が学生時代に聴いていた音楽を古いカセットテープで聴かせてくれてた父親。 その影響で、別の中学校の先輩を好きになった時に『となりの町のお嬢さん』や『外は白い雪の夜』を聴きながらジーンとしてたのも今では笑える想い出。 テレビでLOVE LOVEあいしてるを一緒に見ながら、拓郎の唄や自分の昔話をしてくれた父親。 今こんなにも音楽が好きで、辛い時も唄を聴きながら一生懸命生きてこれたのも、当時の音楽をいろいろ聴かせてくれたおかげ。そんな中でも吉田拓郎という人物は、どこか私の中で特別な存在。拓郎の唄は父親との臍の緒。 ゴールデンウィークに思い切って「一緒に行ってくれないか」と父親を誘っていよいよ宇都宮へ。 2人して往年の名曲を期待して行ったので、そんな意味でいえば今回のセットリストは消化率は低かったけど、でもやっぱり一曲目を弾き語りスタイルで『今日までそして明日から』を始めた姿は「吉田拓郎!降臨!」といった感じでした。合間合間でやる往年の名曲には父親もテンションをあげてた様子。 当時所さんが「この唄私にください」といったやり取りも覚えていまして、カニバーサミー?だかに入っている所さんバージョンの『恋の歌』が好きでそこから知ったこの唄も、歌い出し始めたらとなりの父親は大拍手。私も「うぉー」なんて気持ちが高ぶって。 そしてなんといっても、私の人生のメインテーマソングにしている『流星』。昔はいろいろこだわってプライベートや仕事も取り組んでいたけど、様々な経験をすると、あの頃こだわっていたものがそれほどでもなく思えた時に、「確かなものなんて何もないんだな」という気持ちになり、そんな気持ちに寄り添ってくれたこの唄。そこから私の人生のメインテーマソングに(勝手にね笑)。 個人的には『I'm in love』はグッと来たし、『ともだち』も父親は興奮してたみたい。アンコールの『人生を語らず』もやっぱり最高。 2016年のライブアルバムから3年経ち、もうかなり衰えたかなと思っていたけど、でも未だに元気。『人生を語らず』の「とどかなぁーいものうぉーっ!」を生で味わえたのは最高でした。 そうそう、拓郎のライブは唄だけじゃなく、トークも味があって面白くていいんだよね。ちゃんとオチでピンスポット落とすしね笑 拓郎のMCは、ほんと、ミュージシャンのMCって感じが好きなんです。「こんな歌あったよね」っていいながら弾き語りで歌い始める姿は本当に音楽で楽しませようとするミュージシャンのMCって感じで好きなんです。 前回のツアーよりもエリアは拡大して、「北は宇都宮から南は名古屋まで」笑。まだまだ現役ですね!日帰りでいいなら仙台は無理ですか?笑 また生でお会いできる日を楽しみにしてます! 父親との最高の想い出。最高のひと時。 拓郎さん、ありがとうございました!

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